赤澤ムック
赤澤ムックとして脚本家・演出家として活動する一方、赤澤セリ名義で女優としても舞台を中心に活動する。短大卒業後、劇団「唐組」に入団し、女優としてのキャリアをスタート。唐組を退団後、劇作家の内田幸四郎とともに劇団「黒色綺譚」を旗揚げし、劇作家・演出家の道を進み始める。03年、同劇団から独立する形で自身が主宰する「黒色綺譚カナリア派」を立ち上げ、脚本・演出を手がける一方で、他劇団の作品にも客演。04年に映画「直線の迷路」に出演したのを皮切りに映像作品にも出演するようになり、映画「曲がれ!スプーン」(09)やTVドラマ「闇金ウシジマくん」(10)に参加した。10年の「結び目」では長編映画で初主演を務める。近年では、岩井志麻子の人気小説を映画化した「チャイコイ」(13)の脚本を担当したほか、演劇ユニット「ポツドール」の舞台劇を映画化した「愛の渦」(14)に出演。黒色綺譚カナリア派は11年に活動を停止した。