全米映画ランキング : 2004年3月12日~2004年3月14日

全米映画ランキング:2004年3月16日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2004年3月12日~2004年3月14日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1

The Passion of The Christ
「パッション」

New Market
(ヘラルド)

3,221 3 32,130,978 264,510,209
2

Secret Window
「シークレット・ウィンドウ」

Sony
(ソニー)

3,018 1 18,237,568 18,237,568
3 2

Starsky & Hutch

Warner Bros.

3,185 2 16,018,291 51,500,921
4 3

Hidalgo
「オーシャン・オブ・ファイヤー」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,065 2 11,861,620 35,635,388
5

Agent Cody Banks 2: Destination London

MGM

2,973 1 8,014,005 8,014,005
6 4

50 First Dates
「50ファースト・デート」

Sony
(ソニー)

2,586 5 5,425,736 106,701,379
7 5

Twisted
「ツイステッド」

Paramount
(アスミック)

2,208 3 3,081,612 21,134,984
8 6

Confessions of a Teenage Drama Queen

Buena Vista

1,801 4 2,472,097 24,942,380
9 7

The Lord of the Rings: The Return of the King
「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」

New Line
(ヘラルド/松竹)

1,307 13 2,021,501 371,147,794
10

Spartan

Warner Bros.

832 1 2,011,435 2,011,435

3週連続メルギブ君臨。ジョニー・デップの新作が2位デビュー

「パッション」は3週目の週末も3200万ドル超の興収を稼ぎ出して首位キープ。これまでの累計興収は2億6450万ドルを超え、歴代23位の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を抜いた。今週中にも「マトリックス・リローデッド」を抜き、レイテッドR作品の歴代1位になるのは間違いない。今年、ハリウッドにもっとも強烈なインパクトを与えた作品だ。2位には、ジョニー・デップ主演のサスペンス・ホラー「シークレット・ウィンドウ」がランクイン。スティーブン・キングの中編「秘密の窓、秘密の庭」(文藝春秋刊「ランゴリアーズ」に収録)の映画化で、監督は「スパイダーマン」や「パニックルーム」など数々のヒット作の脚本家として知られるデビッド・コープ。3位「スタ&ハチ」、4位「オーシャン・オブ・ファイヤー」はそれぞれワンランクダウン。5位には「エージェント・コーディ・バンクス」の続編が登場。前作は5000万ドル弱の興収にとどまったので、この続編はやや無謀な感もあるが。もう1本、10位に初登場した「スパルタン」は、バル・キルマー、ウィリアム・H・メイシー主演によるポリティカル・スリラー。監督のデビッド・マメットは、「アンタッチャブル」「ハンニバル」などの脚本で知られるが、監督としての実績は今一つ。この作品も、今年の全米拡大作品中最悪のオープニング記録となってしまった。

2004年3月16日更新 藤井竜太郎

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