全米映画ランキング : 2016年7月8日~2016年7月10日

全米映画ランキング:2016年7月11日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2016年7月8日~2016年7月10日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ペット

The Secret Life of Pets
「ペット」

Universal
(東宝東和)

1 103,172,440 103,172,440
2 2 ターザン:REBORN

The Legend of Tarzan
「ターザン:REBORN」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 20,615,000 81,412,712
3 1 ファインディング・ドリー 4 20,351,000 422,580,243
4 ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行 1 16,600,000 16,600,000
5 3 パージ:大統領令 2 11,698,645 58,108,920
6 6 セントラル・インテリジェンス

Central Intelligence
「セントラル・インテリジェンス」

Warner Bros.
(インターフィルム、REGENTS)

4 8,125,000 108,325,338
7 5 インデペンデンス・デイ リサージェンス 3 7,700,000 91,495,582
8 4 BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 2 7,604,000 38,738,762
9 7 ロスト・バケーション

The Shallows
「ロスト・バケーション」

Sony
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 4,800,000 45,825,279
10 スルターン(2016) 1 2,216,475 3,228,560

3Dアニメ「ペット」が大ヒットスタート。Z・エフロン新作は4位に

3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、ユニバーサルの最新アニメ「ペット」が約1億0400万ドルのオープニング興収で、見事首位デビューを果たした。

同作は「怪盗グルーの月泥棒」「ミニオンズ」を手がけたイルミネーション・スタジオとユニバーサル映画が再びタッグを組んだ作品。ニューヨークを舞台に、雑種犬のマックスとのろまな大型犬デュークの冒険が描かれる。昨夏同時期に公開した「ミニオンズ」のOP興収約1億1500万ドルには及ばなかったが、再び1億ドル超でのデビューという幸先のいいスタートとなった。声の出演はルイス・C・K、エリック・ストーンストリート、ケビン・ハート、スティーブ・クーガンにアルバート・ブルックス。ブルックスは「タクシードライバー」「ブロードキャスト・ニュース」「ドライブ」で知られる名優だが、アニメ「ファインディング・ニモ」「ファインディング・ドリー」でも重要な役を演じており、最近はもっぱら「声」で稼いでいる。

2位は前週に引き続き「ターザン:REBORN」で累計は約8000万ドルに。3位は3週連続首位からついに陥落の「ファインディング・ドリー」。V4は逃したが累計は4億2300万ドルとなり、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」(約4億600万ドル)を抜き、16年暫定ナンバーワンヒット作品となった。全米のアニメ映画史上最大のヒット作「シュレック2」(04年/約4億4100万ドル)を超えるのは時間の問題である。

そして初登場で4位に入ったのはザック・エフロン、アナ・ケンドリック主演のコメディ「Mike and Dave Need Wedding Dates」。マイク&デイブのスタングル兄弟が妹の結婚式が行われるハワイに一緒についてきてくれる女性をTVで募集するが、同伴することになったアリスとタチアナは性悪女だった……というストーリー。メガホンをとったのは「サタデー・ナイト・ライブ」などのTV演出を手がけ、本作が長編デビューとなるジェイク・シマンスキー。

その他、10位にはサルマーン・カーン主演のボリウッド映画「Sultan」が滑り込んだ。

今週末は80年代のメガヒット作をメリッサ・マッカーシー、クリステン・ウィグら女性キャストでリメイクした「ゴーストバスターズ」(監督:ポール・フェイグ)に、「ブレイキング・バッド」「トランボ」のブライアン・クランストン主演による犯罪サスペンス「The Infiltrator」が公開となる。

2016年7月11日更新 藤井竜太朗

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