ジキルとハイド(1988)

劇場公開日:

解説

1908年以来何度も映画化されたホラーの定番『ジキル博士とハイド氏』に新解釈をほどこした官能的恐怖映画。監督は、CF界出身でフランス生まれの新鋭ジェラール・キコアーヌ。美術を、ファッション誌編集者から転身しリドリー・スコットらと仕事をしてきたフランス出身のジャン・チャールズ・デデューが担当。主演は「クライム・オブ・パッション」などのアンソニー・パーキンス。共演はグリニス・バーバー。ほかに、舞台出身の新人サラ・ミューア・ソープ、TV出身のベン・コールなどが出演。

1988年製作/イギリス
原題:Dr.Jekyll & Mr.Hyde Edge of Sanity
配給:ヘラルド
劇場公開日:1989年9月15日

ストーリー

1888年、ロンドンの高名な医師ジキル博士(アンソニー・パーキンス)は、自ら開発した麻酔薬を実験中に吸い込んでしまい別人ハイドに変身する。彼は少年時代の性的トラウマを抱えており、その傷を癒すように次々と娼婦に襲いかかった。トラウマの元となった女性にそっくりの女スザンナ(サラ・ミューア・ソープ)に会った彼は、薬を使って変身し変態的セックス・プレイにのめりこんでいく。妻のエリザベス(グリニス・バーバー)には、夢遊病患者ハイドの治療のため夜も病院に出ているとごまかしていた。やがてハイドの人格が日中のジキルに現れるようになる。スコットランド・ヤードのニューカム警部(レイ・ジュワーズ)の捜査の手が伸びてきた頃、ジキルは妻の前で薬なしにハイドへ変身してしまった。唖然とする妻を残し、ジキル=ハイドは嵐の中に消えていく。

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