劇場公開日 2003年1月18日

壬生義士伝のレビュー・感想・評価

全38件中、21~38件目を表示

4.0人間臭さがいい

2020年1月13日
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泣ける

幸せ

新撰組というとキラキラしたイメージがあるけれど、この主人公は筋を通しながらも現実的で泥臭く人間的で興味が持てた。
貧しさ、素朴さ、道義、自然、といった日本を感じさせる要素がたっぷりで好きなテーマ。
最後の方は引っ張りすぎで少し興醒め。まるで中井貴一の朗読番組を観ているかのような…。

あの時お握りを何故食べなかったのだろう、ということが意外に気になる。

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あま・おと

4.0斎藤一は竹中直人のほうが良かったかも。

2019年10月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

テレ東で以前渡辺謙主演でドラマ化しており、そちらと見比べるのも面白い。
中井貴一の南部弁もこれまたいい味を出している。が、斎藤一は竹中直人のほうがいいかなぁ。

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さすまー

2.5作り手が下手くそ

tさん
2019年7月29日
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うーん・・・物語的には良い題材ですけど・・・映画の方は微妙。なんか、雰囲気的にこれと似た映画あったなぁ・・・そうそう、永遠の0みたいな感じ?あの映画のダメな点が、そのままこの映画にも当てはまると思った。

色々と詰め込みすぎ、という一言に集約される。何も印象に残らない。薄い。殺陣も映像も、特別凄いわけではない。作り手の熱意が全く伝わってこない。作り手の皆さん。あなた方は観客に何を観せたいの?観客にどんな体験をして欲しいの?全くわかりませんでした。

吉村貫一郎の見せ方が下手すぎ。なんとなーく、良い人、家族が大事、イクメン、お殿様に忠誠を尽くす、故郷が好きらしい。そう。どこにでもいるような感じの普通の人。
こういう普通の人を、いかにして魅力的な人物にするか?が作り手の手腕の見せ所なのに、、、なんの工夫もなく、本当に単に普通の人でしかない。
でもまぁ、これが日本人的なんだよね。結局のところ、作り手には主張も何も無いのだろう。なんとなーく、撮っているだけなんだよね。

あと、ギャグがなさ過ぎる。全くないと言っても過言ではない。笑えない。吉村貫一郎のキャラ設定から言って、もっとギャグ入れるべきだし、彼を普通の人間として撮っているなら、なおさら笑い演出するべきでしょ。

アクションシーンにケチをつけるのは、予算の関係上できないことも多いので、そこを責めるのはかわいそうだから、責めない。

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t

5.0邦画で号泣した数少ない映画

2019年7月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

10年位前にレンタルで観賞。号泣しました。
レンタル期間の1週間で2回観ました。
これで、中井貴一は主演、佐藤浩市は助演でアカデミー賞取ったんじゃないだろうか。
この2人が対峙するとものすごいいい画になる。ただ数年後に、共演している「次郞長三国志」とかいう作品を観たのですが、ビックリする位つまらなかったです。
とは言うものの、2人ともいい俳優さんだと思います。

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星水松 愛菜

5.0素晴らしい映画でした。

2018年11月2日
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これほどまでに誠実で、暖かく、賢く、切ない役を演じられるのは中井貴一だけかもしれない。

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かなちゃん

2.5つまらなかった

新選組という幕末の武士の話。

つまらなかった。バトル シーンは迫力あったが、それ以外は つまらない。内容が冗長で薄い。3時間もある映画だが、後半は締まりがなく、どうでもいい話が長々と続くだけ。しかも主人公のしゃべり方がダメなため、声が聞き取りにくい。唯一のおもしろかったシーンは、新選組が刀を持って、鉄砲隊に突っ込んで殺されまくるシーンだ(笑)。

そもそも、この映画を見ようとした きっかけは、浅田次郎の原作が「泣ける」と評判だったからだ。しかし、あからさまな「泣かしどころ」は存在したものの、そこで泣くことは できなかった。鉄道員も最低だったし、しょせんは浅田次郎ということか。もう この人の原作の商品は手をつけないことにしよう。時間の無駄だ。

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3.5命を賭けた出稼ぎ

2018年1月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

時代劇ってどうなの?と思ってた20代に観てすごく面白かった印象を持って久しぶりに観た。
面白かったのだけど、吉村の最期のダラダラとした語りはどうなんだろ?スパッと散っても良かったのではないか?と思ったが、全体的にはテンポ良く、新撰組の要所を締め栄枯盛衰をスピードを持って見せてくれた。

新撰組をヒーローのように見せるのではなく、斎藤一目線の隊士を馬鹿にした語り口も良かった。
僕には吉村貫一郎より斎藤一が魅力的で、ギラギラした若者がおじいさんになった落ち着いた雰囲気で礼儀正しくいるのも、彼の中に吉村が生きてるようでとても良かった。

命を賭けた出稼ぎだけど、吉村家族がそんなに貧乏に見えなかったのが、何のために吉村はこんな命を張ってるわけ?と戸惑いはあった。
吉村と斎藤の友情は今見ても胸が熱くなりました。

時代劇苦手な方にこそ観て欲しい作品。

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奥嶋ひろまさ

4.0味のある人

2017年12月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

このときの山田辰夫さんがいいんですよね。
最初は主人公にイライラするんですが、そのワケがわかってくると、なんか切なくなるんですよね。

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前田壮一

4.0男同士の魂の共鳴

2017年9月22日
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二人の男が心の深い所で繋がってる、友情というより、音叉で耳に聞こえない音で共鳴し合っているような、繋がりを感じさせるようなところが好きです。

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ルービックキューブ

5.0とても感動します

2017年1月7日
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泣ける

中井貴一さんと佐藤浩一さんの演技もとても上手くてこの映画をきっかけにお二人が出る映画を観るようになりました
久石譲さんのBGMがとても合っていてそれを聞くだけで涙腺が緩んでしまうくらいいい映画です

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けい@音楽人

3.0新撰組外伝?

2015年11月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

だって沖田総司が堺雅人♡
ま、いいか…

現代(といっても明治末)の回顧から始まるのがめんどくさい(´Д`

盛岡から脱藩してきた田舎侍の中井貴一の様子(佇まい・方言)と
慈悲深い盛岡の殿様、三宅裕司の演技がいつになく真剣でよかった

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mamagamasako

1.5想像してたのとは違うかな

2015年11月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

終始盛り上がりにかける映画だったかなと。

幕末というと刀と刀のぶつかり合いで血なまぐささがあって、その中にも武士の浪漫みたいなのがあるのが醍醐味だったりするもんですが、こちらの映画はこういった要素はなかったかな。

なんで個人的には物足りない感じがしました。

新撰組は好きなだけに、もうちょっと血の気のあるガチガチな感じの世界観を出して欲しかったですかね。

中井貴一はとってもいい役者さんだなとは改めて思いましたが。

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かまーちょ

4.5作り方がうまい

2015年6月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

ただ、なんかいろいろ中途半端な感じです。

主人公の生き方は素晴らしいと思いました。最後は感動しました。観て損はない映画です。中井貴一が最高の演技してます。

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ローランド山

2.0話は良さそうなのだけど

2015年4月29日
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鑑賞方法:VOD

単純

話は良さそうだし、画の作り方はとてもよかったように思う。
かっこいいがよくわかっている。
しかしながら、こんなに多弁でいいの?
何でもかんでもモノローグやナレーションを入れることでごまかしているようにしか思えなかった。
それがドギツイ。
映画はもっと寡黙であるべきだ。
台詞やなんかですべてが台無し。
感動してください。感動してくださいと言われているような気持ちになって途中で見るのを断念した。

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lotis1040

3.5武士とはプライド高き生き物

2013年10月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

映画評価:65点
ポイント:[家族愛][信念][武士道]

私は根っからの新撰組のファンです

世の中の新撰組作品は、近藤局長や土方、沖田に斉藤一の様な豪華な主人公が多く、丞や鴨等の外目線も存在する

が、今回の様な誰だか分からない下級志士の半生を描くのは珍しい

新撰組の上級層は、野心のため、国のため、幕府のためと殺気立っているが、主人公の様な下級層は家族のためなのだろう

金が必要だから切る

そんな下級武士にもプライドがあり、武士道がある、それを感じさせてくれる素晴らしい作品でした。

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まぁと@名作探検家

4.0骨太な作品

2013年10月7日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

悲しい

幕末で新撰組と、王道をいく作品なのかなと思いきや、斉藤一に絡む吉村貫一郎という地方武士の物語。浅田次郎原作だけあって、貧しい家族のため脱藩し、小銭を稼ぐ生活が泣ける。そんな中でも、武士としての誇りを失わず、見事な最期を迎える。中井貴一がうまい。佐藤浩市もさすが。

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ガク

4.5小さな人物を描ききる物語と演出の良さ

2013年3月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

難しい

総合:85点
ストーリー: 90
キャスト: 75
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 70

 動乱の時代に血生臭い組織において、たくさんの有名な英雄がいたのに、無名の人物のとても小さな物語が描かれている。こういう物語は話が多くの有名人の影に隠れて話が小さくなりすぎて退屈になるものもよくあるのだが、演出と物語がうまく調和していて魅力のある展開になっていた。何よりも家族を大切にして、それを守るためにはこの時代では時に命よりも大切とされていた名誉を傷つけ、命を懸けて家族のために働く。もちろん新撰組にいる以上は武士としての生き方を無視することも出来ず、結局そのためにまた命を懸けることにもなる。そんな中井貴一演じる吉村貫一郎の生き様に引き込まれた。
 脇役の登場人物の配役には満足したとは言い難い。例えば斉藤一が身請けした醜女役がすっきりした上品な美人顔の中谷美紀では、いったいどこが醜女なのかというのがあってのめり込めない。あまり美人じゃないけど不幸の影を背負った情け深い女優の配役は他になかったのだろうか。吉村貫一郎の家庭が困窮しているというのも実感がない。女房役の夏川結衣も同様に、所帯じみて貧乏に四苦八苦してるという雰囲気がない。もっとぼろぼろの服着て汚れたやつれた顔していないと、自殺を図るまで追い詰められている印象を受けない。基本的に女優を女優として綺麗に撮影しようとしてすぎていて、妾や貧乏武士の女房を撮影しようとしていない。
 それと剣術についても、場面によっては戦闘慣れした新撰組という割にはちょっと素人くささの残る及び腰なものに見えてしまったので、もう少し技術や凄みを出してほしい。

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Cape God

5.0『おくりびと』同様に、セリフをセーブし、間をとって表情の変化だけで感情を表現する演出がなされておりました。それに合わせたカメラアングルやカット割りで見るものをぐいぐいと画面に引き込んでいきます。

2009年4月17日
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鑑賞方法:映画館

 MOVIXのワンコイン上映でやっていたので見ました。
 何年か前にレンタルで見た記憶もあったのですが、『おくりびと』の滝田監督作品と言うことを念頭に置きながら、演出方法や画作りを中心に見ていったので、ビデオで見たのときは、全然違って見えましたね。

 作品は、一見新撰組の話かと思いきや、そのなかの隊士吉村貫一郎の生き様に強烈に語りかけた作品でした。
 今見ると『おくりびと』同様に、セリフをセーブし、間をとって表情の変化だけで登場人物の感情を表現する演出がなされておりました。それに合わせたカメラアングルやカット割りで見るものをぐいぐいと画面に引き込んでいきます。特に泣かせるシーンの作り方が上手すぎて、何度も涙をぽろぽろこぼす羽目になりました。
 やはり滝田監督は、ずっと前から天才だったのですね。名優中井貴一のポテンシャルを極限まで絞り出すような演出でした。

 その中田が演じる吉村貫一郎の面白いところは、剣の腕は立つのに惚けたお人好しの田舎侍で通すところ。この物語は明治以降も生き延びた斎藤一が、吉村の義理の息子に語っている形で進行しているのですが、その斉藤が余りのうざったさに、辻斬りにしようと襲ったほどのものだったのです。
 さらに金には強欲。近藤隊長に給金についていちいち駆け引きする始末。武士にあるまじき欲深さでした。
 しかし、一度剣を交えれば、剣豪に豹変。そして武士の義において、見かけとは違って頑なに徳川幕府に忠義を貫こうとしたのです。
 この二面性を巧みに演じ分けている中田の演技が素晴らしい!
 圧巻は、ラストに切腹を覚悟するシーン、約10分に及ぶ自問自答により、家族に対し先に死んでいく許しを請う一人芝居には、画面に引き付けられました。

 当初吉村を人一倍嫌っていた斉藤は、義に熱い彼の本性をとことん惚れ込んで行きます。反発しながらも、唯一無二の存在になっていく吉村と斉藤との関係の描き方も良かったですね。
 斉藤の話を聞いていた吉村の義理の息子が、吉村の最期を語ったとき、思わず涙ぐむ斉藤に感動しました。あれほど家族のために逃げろ、生きろと言って聞かせたのに、無念であったのでしょう。一匹狼の斎藤一を真に理解し得たのは、生涯で吉村ただ一人であったろうと思います。ニヒルな斎藤を演じた佐藤浩市もドンピシャでした。

 そして吉村が脱藩せざるを得なかった経緯も感涙もの。愛する妻とのなれそめ。貧しい生活に襲いかかる飢饉。家族の口減らしのために身もごった子供ごと入水自殺使用とする妻を前にして、脱藩を決意し、心を鬼にして子らと別れるシーンが涙を誘いました。
 滝田監督は、特に家族の絆を描くのが上手い監督ですね。

 かつての親友であり今は南部藩の差配役となり、吉村に断腸の思いで切腹を命じるった大野次郎右衛門を三宅裕司の演技も良かったです。

 金のためには、どんな汚い仕事も引き受けた吉村ではありましたが、根底の部分では、頑なに南部藩士としての名誉を守り抜きました。そのまっすぐな生き様は、息子まで徹底していたのです。きっと彼の生き方に、深く共感されることでしょう。

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流山の小地蔵