bamboo : ウィキペディア(Wikipedia)
bamboo(バンブー、1973年7月24日 - )は、日本のミュージシャン、ゲームクリエイター、アパレルブランドプロデューサー、クラウドファンディングキュレーター。
キッチンガイズファクトリー(かつて美少女ゲームブランド「OVERDRIVE」を擁した)、日本アニメコンテンツ株式会社、アパレル会社「STUDIO696」代表。
経歴
16歳の頃にバンドブームの影響を受けて音楽活動を始めmilktubを結成、地元である千葉県を拠点に活動を始める。翌年にはリーダーに就任、音楽性をテクノからパンクロックへ移しつつ、ヴォーカルとして活動を続ける。
大学生の頃、松山一志と出会って様々な指導を受け、コンサートの運営などを経験したことが、単なる音楽家でなく後のマルチな活動に繋がっていく「音楽業界への道標」第17回 bambooさんインタビュー。
22歳でBAMBOO RECORDというレーベルを作り、組み立てから包装まで全て自分たちで作ったCDをハイエースに積み込んで日本全国を回り4000枚ほど売るが、レコーディングに予算の大半を注ぎ込んでしまい、大量に製造し過ぎたCD費用を弁済するために様々な仕事を請け負うこととなる。その中で『ボディハッカー』というアダルトゲームの主題歌を制作したことから美少女ゲーム業界と関わることになった常にファンと向き合ってきた男! OVERDRIVE代表 bamboo氏にインタビュー! - Cicolymilktubインタビュー 音楽がやりたくてエロゲ会社の社長になった男が1億を集めるまで - KAI-YOU.net。
浮き沈みの激しい音楽一本だけでなく手に職をつけたほうがいいという松山の勧めもあり、バンダイの下請けのデザイン会社に入社、そこで3年ほどプランナーとしての修行を積む。そうする内に、独力で制作・宣伝を行い、自らライブで聴かせて回るよりも、ゲームの主題歌として大勢の人に聞いてもらう方が影響力が大きいことに気づき、音楽をテーマにした美少女ゲームのディレクターを探している話に乗って、『カナリア 〜この想いを歌に乗せて〜』のディレクターを担当。これがゲーム制作の初めとなった。
2006年には、キッチンガイズファクトリーのブランドであるOVERDRIVEの代表となり、グリーングリーン、エーデルワイスなどをヒットさせる。深刻な海賊版被害から一時はゲーム制作からの引退も考えたものの、逆に日本の美少女ゲーム業界が遅れていたSteamなど世界標準のオンライン販売に積極的に進出し、Mangagamer.comのプロデューサーとして翻訳作品を世界に送り出すことへとつなげていったエロゲー界のロックスターbambooが語る新譜、milktub、OVERDRIVE、そしてエロゲー業界について | mixiニュース。
業界への問題意識から、早くからクラウドファンディングに着目し美少女ゲーム業界が生んだクラウドファンディングの価値--「CAMPFIRE」で過去最高の調達 - CNET Japan、継続して取り組むことで通暁するようになり、2016年には、CAMPFIREの顧問・キュレーターに就任、他者のプロジェクトサポートも行っていたクラムボン・ミトとbambooが考える“悪巧み”の重要性 バンドを長く続けるために守るべきことは? - Real Soundニューロティカ&bambooが考える、老舗バンドこそクラウドファンディングを使うべき理由 - Real Sound。2022年6月をもってCAMPFIREとの契約は終了し、以降は「近い関係の方や友人のプロジェクトを、条件が合えば手伝う感じ」としている。
2018年のOVERDRIVEの最終作となるMUSICA!では、異例の速さで5000人以上から支援を得、CAMPFIREで初となる1億円超えのファンディングを達成した日本記録級の速さで目標金額達成!? OVERDRIVE「MUSICA!」のクラウドファンディング | ガジェット通信 GetNewsOVERDRIVE最終作「MUSICA!」開発プロジェクト - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)"エロゲー界の億男"OVERDRIVE代表・bambooが語るクラウドファンディングの極意「お客が欲しいものはお客に聞けばいい」|週プレNEWS美少女ゲーム業界の敏腕キュレーターが語る--クラウドファンディング国内最高1.3億円超えの舞台裏 - CNET Japan。
当人はクラウドファンディングそのものを、ライブのエンターテイメントと捉えており、アドバイザーとして講習なども行っている4億円男bambooインタビュー エロゲ会社の社長が語る終幕とお金集めの未来 - KAI-YOU.net。
2018年4月に一般女性と結婚。
書籍
- 『推される技術』(集英社、2021年08月05日)、
注釈
出典
参考文献
- 『アニソンマガジン vol.6』 洋泉社 2008年9月10日 pp.62-64
- 『アニソンマガジン 00年代「萌える音楽」総決算!』 洋泉社 2009年6月9日 pp.32-36
外部リンク
- milktub/official website.
- - LINE BLOG 2016-
- milktub official BLOG 2012-2016
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/14 16:36 UTC (変更履歴)
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