全米映画ランキング : 2017年6月9日~2017年6月11日

全米映画ランキング:2017年6月13日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2017年6月9日~2017年6月11日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ワンダーウーマン

Wonder Woman
「ワンダーウーマン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 57,180,000 205,002,503
2 ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 1 32,246,120 32,246,120
3 2 スーパーヒーロー・パンツマン 2 12,300,000 44,562,512
4 3 パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 3 10,713,000 135,839,294
5 4 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス 6 6,242,000 366,361,172
6 イット・カムズ・アット・ナイト 1 6,000,788 6,000,788
7 5 ベイウォッチ 3 4,600,000 51,065,135
8 Megan Leavey

Megan Leavey

Bleecker Street Media

1 3,767,722 3,767,722
9 6 エイリアン コヴェナント

Alien: Covenant
「エイリアン コヴェナント」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

4 1,800,000 71,212,212
10 7 エブリシング

Everything, Everything
「エブリシング」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

4 1,620,000 31,731,952

「ワンダーウーマン」V2、「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」は2位に

先週末の全米ボックスオフィスは3本の新作がトップテンにランクインしたが、前週好スタートを切ったWB/DCの「ワンダーウーマン」が約5820万ドルの興収で首位を守りV2を果たした。

批評家と観客の双方から高い評価を受けている同作の累計興収はあっさりと2億ドルを突破。3億ドル超えは確実で3億5000万ドルも狙える位置につけている。

約3170万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのはトム・クルーズ主演の「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」。こちらは1932年のユニバーサル映画「ミイラ再生」を、「ハムナプトラ」シリーズに続き再びリメイクしたアクションホラー。共演はアナベル・ウォーリス、ソフィア・ブテラ、コートニー・B・バンス、ジェイク・ジョンソンにラッセル・クロウ。監督は「トランスフォーマー」シリーズやリブート版「スター・トレック」の脚本として知られるアレックス・カーツマン。

ユニバーサル映画はこの「ザ・マミー」を皮切りに、往年の名作ホラーをまとめてリブートする「ダーク・ユニバース」を立ち上げ、第2作として実写版「美女と野獣」のビル・コンドン監督が「フランケンシュタインの花嫁」(19年2月公開)を手がける予定。

約598万ドルのOP興収で6位デビューとなったのは、ジョエル・エドガートン主演の心理ホラー「It Comes At Night」。疫病の世界的流行から逃れるため人里離れた山奥に暮らしている一家の元に、別の家族が訪れたことによる悲劇が描かれる。10年ぶりに感謝祭に現れたアルコール依存症の女とその家族を描いたトラジコメディ「Krisha」(2015)で批評家から高い評価を得た新鋭トレイ・エドワード・シュルツの長編第2作で、前作以上の高評価を得ている。共演にカルメン・イジョゴ、クリストファー・アボット、ライリー・キーオ。

イラクで軍用犬とともに爆弾処理に従事した女性兵士の実話を映画化した「Megan Leavey」はOP興収約380万ドルで8位に初登場。主演にケイト・マーラ、共演はブラッドリー・ウィトフォード、ウィル・パットン、コモン。監督は「Blackfish」などのドキュメンタリーを手がけてきたガブリエラ・カウパースウェイト。

今週末はディズニー/ピクサーの最新アニメ「カーズ クロスロード」などが公開となる。

2017年6月13日更新 藤井竜太朗

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