全米映画ランキング : 2002年2月8日～2002年2月10日

全米映画ランキング：2002年2月12日発表（毎週月曜日更新）

全米週末興行成績：2002年2月8日～2002年2月10日
（金額・順位は確定後のもの）

順位	先週		スクリーン数	上映週	週末の興収（単位：$）	累計興収（単位：$）
1	初	Collateral Damage 「コラテラル・ダメージ」 Warner Bros. （ワーナー）	2,824	1	15,058,432	15,058,432
2	初	Big Fat Liar 「ビッグ・ファット・ライアー」 Universal （UIP）	2,531	1	11,554,015	11,554,015
3	初	Rollerball 「ローラーボール」 MGM/UA （東宝東和）	2,762	1	9,013,548	9,013,548
4	1	Black Hawk Down 「ブラックホーク・ダウン」 Sony （東宝東和）	2,964	7	8,003,621	86,716,746
5	2	Snow Dogs Buena Vista	2,454	4	7,178,790	59,914,940
6	4	The Count of Monte Cristo 「ザ・カウント・オブ・モンテ・クリスト」 Buena Vista （東宝東和）	2,199	3	6,455,196	32,361,185
7	5	A Beautiful Mind 「ビューティフル・マインド」 Universal （UIP）	2,220	8	6,304,800	113,271,766
8	3	A Walk to Remember 「ア・ウォーク・トゥ・リメンバー」 Warner Bros. （ギャガ・ヒューマックス）	2,311	3	5,542,525	30,297,954
9	6	The Mothman Prophecies 「プロフェシー（仮）」 Sony／Gems （ソニー）	2,275	3	4,870,476	28,002,044
10	7	I Am Sam 「アイ・アム・サム」 New Line （松竹／アスミック）	1,450	7	4,619,148	23,843,342

シュワルツェネッガー、およそ5年ぶりに全米ナンバーワン！

昨年9月の全米同時多発テロの影響をまともに被り、長らく公開延期になっていたシュワ主演の「コラテラル・ダメージ」が公開され、めでたく首位に輝いた。もともとの公開は10月5日に予定されていたが、シュワの役どころは妻と子供を殺したテロリストに復讐する消防士という設定。さすがに10月には公開できなかったものの、ソルトレーク五輪もあって愛国心が高揚しているこの時期、ものの見事にスマッシュヒットを記録した。“災い転じて福”銘柄。シュワ出演作では、97年の「バットマン＆ロビン」以来の全米ナンバーワン作品。とはいえ、「T3」のギャラが3000万ドルと言われている今、並の全米ナンバーワンで喜んでいる場合ではないだろう。そして、やはり初登場で2位に飛び込んできたのは、ファミリー向けのコメディ「Big Fat Liar」。「マイ・ドッグ・スキップ」のウィリー少年、フランキー・ミュニッツが主演。続いては、75年のノーマン・ジュイスン監督の同名作品を、ジョン・マクティアナン監督がリメイクした「ローラーボール」が3位デビュー。昨年のサマーシーズン公開予定だったが、およそ半年遅れでようやく公開にこぎつけた。が、成績の方は今ひとつ。

2002年2月12日更新　藤井竜太郎