掟(1990)

劇場公開日:

解説

共同体の掟を破った若者が陥る悲劇を、アフリカの国土の中に叙事詩的なスタイルで描く'90年カンヌ映画祭グランプリ受賞作。エグゼキュティヴ・プロデューサーはベアトリス・コルク、製作・監督・脚本は「ヤーバ」のイドリッサ・ウエドラオゴ、撮影はジャン・モンシニーとピエール・ローラン・シュニュー、音楽はアブドゥーラ・イブラヒムが担当。出演者はラスマネ・ウェドラオゴら全て素人を起用。

1990年製作/ブルキナファソ・スイス・フランス合作
原題:Tilai
配給:シネセゾン
劇場公開日:1991年3月16日

ストーリー

サガ(ラスマネ・ウェドラオゴ)が二年ぶりに村に戻ってみると、許嫁のノグマ(イナ・シセ)は父の第二夫人となっていた。深く傷つき、村のはずれで一人暮らしを始めるサガ。しかし未だに彼を愛するノグマは妹クルガ(ルキエトゥー・バリー)の手引きで、秘かにサガと逢瀬を重ねるようになる。が、それは村の掟を破ることを意味し、サガは死の裁きを受ねばならなかった。しかし彼を殺す役目を負った弟クグリは、小屋を燃やしただけで兄を逃がす。ノグマの父は不名誉を恥じて自殺し、クグリもまた掟に背いた罪の意識に苦しむ。そんな中、クグリの口からサガが生きていることを知ったノグマは彼のもとへ走る。サガの叔母の村で二人だけの生活を始め、ノグマのお腹には子供が……。しかし幸福も束の間、サガの母の危篤の知らせがもたらされ、彼は行く手に裁きの手があることを知りながら、村へ舞い戻る。母の葬儀の場に駆けつけたもののサガはクグリに撃たれるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第43回 カンヌ国際映画祭(1990年)

受賞

コンペティション部門
グランプリ イドリッサ・ウエドラオゴ

出品

コンペティション部門
出品作品 イドリッサ・ウエドラオゴ
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