全米映画ランキング : 2009年1月16日~2009年1月18日

全米映画ランキング:2009年1月20日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年1月16日~2009年1月18日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 モール★コップ 1 33,800,000 33,800,000
2 1 グラン・トリノ

Gran Torino
「グラン・トリノ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 22,200,000 73,200,000
3 ブラッディ・バレンタイン 3D 1 21,900,000 21,900,000
4 ノトーリアス・B.I.G. 1 21,500,000 21,500,000
5 ホテル・バディーズ ワンちゃん救出大作戦 1 17,700,000 17,700,000
6 2 ブライダル・ウォーズ 2 11,800,000 37,600,000
7 3 アンボーン 2 9,800,000 21,100,000
8 35 ディファイアンス

Defiance
「ディファイアンス」

Paramount Vantage
(東宝東和)

3 9,200,000 9,500,000
9 4 マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと 4 6,300,000 132,700,000
10 11 スラムドッグ$ミリオネア

Slumdog Millionaire
「スラムドッグ$ミリオネア」

Fox Searchlight
(ギャガ・コミュニケーションズ)

10 5,900,000 42,700,000

ケビン・ジェームズ主演のコメディ「Paul Blart: Mall Cop」が首位

オバマ新大統領就任イベントで沸いたキング牧師記念日の週末。4本の新作がランクインした全米ボックスオフィスは、TVドラマ「King of Queens」や「チャックとラリー おかしな偽装結婚!?」「エージェント・ゾーハン」といった日本未公開のアダム・サンドラー作品で知られる人気コメディアン、ケビン・ジェームズ主演の「Paul Blart: Mall Cop」が約3380万ドルの興収をあげて首位デビューを飾った。同作は、とあるショッピングモールで発生した人質立てこもり事件を解決するために、ケビン扮する太った警備員が立ち上がるというアクションコメディ。今まで映画では、サンドラーやウィル・スミスの仲間役として活躍してきたケビンだったが、初の単独主演作が大成功を収めたことで主演スターとして一本立ちすることになりそうだ。2位は先週首位の「グラン・トリノ」。すでに累計興収は7320万ドルを超えており、1億ドル突破はほぼ確実。最終的には1億4000万ドルまで到達する可能性も出てきた。23日に発表されるアカデミー賞ノミネートでイーストウッドが主演男優賞にノミネートされれば「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」に続く3度目のノミネートとなる。初登場3位となったのはホラーとしては初となるデジタル3D作品「ブラッディ・バレンタイン 3D」。アメリカ山間部の炭鉱町へ10年ぶりに帰ってきた青年に、22人が死亡した過去の大虐殺の呪いが襲いかかる……。主演はTVシリーズ「スーパーナチュラル」のジェンセン・アクレス。監督は「ドラキュリア」のパトリック・ルシエ。4位は、97年に暗殺された伝説のラッパー、ザ・ノトーリアスB.I.Gの伝記映画「Notorious」。5位にはエマ・ロバーツ、ドン・チードル、リサ・クードロー共演のファミリー映画「Hotel for Dogs」が入った。また、エドワード・ズウィック監督(「ラストサムライ」「ブラッド・ダイヤモンド」)が、ナチスドイツに抵抗したポーランドのユダヤ人レジスタンス3兄弟の活躍を描いた戦争ドラマ「ディファイアンス」は拡大公開で8位にランクインした。主演はダニエル・クレイグ、リーブ・シュライバー、ジェイミー・ベル。来週は大ヒットシリーズ第3弾「アンダーワールド ビギンズ」、エルモア・レナード原作、ミッキー・ローク、トーマス・ジェーン主演のサスペンス「Killshot」の他、日本でも公開中の「チェ」2部作が拡大公開となる。

2009年1月20日更新 藤井竜太朗

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