全米映画ランキング : 2020年2月14日~2020年2月16日
全米映画ランキング:2020年2月18日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2020年2月14日~2020年2月16日
(金額・順位は確定後のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | Sonic the Hedgehog | 1 | 57,000,000 | 57,000,000 | |
2 | 1 | Birds of Prey: And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn | 2 | 17,115,000 | 59,273,302 | |
3 | 初 | Fantasy Island | 1 | 12,400,000 | 12,400,000 | |
4 | 初 | The Photograph | 1 | 12,270,000 | 12,270,000 | |
5 | 2 | Bad Boys for Life | 5 | 11,305,000 | 181,327,306 | |
6 | 3 | 1917 | 6 | 8,090,000 | 144,414,984 | |
7 | 5 | Jumanji: The Next Level | 10 | 5,700,000 | 305,716,286 | |
8 | 11 | Parasite | 19 | 5,500,500 | 43,188,044 | |
9 | 4 | Dolittle | 5 | 5,050,000 | 70,501,515 | |
10 | 初 | Downhill | 1 | 4,671,000 | 4,671,000 |
「ソニック・ザ・ムービー」が大ヒットスタート 「パラサイト」が初のトップ10入り
「プレジデンツ・デイ(大統領の日)」の連休を迎えた全米ボックスオフィス。4本の新作が公開された先週末はセガの人気ゲームを映画化した「ソニック・ザ・ムービー」が約5700万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを果たした。
「宇宙最速」の青いハリネズミ<ソニック>が地球で大冒険を繰り広げる同作は、ゲームの映画化作品としては昨年公開された「名探偵ピカチュウ」のOP興収約5430万ドルを上回る歴代1位となり、幸先のいい大ヒットスタートとなった。出演はソニックと敵対する悪の科学者にジム・キャリー、ソニックの相棒となる保安官にジェームズ・マースデン。ソニックのボイスキャストは「スター・ウォーズ フォースの覚醒」でBB-8を演じたベン・シュワルツが担当した。監督は本作が長編実写デビューとなるアニメ監督のジェフ・フォウラー。
2位は前週首位の「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey」。2週目は約1700万ドルの興収で累計は約5900万ドルに。
約1200万ドルのOP興収で初登場3位となったのは「ゲット・アウト」「パラノーマル・アクティビティ」などで知られるヒットメーカー、ジェイソン・ブラム製作の「Fantasy Island」。1978年〜84年まで米ABCで放送された同名TVシリーズを映画化。南海のリゾート島を舞台に摩訶不思議な体験をするツアー客のサバイバルが描かれる。出演はマイケル・ペーニャ、マギーQ、マイケル・ルーカーほか。監督は「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」のジェフ・ワドロウ。
4位も初登場の「The Photograph」。こちらはバレンタイン向けのラブストーリーで、アフロアメリカンの若手人気スター、ラキース・スタンフィールド(「ゲット・アウト」「ストレイト・アウタ・コンプトン」)とイッサ・レイ(TVシリーズ「インセキュア」)が主演。批評家受けは上々だったが、OP興収は約1270万ドルと振るわなかった。
そして8位には非英語作品として初めてオスカー作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」がランクイン。なんと公開19週目にして初のトップテン入りで累計は約4300万ドル。すでにBlu-rayやDVDなどが発売されているため大幅な興収増は見込めないが、今後のチャートアクションに注目したい。
その他10位には「フレンチアルプスで起きたこと」をウィル・フェレル主演でハリウッドリメイクした「Downhill」が入った。
今週末は、ハリソン・フォード主演でジャック・ロンドン原作の古典を映画化したアドベンチャー「野性の呼び声」などが公開となる。
2020年2月18日更新 藤井竜太朗