劇場公開日 2003年1月18日

「原作は浅田次郎。 「鉄道員(ぽっぽや)」が個人的には好きではない映画なのでちょっと心配だった。浅田次郎の原作は2つしか知らないが、 ほとんどが悲惨な話なのかなあ。」壬生義士伝 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0原作は浅田次郎。 「鉄道員(ぽっぽや)」が個人的には好きではない映画なのでちょっと心配だった。浅田次郎の原作は2つしか知らないが、 ほとんどが悲惨な話なのかなあ。

2021年4月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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BSテレ東で映画「壬生義士伝」を見た。

劇場公開日 2003年1月18日

2002年製作/137分/日本
配給:松竹

滝田洋二郎47才
中井貴一41才
佐藤浩市42才
夏川結衣34才
中谷美紀26才
山田辰夫46才
堺雅人29才

原作は浅田次郎。
「鉄道員(ぽっぽや)」が個人的には好きではない映画なのでちょっと心配だった。

予備知識なしで見たので、
物語が新選組に関するものだということさえ知らなかった。

中井貴一は岩手県盛岡・南部藩出身の侍。
おっとりしたお国訛りから田舎くさい人物かと思われたが、
剣を握ればめっぽう強い。

文武両道のかっこいい人物で、
藩主の結婚相手であった夏川結衣を娶るほどのイケメンだった。

その人物がやがて剣では家族を養えなくなる。
妻が口減らしのために入水自殺を企てるありさまだった。

彼は脱藩し、新選組に志願して金銭を得ようとする。

理想と現実の乖離は大きく、中井貴一は落ち武者のように
命からがら京都から藩に逃げ帰る。
脱藩は大罪で、藩主には切腹を命ぜられる。

あれだけかっこよかった映画冒頭とは違い、
ラストは家族とも会うこともなく孤独に絶命する
中井貴一が哀れでならなかった。

浅田次郎の原作は2つしか知らないが、
ほとんどが悲惨な話なのかなあ。

満足度は5点満点で3点☆☆☆です。

ドン・チャック