大竹しのぶ&堤真一「海街diary」で是枝監督と初タッグ!加瀬亮、鈴木亮平ら豪華キャストずらり
2014年11月17日 05:00
[映画.com ニュース] 日本を代表する女優の大竹しのぶと俳優の堤真一が、是枝裕和監督の最新作「海街diary」に出演していることがわかった。2人は、ともに是枝監督とは初タッグ。さらに、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、前田旺志郎、鈴木亮平、ミュージシャンの池田貴史、坂口健太郎の出演も明らかになり、豪華な面々が主人公の4姉妹を演じる綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずとともに吉田秋生氏の同名原作漫画が描く清らかな世界観を体現する。
大竹が演じるのは、長女・幸(綾瀬)、次女の佳乃(長澤)、三女の千佳(夏帆)と離れて暮らす実母・都。離婚して夫が家を出て行った後、自らも再婚し、まだ子どもだった娘たちを母親に預けて出て行ったという役どころだ。是枝監督のデビュー前から知り合いだったといい、「なかなかご一緒できなくて、今回やっと実現できて本当に嬉しいです。想像していた通り、細やかで優しくて丁寧に映画を作っていらして、感動しました」と話している。
3姉妹の母を演じた心境を、「娘3人を見ていると本当に、『あー、可愛らしくて、美しいな』と思います。この子たちがやがて結婚して子どもを産んで、幸せな家庭を作っていって欲しいと心から祈る自分がいました」と告白。四女・すず役の広瀬についても、「名前の通り可愛らしく、涼やかな女の子でした。でもしっかりしていて、このまま素直に美しい心で、大人の女性になって欲しいなと思います」とエールをおくった。
一方の堤は、長女・幸が看護師として働く市民病院の小児科医で、別居中の妻がいながら幸と心を寄せあう椎名和也を演じる。初めての是枝組を、「僕は短期間に集中した撮影だったのですが、最後に監督から『またガッツリ一緒にやりましょう』と、とても光栄な言葉をかけていただき、参加してよかったと思いました」と振り返っている。
また、是枝組4作目の出演となる加瀬は次女・佳乃が働く信用金庫の上司・坂下美海、前作「そして父になる」に続く出演となった風吹とリリーは、幸らが幼い頃から通う海猫食堂店主・二ノ宮さち子、喫茶店の山猫亭の店主・福田仙一に扮する。「奇跡」で是枝組を経験している前田は、すずの同級生で湘南オクトパスのチームメイト・尾崎風太、鈴木は湘南オクトパス監督で、幸の働く病院にリハビリ医として勤務する井上泰之、池田は三女・千佳が働くスポーツマックスの店長・浜田三蔵、坂口は佳乃の年下の恋人・藤井朋章に息吹を注ぐ。
是枝監督は、この実力派俳優たちを「うまい役者さんというのは主役もはれるけれど、脇にも回れる人のことだと思います。自分だけがいい芝居をすればいいというのではなく、ちゃんと物語の中で生きて主演を立たせる。今回はそういった俳優陣を配置させてもらいました」と評し、太鼓判を押している。
なお、同作の公開日は2015年6月13日に決定した。原作の吉田氏が大切にしている「鎌倉の四季」をスクリーンに映し出すため、是枝組は1年がかりの撮影を敢行。桜を狙った春編は4月7、8日の2日間、紫陽花を狙った梅雨編は6月16、23日の2日間、鎌倉の個人宅を借りての4姉妹の自宅のシーンを含む本格的な撮影は7月29日~9月8日の約6週間にわたり行われた。さらに、紅葉の秋、枯れ木の冬を描く数日の撮影が控えている。
7月10日に最新第6巻が発売された原作は、すでに累計発行部数250万部を突破し、マンガ大賞2013などを受賞。祖母の残した鎌倉の家で暮らす3姉妹は、幼少期に別れたきりで山形で暮らしていた父の葬儀で忘れ形見である異母妹のすずと出会い、引き取ることを決意する。湘南を舞台に、4姉妹になった香田家がつむぐ新たな共同生活を通じ、清新でリアルな家族の絆を描く。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
コンコルディア Concordia
【衝撃のAIサスペンス】優秀な若者が殺された…そこは“20年間、犯罪が起きていない町”だった。
提供:hulu
映画料金が500円になる“裏ワザ”
【知らないと損】「2000円は高い」という、あなただけに教えます…期間限定の最強キャンペーン中!
提供:KDDI
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
【最速レビュー】絶対に配信開始を待ってはならない映画。間違っても倍速で観てはいけない。
提供:東和ピクチャーズ
クリスマス中止のお知らせ
【「ホーム・アローン」級クリスマス映画の“新傑作”】おもしろ要素全部のせ、まさかの涙も…
提供:ワーナー・ブラザース映画
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。