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原作を愛する翻訳家×作家×文芸評論家、映画化された「誘拐の掟」に太鼓判

2015年5月17日 14:50

映画を絶賛した田口俊樹氏、堂場瞬一氏、杉江松恋氏「誘拐の掟」

映画を絶賛した田口俊樹氏、堂場瞬一氏、杉江松恋氏
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[映画.com ニュース] リーアム・ニーソンの主演最新作「誘拐の掟」の公開を記念し5月16日、東京・下北沢の書店「本屋B&B」でトークイベントが行われた。原作の「獣たちの墓」を翻訳した翻訳家の田口俊樹氏、原作者ローレンス・ブロックの大ファンである作家の堂場瞬一氏、ミステリーの書評を数多く手がける文芸評論家の杉江松恋氏が出席し、原作愛読者の視点から映画「誘拐の掟」に太鼓判を押した。

元ニューヨーク市警の酔いどれ探偵マット・スカダーを主人公にした、人気シリーズの第10作にあたるミステリー小説「獣たちの墓」を映画化。ニーソン演じるスカダーが、ニューヨークを恐怖に陥れる連続誘拐殺人事件の犯人探しを依頼されるなか、新たな少女誘拐事件が発生し、交渉不可能と思われる相手と対峙する。

田口氏は「ひと言で魅力を表せば、渋い」と語り、「映画を見て、気づくのはスカダーがよく歩いているということ。マンハッタンはそれほど広い場所ではありませんから。何より、この映画はリーアム・ニーソンに尽きます」と断言。今後、映画化されるなら1990年発表の「墓場への切符」を推すといい、「初めて知ったけど、今や彼はアクションスターなんですね。だとすれば、この小説が一番アクションの要素があって、今のリーアムに向いている」と論じた。

一方、堂場氏は「スピード感が映画ならではの良さになっている。原作シリーズは『八百万の死にざま』(82年発表)以降、結構分厚いので」。さらに「舞台になった1999年のニューヨークの薄どんよりした空気をうまく再現している」と映画の魅力を熱弁。杉江氏も舞台となった99年に言及し「要は携帯電話が普及していない時代。公衆電話ありきの設定なので、現代との違いを見てほしい。それと2001年になくなったあるものが登場します。言うまでもなく、同時多発テロで破壊された建物ですが、ぜひ映画で確認してほしい」と話していた。

誘拐の掟」は5月30日公開。

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