クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件のレビュー・感想・評価

クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件

劇場公開日 2017年3月11日
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20年を経てなお鮮烈

学生のころ、17インチのブラウン管テレビでみたこの作品、3倍速で録画したVHSビデオテープは、最初に勤めた会社の寮の倉庫に放ってきたこの作品を、20年以上経ていま再び、映画館で、4Kデジタルリマスター、オリジナルの4時間版でみることができるなんて、当然ながら想像したこともなかった。歳はとってみるものだとつくづく思う。
いまあらためてみても鮮烈で、しかも懐かしいシーン、音、台詞の数々。「彼女の演技が自然だって? 映画で何を撮ってるんだよ?」エドワード・ヤンの矜持、覚悟、謙虚が映し取った、現実以上の感触。よみがえるってこういうことなんだ。

hideaqui
hideaquiさん / 2017年5月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
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変わる台湾

戦後の台湾。中国を抜けきれない外省人。
普通の中学生が、ちょっとしたことから、悪い方向に流されていく。どうしようもない、持て余した感情を、暴力・抗争で発散する。
誰も、信用出来なくなって、疑心暗鬼になっていく。
ただ、幼かったからなのか。

少女は、純粋無垢にも見え娼婦にも見える。ハニー、医者の息子、シャオスー(小四)男達は振り回されただけなのか、ここから抜け出したいという強い思い(病気の母親と二人暮らし、なおかつ住み込みの家政婦)が振り回したのか。

14才のチャンチェン、やはり魅力があるんだなー。
リトルプレスリーとの固い友情は心に残る。

panda
pandaさん / 2017年5月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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青春映画ってこうだよね

今の日本じゃ、こういう映画できないよな。

ドラゴンミズホ
ドラゴンミズホさん / 2017年5月10日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 萌える
  • 鑑賞方法:映画館
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1960年代外省人エリートの苦悩

1960年頃の台湾を舞台にした映画。この頃はまだ中国本土の共産党政権樹立と国民党の集団移住が記憶に新しい頃で、主人公の両親もいわゆる外省人の公務員。

主人公の少年、小四の中学受験失敗による親のわだかまり、夜間学級通学による不良たちとの付き合いを、ゆっくりと描いてゆく。途中の激しい展開にドキドキするが、それはあくまでも物語に厚みを増すための伏線。長い上映時間のほとんどは、じわじわとした青春群像劇。結局、タイトルにもなっている「殺人事件」も淡々と描かれ、観後感に置いていかれるエンディングでした。

この映画、1990年頃に、1960年頃の台湾を描いた映画です。1960年頃は日本も戦後復興期であり混乱の最中であっただろうが、台湾も国民党・外省人が大挙して押し寄せ社会階層が大きく変わる大混乱期だったかと。上海近郊出身の外省人公務員(当時の台湾のエリート層なのだろうか?)を父に持ち、自分は受験に失敗して夜学に行く中学生。この社会的立場はそうとう不安だったろうと思う。1960年の台湾の世相が気になる。

スクリーンに描かれるセット、小道具で日本統治の面影を多分に感じさせる。日本家屋、日本刀、短刀。日本が台湾を統治するためのインフラを国民党が利用したのか、日本家屋が外省人の住まいになっていて、日本人でもノスタルジーを感じる映像となっているところも興味深い。

くろかわポタリング研究所
くろかわポタリング研究所さん / 2017年5月6日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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傑作

舞台は国共内戦終結後10年がたった台湾で、外省人の大量流入と大陸反攻への絶望から、社会を閉塞感が覆っていた時代、少年達は不安の中で徒党を組むようになる。本作は小四(シャオスー)と小明(シャオミン)の恋愛を中心に据えながら、彼らを取り巻くグループの内部事情やグループ間の抗争、さらには親世代の葛藤を描き、その中で当時の台湾社会の矛盾を浮き彫りにしていく。

実際に起こったことを切り取ってそれを元に一つの世界を描けば、そこには現実世界さながらに多くのテーマを見出すことができる、この映画はまさにそういう映画。何しろ上映時間が長いのだが、多くは本筋の二人の恋愛とは直接の関わりがない。だが、重要でないシーンなどそういう意味では皆無に等しく、そのカットのそれぞれが作品世界を完成させている。カメラワークや光の使い方が全体的に硬質な雰囲気をもたらしていてそれがさらなるリアリティを付加している。

そんな映画を4時間も観ているうちに、かなり深く作品世界に没入してしまって、上映終了後は立ち上がるのも大変だった。素晴らしい映画を観ることができて良かった。

KU
KUさん / 2017年5月6日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
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これが映画だ!

一回観ただけじゃ受け止め切れねえ…

事前情報を殆ど入れずに観たこともあって上映時間時間236分の内に何度も作品としての顔を変えるような印象を受けた。「青春映画」であり「ニューシネマ」であり「60年代台湾の人と時代を映すポートレート」であり「フィルム・ノワール」である。次観る時に俺はどう感じるだろうか?わかりません!

つまりこういうことやな。『牯嶺街少年殺人事件』は映画だ!これが映画なんだ!

映画は"Lights,Camera,Action"だった。『牯嶺街少年殺人事件』を観るとこれ以上無いほどわかる。夜の闇の深さと懐中電灯の光の覚束なさ。被写体と距離を保ち続けるカメラ。作品に少年少女の瑞々しい身体/性が刻まれているぜ…これが映画だ!

ヒートこけし
ヒートこけしさん / 2017年4月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
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リア王

不確かな灯を手に暗闇に向かう者を眺める社会を描いた作品。

動乱の中で空回りする音楽が印象に残る。
また登場人物が大変多く、さらに内部派閥の諍いや敵方の人間との交流が絡まるなど人間関係が複雑であるが、それこそが当時の台湾の社会情勢なのだろう。

狂った世の中に於いて、正しく生きようとする者こそ道から外れる。
小四の犯した罪を肯定するつもりはないが、果たして彼は弱く愚かな人間と言い切れるのか。
社会のせいにするのは良くないという風潮こそが社会を観る目を曇らせる。
カメラは一貫して人の目でも神の目でも無い。

我々は新聞、テレビ、週刊誌、ネットなど様々な媒体を通して情報を得る。
幾ら媒体が増えようと掴む事の出来ないものがここにある。

たろっぺ
たろっぺさん / 2017年4月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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初めて見る、年齢が大切

体力と心が若い頃に見たかった。
50代の私としてはキツ過ぎ!

おさむ
おさむさん / 2017年4月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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観る環境による

光が差し込む画がとにかく素晴らしい。けど満員の映画館で隣の隣の席の人のお腹の音が聞こえるくらい防音に優れた静かな映画館に4時間では逆に気が散って見れなかった。大画面で見れるのはいいけど、もっとお酒を飲みながら一緒に見てる人たちと都度簡単な感想を言いながら見れたほうがいい

zzzzz
zzzzzさん / 2017年4月29日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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是非パンフレット読んでから!

まずは長い!登場人物が多い!
顔が似ていて区別つかず、役名、グループ名が独特すぎて難解。
でもなぜかもう一度パンフレット読んでから見てみたい!不思議な熱のある作品!

とけとけ
とけとけさん / 2017年4月27日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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そんなところに辿り着かなくてもいい・・・

中国と台湾、父親と小スー、そんなところに辿り着かなくてもいい・・・

○光と闇、懐中電灯、ろうそく、自然光等、撮影と照明に関してだけを観る一回目。
○教室、体育館、廊下等の校内、民家付近、演習場近くの音だけに集中して観る二回目。
○美術、装飾、小道具を集中して観る三回目。
○そして・・・カメラが向いていない場所での芝居、照明が当たっていない場所での大乱闘、両方の雄弁さを観る四回目。

それぞれが素晴らしすぎる大傑作だけど、一度にそれを感じながら鑑賞するのも難しい作品でもある。

蛇足軒瞬平太
蛇足軒瞬平太さん / 2017年4月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 幸せ
  • 鑑賞方法:-
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ひとことReview!

「光と闇」を実に上手く、そして生々しく表現した名作。この4時間の映像体験は、観るヒトによるけど、一生モンになるヒトは少なくないと思う。

極東新天地
極東新天地さん / 2017年4月23日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 怖い 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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少年期の刹那的永遠の恋

好きな映画ではありませんでしたが、間違いなく心に残る映画となりました。

幼い頃に過ごしたとても限られた小さな小さな世界。毎日毎日その小さな世界で起きて、学校に行って、遊んで、ならいごとに行って、寝て、また朝起きる。

その頃はその小さな世界が全てで、今考えればどうでもいいような事も人生の一大事だし、色々なことに頭を抱えて悩んだり、悲しんだり、喜んだりした(できていた)

この映画では、台湾のとある学校附近の小さな区域である少年はプレスリーに憧れて歌ったり、グループを作って縄張り争いの喧嘩をしたり、美しい少女に恋をしたりする。

どれも少年期ならではの危うさや苛立ちやもどかしさがまとわりつき日々は過ぎてゆく。

主人公が恋に落ちた少女は美しく、小四(主人公)は自分の想いも押さえることはできず、思いも信じて疑わなかった末路の事件。時が経ち大人になった少四は、世界がこんなにも広く人々はこんなにもいることを知ってしまった今あの頃の日々をあの日の行為をどう思うのだろう。そう大人の私は思ったのでした。

あ、映像もとても美しい映画です。

でもあれですね、ハニーの格好や振る舞いや話し口調が格好つけているのだけど、古臭くてちょっと笑ってしまった。。

しとらす
しとらすさん / 2017年4月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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長いが観られたよ

観たよ、4時間。
映画通だったら必ず観る映画らしいから、背伸びして観たよ。
飽きずに4時間観せる力はすごいと思う。眠くなるってことはなかったから。
当時(1960頃、俺生まれた頃だ)の台湾が、経済的にはましだが、政治的に不安定で大人達が安定を求め続けていると最初にテロップで出るが、観終えて振り返るとその感じはすごく出ていたなあ。そしてそれを感じ取る子供たちの大きなゆらぎも。(これも最初にテロップで説明された)
特に主人公は、どちらかと言えばいい子の方だったのに、… 。
襲撃といい、ラストといい、凄惨な話とも言えるのだが、やはり青春映画と呼びたくなる映画でした。
こんな評価なので、映画通になるのは、とても無理だね。
あと、小猫王はいい味出してたなあ。マンガ「きょうから俺は」で言えば、今井を慕う谷川の役廻りだ。こういうところにいい俳優がいると、よい映画になるよね。

CB
CBさん / 2017年4月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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最上の4時間

最上の4時間

あさ
あささん / 2017年4月17日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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事前データが必要

まっさらな状態で鑑賞。
よくわからなかった。
あとやっぱり長い。

ぼんど
ぼんどさん / 2017年4月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.0
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:映画館
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尻を痛くしても観る価値あり。

自分が感想を言葉にしたら、この映画が汚れてしまう気がする。
グチャグチャで脆くて危うい少年の気持ちにどこか共感するところがあり。作品を包む湿った空気感が魅力的で好きや…。
あと少しリリィ・シュシュを感じた。

Megumi
Megumiさん / 2017年4月15日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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92年にこれを観て、何度も観て、で20年経っても結局これを超える映...

92年にこれを観て、何度も観て、で20年経っても結局これを超える映画はひとつもなかったということがよくわかりました。

ONI
ONIさん / 2017年4月15日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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すばらしい

長い。画面が暗い。登場人物も多すぎて名前も分かりづらく、一度では話の細かい部分は全く把握できない。
にもかかわらず、鮮烈で息苦しくて、甘酸っぱくて、魅力だらけ。性的なシーンなどほぼないのに、見てはいけないものを見てしまった少年のような気持ちで4時間。
少年の危うさ、少女の芯の強さ、家族のきずなとその脆さ、中国と台湾という背景、ものすごくたくさんの要素が詰まっている。画面も霞がかった美しさを見せる。
だからこそ本当は「映画館で観るべき」と言いたいのだが、4時間休憩なしは正直辛い。細かいところを知ったうえでDVDで見直したい……

千鶴
千鶴さん / 2017年4月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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少女の不思議な魅力がこの映画の全てかもしれない

主人公の女の子、なんて不思議な魅力なのでしょう。少女なのか娼婦なのか。見る相手の男によって多分違う顔になる。主人公の男の子は普通の中学生、思春期真っ只中。でも色々なことがあって成長し少女としての女の子を守りたいと思う。女の子はそれを私は変わらない。と拒絶。男の子の純粋な愛は彼女には重かったのか。そして悲劇が生まれてしまうのです。
この映画は透明感と儚さと逞しさとしたたかさをあわせ持つ少女の存在が不可欠な映画でした。

ニョロ
ニョロさん / 2017年4月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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