ジョナスは2000年に25才になる

劇場公開日:

解説

60年代後半に自己形成した8人の予言者たちの生活をスケッチ風に描く。製作はイヴ・ガセールとイヴ・ペイロ、監督はアラン・タネール、脚本はジョン・バージャーとアラン・タネール、撮影はレナート・ベルタ、音楽はジャン・マリー・セニアが担当。出演はジャン・リュック・ビドー、ミュウ・ミュウなど。

1976年製作/スイス・フランス合作
原題:Jonas qui aura 25 ans en l'an 2000
配給:欧日協会
劇場公開日:1984年11月20日

ストーリー

スイスの都市ジュネーヴの近郊。時代は紀元2000年から25年ほど前、マックス(ジャン・リュック・ビドー)は、68年5月革命の闘士だったが挫折し、未来は全体主義とファシズムの世界と悲観する。しかし彼は、シニカルではない。68年の記憶は彼を蘇らせる。マドレーヌ(ミリアム・ムジェール)は有能な女秘書。確実に収入を得ていた。彼女の関心はタントラであり、ほとんど狂信的でさえある。彼女はマックスと出会い、政治に目ざめる。マチュー(リュフュ)は、印刷工だが、サンジカリストで失業中。マチルド(ミリアム・ボワイエ)は28歳だが3人の子供がいて、4人目の息子ジョナスを生む。教育者である夫が失業している間、電気製品の工場で働く。彼女は母性の象徴であり疲れをいやすマッサージの専門家でもある。マルセル(ロジェ・ジャンドリー)は野菜栽培をし、自然や動物と共に生きている。排他的な生活だが、社会的秩序は彼にとっては無秩序でしかない。彼の妻マルグリット(ドミニク・ラブリエ)は、2児の母でマルセルと逆に政治的な発想を持ちその基本はエコロジーで、一方では占星術に興味をもつ。マルコ(ジャック・ドゥニ)は、高校の歴史の教師で、教え方が変っているためクビになる。シャルル老人(レイモン・ビュシェール)と出会い、次第に養老院の人々とのつながりを見出す。マリー(ミュウ・ミュウ)は、スーパーのレジ係で越境労働者、つまり住居はフランス側で仕事はスイスでしている。彼女は気まぐれにレジの計算をごまかして客にサービスし、マルコと知り合うが、やがてバレてつかまり刑務所に入れられたりする。彼女は同じアパートに住む元国鉄の機関車の運転手シャルルと父娘のように暮らしている……。

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