国内映画ランキング : 2004年6月26日~2004年6月27日
映画ランキング : 2004年6月29日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2004年6月26日~2004年6月27日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | メイン館※ | 上映週 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | ハリー・ポッターとアズカバンの囚人配給:ワーナー | 丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 | 1 | |
2 | 1 | デイ・アフター・トゥモロー配給:フォックス | 日劇1ほか東宝系 | 4 | |
3 | 2 | 世界の中心で、愛をさけぶ配給:東宝 | 日劇3ほか東宝系 | 8 | |
4 | 初 | ブラザーフッド配給:UIP | 日比谷スカラ座1ほか東宝系 | 1 | |
5 | 3 | 海猿 ウミザル配給:東宝 | 日劇2ほか東宝系 | 3 | |
6 | 4 | トロイ配給:ワーナー | 丸の内ルーブルほか松竹・東急系 | 6 | |
7 | 5 | シルミド/SILMIDO配給:東映 | 丸の内東映ほか東映系 | 4 | |
8 | 6 | 下妻物語配給:東宝 | シャンテシネほか東宝系 | 5 | |
9 | 8 | 白いカラス配給:ギャガ・ヒューマックス | みゆき座ほか東宝系 | 2 | |
10 | 9 | 21グラム配給:ギャガ・ヒューマックス | 丸の内プラゼールほか松竹・東急系 | 4 |
※ファーストラン時点
「ハリポタ」強し。歴代3番目の記録でロケットスタート
やはりハリーは強かった。冬から夏への公開時期の移動、監督の交替などの不安材料をものともせず、シリーズ第3作「アズカバンの囚人」は爆発的なスタートを難なく切った。先行オールナイトを含む公開2日間の成績は、動員146万9755人、興収18億7116万4300円というもので、「マトリックス・リローデッド」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に次ぐ歴代3位の記録。さし当たり、興収150億円は余裕で狙える位置に着けている。公開前日に日テレでオンエアされた「賢者の石」も視聴率30%を超えたというから、このモンスター・シリーズにはいささかのかげりも見られないようだ。2位に退いた「デイ・アフター・トゥモロー」は興収38億円、3位「セカチュー」は65億円をそれぞれ突破し、引き続き好調を維持。そして4位には「シュリ」のカン・ジェギュ監督と、チャン・ドンゴン、ウォンビンという韓流四天王の2人が顔を揃えた「ブラザーフッド」が登場。公開2日間の興収はおよそ1億9000万円とのことで、トータルでは10億円~15億円あたりが着地点と思われる。「スキャンダル」は圏外に去ったが、国内トップ10には引き続き韓国映画が2本ランクイン中。上位10作品中半分以上がアジア映画(しかもアニメを除く)という状態はこれで4週連続となり、脱ハリウッドの波はひたひたと寄せて来ているのかも知れない。
2004年6月29日更新 駒井尚文