恋におちて

劇場公開日:

解説

ニューヨークを舞台に互いに夫、妻をもつ男女の愛を描く。製作はマーヴィン・ワース、監督は「告白」のウール・グロスバード、脚本はマイケル・クリストファー、撮影はピーター・サシツキー、音楽はデーヴ・グルーシン、編集はマイケル・カーンが担当。出演はロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ、ハーヴェイ・カイテル、ジェーン・カツマレク、ジョージ・マーティンなど。日本版字幕は戸田奈津子。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1984年作品。

1984年製作/アメリカ
原題:Falling in Love
配給:ユニヴァーサル映画
劇場公開日:1985年3月21日

ストーリー

ニューヨーク郊外のウエストチェスターから通勤者たちを乗せた満員の列車に、モリー・ギルモア(メリル・ストリープ)がアーズレイ駅から乗り合わせていた。もう1人、フランク・ラフティス(ロバート・デ・ニーロ)が、ダブス・フェリー駅から乗った。モリーはグラフィック・アーチストで、重病に瀕している父のジョン(ジョージ・マーティン)を看病するために、マンハッタンに通っていた。夫のブライアン(デイヴィッド・クレノン)は医者として成功していたが、モリーとの夫婦生活は順調とはいえない。一方、フランクは建築技師で、妻のアン(ジェーン・カツマレク)と息子たち(ウィリー・アール、ジェシー・ブラッドフィード)に対して変わらぬ愛情を捧げていた。通勤電車が、グランド・セントラル駅に到着し、フランクもモリーも、それぞれの目的を終えると、クリスマス・プレゼントを買うために有名なリゾート書店に足を向けた。買物を終えた2人は身体がぶつかり、買物包を床にまき散らしてしまった。お互いの包みを拾って、笑いながら別れた二人だったが、家に帰って包みを開いて、それが相手のものであることに気づいた。モリーとフランクは、通勤電車の中で、偶然に再会した。クリスマスの時のヘマを互いに笑う2人。そのまま別れたが、互いに心に残るものを感じていた。その夜、ウエストチェスターへ帰る通勤列車の中で、フランクはモリーを探し回り、ようやく彼女を見つけ、これからは、いつも同じ列車に乗ろうと提案した。翌日も朝の列車で乗り合わせた2人は、ランチもいっしょに食べることになった。それからというもの、2人はデートを重ねた。しかし、あくまで精神的なもので、お互いの身の上話しなどが中心であった。やがて、2人の想いは、だんだん抑えきれないものになっていった。フランクはテキサス州のヒューストンに1年間出張する仕事を依頼され迷っていた。モリーは、父親の病状も夫との家庭生活も悪化していた。そんな中、フランクは、2人のためにマンハッタンにアパートを借りた。しかし、モリーは、フランクと体を重ねることができない。2人は押し黙ったまま家路についた。その日、モリーは、父の死の知らせを聞いた。一方、アンは、フランクのよそよそしい態度に感づき、問い正した。モリーとの関係を白状すると、アンは、フランクのもとを去った。フランクがヒューストンに立つ日、モリーに電話するが、夫のブライアンが阻み、フランクは1人で出発する。それから1年、またクリスマスの季節がやってきた。運命に操られるかのように、2人は、あのリゾート書店で再会するのだった。

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映画レビュー

4.5大人の純愛‼️

2023年11月11日
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泣ける

悲しい

幸せ

不倫の映画といえばデヴィッド・リーン監督の「逢びき」やウォン・カーウァイ監督の「花様年華」という名作がありますが、今作もかなりの秀作だと思います‼️若きデ・ニーロとメリル・ストリープ、その優しさと微笑ましさあふれる佇まい‼️ホント理想のカップルですよね‼️不倫はイケナイ事だとは思うけど、結ばれてほしい、幸せになってほしいと思わせてくれます‼️今作は露骨なラブシーンや、ドロドロとした修羅場シーンも一切なく、あくまで主演2人の確かな演技力で静かに燃え上がるような恋を魅せてくれます‼️ニューヨークの書店での出逢いから、通勤列車での再会を経て、互いに惹かれ合っていく2人の自然体の姿がホント素敵なんです‼️親友のハーヴェイ・カイテルの部屋で2人きりになるも結ばれる事はなく、デ・ニーロが奥さんから喰らう痛そうなビンタ、メリル・ストリープの夫が「もう電話をかけてくるな」とデニーロに言い放つシーンなんかも印象に残ってます‼️そしてラスト、かつての2人にとって大事なデートの場所だった列車の中。乗客をかき分け近づいてくるデ・ニーロと、それに気づいたメリル・ストリープの表情‼️全てを悟った2人は熱い抱擁を交わす‼️お幸せに‼️

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活動写真愛好家

4.0【伴侶と子供ある男女が、クリスマスの書店での出会いから偶然の重なりにより通勤列車で恋に芽生える姿を描いた作品。一線を越えない大人の恋の関係を名優ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが演じた作品。】

2023年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

3.5美男美女

2023年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ロバートデニーロがかっこよすぎて...眉間に皺寄せた真剣な顔もクシャクシャに笑った顔も、やばい素敵すぎる。メリル・ストリープもまあ美しいこと...。不倫はダメってわかっちゃいるけど止められない、会いたくて仕方ない、揺れ動く気持ちを2人が見事に演じていて○。

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Ran

3.5懐かしい・・・運命のふたり

2022年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「運命の赤い糸で結ばれた2人」と日本では古くからの言い伝えにあります。
「ツインレイ=運命の人」
つまり「自分の魂の片割れ」が必ずいて、その人に巡り会う旅が人生なのだと。

モリー(メリル・・ストリープ)とフランク(ロバート・デニーロ)は、
クリスマス・イヴの夕方、リゾーリ書店で荷物を落として、
ふたりは本を取り違えてしまいます。
そして3ヶ月後。
通勤列車の中でフランクはモリーを偶然見かける。
挨拶を交わす2人。
2人の心にお互いが深く刻まれる。
互いに幸福な家庭を持つふたり。
しかし引きつけ合う引力は強くて、片時も相手を思わずにはいられない。
不倫というより節度ある《純愛》です。
電話をしあい、時間を作ってデートをするふたり。
いつか、フランクは妻に、モリーは夫に気付かれてしまいます。
そしてフランクは昇進の誘いを受けてヒューストンに移転することに。
必死の電話をかけるフランク。
「一目、逢いたい!」
しかし運命は2人に試練を与えて・・・
切なかったです、心が引き裂かれるようでした。
「運命の2人」が一周遅れで出会ったようで・・・。

この映画の公開が1984年。
日本ではドラマ「金曜日の妻たちⅢ恋におちて」がブームになり、
小林明子の歌うテーマ曲「恋におちて Fall in love 」が大ヒットしました。
(蛇足ながら、「恋におちて Fall in love 」の弾き語りを真似してた記憶があります、笑)

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琥珀糖
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