三木孝浩 : ウィキペディア(Wikipedia)

三木 孝浩(みき たかひろ、1974年8月29日 - )は、日本の映像ディレクター、映画監督。徳島県阿波市出身。STARDUST CREATORS所属。

経歴

早稲田大学第一文学部卒業。大学在学中に製作した自主映画『青空』が早稲田インディーズフィルムフェスティバルのグランプリを受賞。1998年にソニー・ミュージックに入社し、2000年からミュージックビデオを手掛ける。2006年に独立し、スターダストプロモーションと専属マネージメント契約をする。ショートムービー、ドラマ、CM等活動の幅を広げる。2010年、長編初監督作品となる映画『ソラニン』(宮﨑あおい高良健吾 主演)が大ヒット。2012年、長編2作目となる映画『僕等がいた』(生田斗真吉高由里子 主演)が邦画初の前・後篇2部作連続公開された。2010年代以降は少女漫画原作の恋愛映画を次々と手がけており、廣木隆一新城毅彦とともに「胸キュン映画三巨匠」と呼ばれることもある。

映画に目覚めた切っ掛けとして小学生のときに見た原田知世主演・大林宣彦監督の『時をかける少女』(1983年)を挙げておりスカパー! 日曜シネマテーク- TOKYO FM 80.0MHz ― 映画監督の三木孝浩さんが語る『時をかける少女』―、大林映画には大きな影響を受けたと話している『日経エンタテインメント』2015年3月号「アイドル&女優が輝く映画 三木孝浩インタビュー」、日経BP、28-29頁。。

2015年、映画監督デビュー5周年を記念し、音楽をモチーフにした作品『ソラニン』『管制塔』『くちびるに歌を』の3作を上映するイベント「三木孝浩filmo day 〜音楽と映画〜」がユーロライブで開催された。

監督作品

長編映画

  • ソラニン(2010年)
  • 管制塔(2011年)
  • 僕等がいた 前篇・後篇 (2012年)
  • 陽だまりの彼女(2013年)
  • ホットロード(2014年)
  • アオハライド(2014年)
  • くちびるに歌を(2015年)
  • 青空エール(2016年)
  • ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年)
  • 先生!、、、好きになってもいいですか?(2017年)
  • 坂道のアポロン(2018年)
  • フォルトゥナの瞳(2019年)
  • 思い、思われ、ふり、ふられ(2020年)
  • きみの瞳が問いかけている(2020年)
  • 夏への扉 -キミのいる未来へ-(2021年)
  • 今夜、世界からこの恋が消えても(2022年)
  • TANG タング(2022年)
  • アキラとあきら(2022年)
  • 知らないカノジョ(2025年)

テレビドラマ

  • WOWOWミッドナイト☆ドラマ「藤子・F・不二雄のパラレル・スペース」第2話「あいつのタイムマシン」(2008年)
  • TBS/MBS ドラゴン青年団 STAGE 1,2,3(2012年)
  • TBS イロドリヒムラ 第4話「海辺の犬」(2012年)
  • WOWOW連続ドラマW 闇の伴走者(2015年)
    • WOWOW連続ドラマW 闇の伴走者〜編集長の条件(2018年)

配信映画

  • 余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。(2024年配信予定、Netflix)

配信ドラマ

  • 僕の愛しい妖怪ガールフレンド(2024年3月22日、Amazon Prime Video)

ショートムービー

  • pieces of love vol.2「It's so quiet.」(2008年)
  • 福原美穂「優しい赤」(2008年)
  • JUJU feat. Spontania「素直になれたら」(2008年)
  • 資生堂マキアージュShort Movie(2010年)
  • LISMO!オリジナルドラマシリーズHappy! School Days!「Hello Goodbye」(2010年)
  • 空色物語(2012年)
  • back number「それでもなおできることのすべてを君に」(2015年)

CM

  • 大塚ベバレジ微炭酸ビタミン飲料MATCH(2005年)
  • 株式会社ワオ・コーポレーション 個別指導Axis(2009年)
  • 資生堂 マキアージュ(2010年)
  • MIZUNO RUNNING(2012年、2013年)
  • パナホーム(2013年)
  • 資生堂 マシェリ×Nissy「永遠という名の花」マシェリ篇/花cherie篇/完結篇(2017年)
  • 資生堂 ベネフィーク「リセットタイムのスキンケア」カサカサ編/どんより編/ヨレヨレ編/目元のシワ編(2018年)

ミュージック・ビデオ

  • ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソラニン」「マジックディスク」
  • ORANGE RANGE「ロコローション」「お願い!セニョリータ(原宿・大パニック!!篇)」「花」「*〜アスタリスク〜」「キズナ」「SAYONARA」「イカSUMMER」「ミチシルベ〜a road home〜」「落陽」「シアワセネイロ」
  • mihimaru GT「かけがえのない詩」
  • K「over...」「Only Human」「ファースト・クリスマス」
  • YUI「feel my soul」「LIFE」「TOKYO」「Rolling star」「CHE.R.RY」「LOVE & TRUTH」「Namidairo」
  • FUNKY MONKEY BABYS「もう君がいない」「希望の唄」「告白」「ヒーロー」「明日へ」「涙」「大切」「あとひとつ」「サヨナラじゃない」
  • いきものがかり「夏空グラフィティ」「帰りたくなったよ」「プラネタリウム」「YELL」「ノスタルジア」「風と未来」「キミがいる」「歩いていこう」「笑顔」「ラブソングはとまらないよ」
  • 清水翔太「君が好き」
  • UVERworld「SHAMROCK」「Colors of the Heart」「君の好きなうた」「恋いしくて」
  • 木村カエラ「happiness!!!」「L.drunk」「You bet!!」
  • supercell「さよならメモリーズ」
  • 平井堅「アイシテル」
  • 沢井美空「あたし、今日、失恋しました。」
  • NMB48 「ナギイチ」「僕らのユリイカ」「ドリアン少年」
  • Not yet 「西瓜BABY」
  • シクラメン「100年初恋」
  • Aimer「」「I beg you」「春はゆく」
  • スピッツ「歌ウサギ」

ライヴ

  • ORANGE RANGE
  • Every Little Thing
  • FUNKY MONKEY BABYS

受賞歴

  • 早稲田インディーズフィルムフェスティバル グランプリ(自主映画『青空』)
  • SPACE SHOWER Music Video Awards 2005 / BEST POP VIDEO(ORANGE RANGE「ロコローション」)
  • MTV Video Music Awards Japan 2005 / 最優秀ビデオ賞(ORANGE RANGE「花」)
  • 第56回カンヌ国際広告祭 メディア部門金賞/サイバー部門銅賞(JUJU feat. Spontania「素直になれたら」(モバイルムービー))
  • 広告電通賞2009/クロスメディア・モバイル他部門最優秀賞(JUJU feat. Spontania「素直になれたら」(モバイルムービー))

上映イベント

  • 三木孝浩 filmo day 〜音楽と映画〜(2015年11月8日)

関連項目

  • [[:Category:三木孝浩の監督映画]]

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/07 11:38 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「三木孝浩」の人物情報へ