全米映画ランキング : 2009年1月23日~2009年1月25日

全米映画ランキング:2009年1月27日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年1月23日~2009年1月25日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 モール★コップ 2 21,500,000 64,800,000
2 アンダーワールド ビギンズ

Underworld: Rise of the Lycans
「アンダーワールド ビギンズ」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 20,700,000 20,700,000
3 2 グラン・トリノ

Gran Torino
「グラン・トリノ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

7 16,000,000 97,600,000
4 5 ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦 2 12,400,000 37,000,000
5 10 スラムドッグ$ミリオネア

Slumdog Millionaire
「スラムドッグ$ミリオネア」

Fox Searchlight
(ギャガ・コミュニケーションズ)

11 10,500,000 55,900,000
6 3 ブラッディ・バレンタイン 3D 2 10,000,000 37,700,000
7 インクハート 魔法の声 1 7,700,000 7,700,000
8 6 ブライダル・ウォーズ 3 7,000,000 48,700,000
9 11 ベンジャミン・バトン 数奇な人生

The Curious Case of Benjamin Button
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

Paramount/Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 6,000,000 111,000,000
10 4 ノトーリアス・B.I.G. 2 5,700,000 31,800,000

ケビン・ジェームズのコメディがV2。「アンダーワールド ビギンズ」は2位

08年度のアカデミー賞ノミネートが発表された週末。全米ボックスオフィスは、先週首位の「Paul Blart: Mall Cop」が、今週も約2150万ドルを稼ぎ出し、V2を果たした。そして、わずか70万ドルの差で首位デビューを逃してしまったのがバンパイア・アクション「アンダーワールド」のプリクエルとなるシリーズ第3弾「アンダーワールド ビギンズ」。主演はケイト・ベッキンセールからローラ・ミトナ(「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」、TVシリーズ「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」)にバトンタッチし、パート1、パート2で描かれた吸血鬼族(バンパイア)VS狼男族(ライカン)の戦いの起源となる中世での壮絶な戦いが描かれる。共演はマイケル・シーン、ビル・ナイ。監督は本シリーズの他、「インデペンデンス・デイ」「AVP/エイリアンVS.プレデター」などでクリーチャー・デザインを手掛けてきた新鋭パトリック・タトポロス。3位は拡大公開以来、好調な走りを続けている「グラン・トリノ」。アカデミー賞では、惜しくも全部門でノミネートから外れてしまったが、今週も約1600万ドルを稼いで、累計興収は1億ドル目前となっている。アカデミー賞ノミネート発表のタイミングで劇場数を倍増させ、一気に順位を上げてきたのが5位「スラムドッグ$ミリオネア」。累計興収は5590万ドル。ここから1カ月でどれだけ稼げるか? 7位「Inkheart」はドイツ人作家コルネーリア・フンケのベストセラーをブレンダン・フレイザー主演で映画化したファンタジー大作。ポール・ベタニー、アンディ・サーキスの他、ヘレン・ミレン、ジム・ブロードベントらオスカー俳優が共演する豪華キャストだったが、見事にこけてしまった。監督は「鳩の翼」「バック・ビート」のイアン・ソフトリー。また、本年度アカデミー賞最多13部門ノミネートの「ベンジャミン・バトン」は再浮上し、9位にランクインした。

2009年1月27日更新 藤井竜太朗

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