壬生義士伝のレビュー・感想・評価
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人生で初めて泣いた映画
学生の時に一時期新選組にハマっていたことがあり、その時に公開された映画で当時映画館に観に行きました。
とにかく最後は号泣でした。
人生で映画で泣いたのはこの映画が初めてだったので、印象に残っています。
主演の中井貴一さんの演技はさすがでした。
この映画がきっかけで、中井貴一さんのファンにもなりました。
久しぶりにまた観たいなと思います。
中井貴一が素晴らしい
原作も読んで、テレビ版も見ました。
原作からのイメージでは映画の中井貴一さん演じる
主役像が一番近かったように感じます。
実は武士としても人としても高い誇りを持っている人間が
家族のために
卑屈ともとれそうなほどお金の催促をする、
その葛藤を自分にごまかすようななんともいえない笑み。
素晴らしい演技でした。
ただ映画の後半はやたらと泣かせようとしてる流れなのか
独り言の場面も長すぎるし
少し残念な演出でした。
全体として悪くはないんだけれども・・・。
中井のキャラクターが素晴らしかった。夏川さんも良かった。晩年の佐藤...
中井のキャラクターが素晴らしかった。夏川さんも良かった。晩年の佐藤も。家族思いの優しさと、義を貫く厳しさの両方があることが稀有。役者としても。盛岡弁の優しい語り口も素晴らしい。ただ、やはり2枚目ではない。
いまいち、なんでこの道を取らなくてはならなかったのか、よくわからなかった。貧乏だから、新選組に入って金稼ぐしかなかったという話か?
家族を愛する吉村貫一郎の生き様から目が離せない。中井貴一の名演が光...
家族を愛する吉村貫一郎の生き様から目が離せない。中井貴一の名演が光る。終盤の独演は見事だった。見事すぎて、以後の顛末が蛇足に感じられてしまった。嫁と二男はどうなった?(笑)
佐藤浩市も今作は良かったが私的には二世対決は中井貴一の圧勝。三宅裕司はややミスキャストか(笑)
しかし、よくよく考えれば、大事な家族もただですまぬ重罪の脱藩など選ぶ?もうちょっと他の稼ぎ方があったろうに。
まあ、よき作品。おもさげなござんす。
戦争の予感が迫るなか、どのように生きるのかを考えさせられる映画でした
号泣しました
愛と命と誇りをかけた男の生き方
それが義なのでしょう
ウクライナの戦争、北朝鮮のミサイル
日本も戦争から無関係ではなくなりつつあるように思います
そんななかでどのように生きるのかを考えさせられる映画でした
配役が見事です
特に新撰組の幹部は説明も台詞も無くても一目で誰が誰だかが分かります
違和感のある配役は誰もいません
特に、堺雅人が演じた沖田総司は飛び抜けてはまっています
今までにみた最高の沖田総司だと思いました
新撰組の剣戟の迫力も素晴らしい映像でした
壬生とはもちろん京都の地名
紅葉で有名な嵐山からなら嵐電の市内方面の終点四条大宮駅、または河原町駅から阪急京都線で二駅の大宮駅から西に徒歩10分くらいの辺り
JR 丹波口駅なら北に徒歩10分強の辺りになります
そこに冒頭にでてきた新撰組の屯所があったのです
「新選組発祥の地 壬生屯所旧跡 八木家」として京都市指定有形文化財になっており、見学可能です
そこから南に20分程歩くと、超有名な郭街の島原です
いまでは普通の住宅街で僅かな痕跡が残るのみです
それでも島原の大門、揚屋の角屋、置屋の輪違屋の建物が残っており、見学も可能です
その角屋が、本作の序盤の宴会の場所であったと思われるところです
夜の雨中、斎藤一が吉村貫一郎をいきなり斬りつけるのは、その角屋から屯所への帰り道
おそらくJR 丹波口駅辺りであろうと思います
本作を観て感動されたなら、壬生、島原の散策がお薦めです
近年、島原の立派な料理旅館がリノベーションされて、そこの大浴場がスーパー銭湯として一般にも利用できるようになっています
和食レストランもありますから、散策のあと湯に浸かって汗を流してさっぱりして、食事と酒を召し上がりながら本作のことを思い返すと感動も新たにより深いものになること間違いなしと思います
監督のやる気の無さが出てる
やる気がなくても食べるためには仕方ありませんね。
これは中島丈博氏の作品ですから。
テレビドラマ(みたいな)の脚本で中島節と言える泣かせるシーンを随所随所に配置して盛り上がりをつけています。
つけ過ぎてどこが見せたい山場なのかさっぱり分かりません。多分全部でしょう。
きっと監督はもっと短くしたかったにありません。
短くしたいが切れない脚本でどうにかしようと頑張っています。
やる気がないのに頑張って作って、やる気のある作品の資金を稼いでる、そんな映画です。
素晴らしい。
是非皆さんは星5を付けてください。私は3が限界です。
こういう義にあつい人の多くが命を散らしたのだろうな
原作を昔読んだがほとんど覚えてない。
印象に残ったのは、中井貴一と佐藤浩市の演技だね。
佐藤浩市は本人そのままかと思うし、中井貴一は役柄になりきってる。
方向性は違えど、2人とも名優だろう。
余分なシーン、セリフを省いて、観客に余韻に浸らせる作り方の方がよかったと思う。
素人意見ですが。
新撰組ものは好きなので、観てよかった。
気に入ったセリフ
「ととは地獄も極楽も行かねぞ、お前らのそばにいつもいる」
義とは
時々何を言ってるか聞き取れないけど、南部盛岡のことばがあたたかい。ほぼ回想オン回想で語られる、幕末を家族のために精一杯生きた武士の物語。
幕末、はっきり言って、ぐちゃぐちゃな世の中だと思う。それでも、そんな中で生きていくしかない。何を支えにするか。吉村の場合は義なのだろう。義とは、利害を捨てて、人道、公共のために尽くすこと。そうは言っても、なかなかその通りにできぬのが世の常。吉村は心が強い。
無名の人々が、生きて死んで、その記憶が積もって歴史になる。自分もその一片。
テレ東放送の録画で。
ながやす巧の功績
2時間半近くの長編映画であったが、最後の最後迄緊張感溢れる画面が続く。後にながやす巧が劇画化するこの原作は、個人的にはながやすの迫力ある画力に触れなければこの映画を見てみようとは思わなかったであろう。舞台となる時代も登場人物も正直地味なスポットで、この方面に特別思い入れが無ければ、まず見る事の無い世界であった。そんな自分がこれほど惹き付けられた作品であったと言うことは大いに他の誰にでもお薦めすべき作品と言うことである。この作品で光の当たった土地とそこの人々そして時代が我が事のように目の前に甦る作品であった。
原作は浅田次郎。 「鉄道員(ぽっぽや)」が個人的には好きではない映画なのでちょっと心配だった。浅田次郎の原作は2つしか知らないが、 ほとんどが悲惨な話なのかなあ。
BSテレ東で映画「壬生義士伝」を見た。
劇場公開日 2003年1月18日
2002年製作/137分/日本
配給:松竹
滝田洋二郎47才
中井貴一41才
佐藤浩市42才
夏川結衣34才
中谷美紀26才
山田辰夫46才
堺雅人29才
原作は浅田次郎。
「鉄道員(ぽっぽや)」が個人的には好きではない映画なのでちょっと心配だった。
予備知識なしで見たので、
物語が新選組に関するものだということさえ知らなかった。
中井貴一は岩手県盛岡・南部藩出身の侍。
おっとりしたお国訛りから田舎くさい人物かと思われたが、
剣を握ればめっぽう強い。
文武両道のかっこいい人物で、
藩主の結婚相手であった夏川結衣を娶るほどのイケメンだった。
その人物がやがて剣では家族を養えなくなる。
妻が口減らしのために入水自殺を企てるありさまだった。
彼は脱藩し、新選組に志願して金銭を得ようとする。
理想と現実の乖離は大きく、中井貴一は落ち武者のように
命からがら京都から藩に逃げ帰る。
脱藩は大罪で、藩主には切腹を命ぜられる。
あれだけかっこよかった映画冒頭とは違い、
ラストは家族とも会うこともなく孤独に絶命する
中井貴一が哀れでならなかった。
浅田次郎の原作は2つしか知らないが、
ほとんどが悲惨な話なのかなあ。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
家族を愛し義のために身を捧げた貫一郎の壮絶な人生
中井貴一扮する南部盛岡出身吉村貫一郎は、土方が選んだ新選組新入隊員で剣術指南役になった。佐藤浩市扮する斉藤一からするとしゃくにさわる相手であった。貫一郎は、貧乏ゆえ金を稼ぐために脱藩したのであった。
家族を愛し送金する事を目的に義のために尊王攘夷に身を捧げた貫一郎の壮絶な人生を見事に描いた作品で数回観ているが、何度観ても心打たれ見応えを感じている。
伝わる男の生きざま
中井貴一と佐藤浩市、それまでの人生も目標も違う二人、本来なら摺りあうはずがないのになぜか重なり合い結びつく。この関係がすごく良い。二人の役者がそれぞれの役にぴったりはまっていて、他の役者では成り立たないと思わせる。ここが、この映画の素晴らしいところだと思う。
南部藩に残る少年時代の親友、三宅裕司がそこかしこに登場して、単調にならない引き立てになっている。彼の役柄なくして、この作品は成り立たなかったかな。
いい〜映画です
3回目の小説を読み終えて、そういえば映画も観てみたいと思ってWEBレンタルで自宅で鑑賞しました。
映画も小説の雰囲気を大事にして、うまく作られていました!
自分もこんなに一生懸命生きてみたいと思います!〔無理だけど…〕でもせめて、仕事とか何にしろ小さな事でクヨクヨしないようにしたいと思います‼️
原作読まずに観るならいいかも
原作が好きすぎるので、映画はダメでした。
原作の中で好きだったシーンが皆無
かなり長い小説を2時間ぐらいにするから仕方ないけど、
原作とは全く別モノ
原作好きな人は期待して観てはいけない。
人間臭さがいい
新撰組というとキラキラしたイメージがあるけれど、この主人公は筋を通しながらも現実的で泥臭く人間的で興味が持てた。
貧しさ、素朴さ、道義、自然、といった日本を感じさせる要素がたっぷりで好きなテーマ。
最後の方は引っ張りすぎで少し興醒め。まるで中井貴一の朗読番組を観ているかのような…。
あの時お握りを何故食べなかったのだろう、ということが意外に気になる。
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