ロベルト・ベニーニ : ウィキペディア(Wikipedia)
ロベルト・ベニーニ(, 本名: Roberto Remigio Benigni, 1952年10月27日 - )は、イタリアの俳優、映画監督、コメディアン。ジム・ジャームッシュ監督とのコラボレーションで知られる。1998年公開の監督、脚本、主演を務めた『ライフ・イズ・ビューティフル』では、アカデミー主演男優賞、アカデミー外国語映画賞、カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリなど世界各国の映画賞を受賞した。
プロフィール
来歴
トスカーナ出身。2人の姉がいる。1970年代からイタリアの舞台やテレビで活躍していた。1986年公開のアメリカの映画監督ジム・ジャームッシュの『ダウン・バイ・ロー』と1991年公開の『ナイト・オン・ザ・プラネット』で注目を集める。1990年、イタリアの名匠フェデリコ・フェリーニの遺作となった『ボイス・オブ・ムーン』に出演。1991年公開の『ジョニーの事情/JOHNNY 2』で監督デビューを果たす。
1998年公開の監督も務めた『ライフ・イズ・ビューティフル』では、アカデミー主演男優賞、アカデミー外国語映画賞、カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリなど世界各国の映画賞を受賞した。第71回アカデミー賞授賞式ではアカデミー外国語映画賞のプレゼンターは同胞の女優ソフィア・ローレンで、受賞作品名ではなく「ロベールト!」と彼の名を呼んだ。壇上に上がったベニーニは、大先輩の祝福のキスを受け大感激していた。また、外国語でのアカデミー主演男優賞を受賞した初めての男優でもある。
2002年公開の『ピノッキオ』でゴールデンラズベリー賞を受賞する。外国語映画での受賞者は彼が初めてである。
私生活
1991年に同じくイタリア人の女優のニコレッタ・ブラスキと結婚した。彼女との共演作も多い。
主な出演作品
| 公開年 | 邦題原題 | 役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1979 | ピンクのルージュ Letti selvaggi | ||
| マイ・ワンダフル・ライフChiedo asilo | ロベルト | ||
| ルナ La Luna | |||
| 1986 | ダウン・バイ・ローDown by Law | ロベルト | 共演:ニコレッタ・ブラスキ |
| 1990 | ボイス・オブ・ムーン La Voce della luna | サルヴィーニ | |
| 1991 | ナイト・オン・ザ・プラネット Night on Earth | 運転手(ローマ) | |
| ジョニーの事情 Johnny Stecchino | ダンテ | 監督・脚本・出演共演:ニコレッタ・ブラスキ | |
| 1993 | ピンク・パンサーの息子 Son Of The Pink Panther | ジャック・ガンブレリ巡査 | |
| 1994 | ロベルト・ベニーニの Mr.モンスター Il Mostro | ロリス | 監督・脚本・出演 |
| 1998 | ライフ・イズ・ビューティフルLa Vita è bella | グイド | 監督・脚本・出演アカデミー主演男優賞受賞カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリ 受賞英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞ヨーロッパ映画賞 男優賞 受賞セザール賞 外国語映画賞 受賞共演:ニコレッタ・ブラスキ |
| 2002 | ピノッキオPinocchio | ピノッキオ | 監督・脚本・出演ゴールデンラズベリー賞 最低主演男優賞 受賞共演・製作:ニコレッタ・ブラスキ |
| フェリーニ 大いなる嘘つき Fellini: Je suis un grand menteur | ドキュメンタリー | ||
| 2003 | コーヒー&シガレッツ Coffee and Cigarettes | ロベルト | |
| 2005 | 人生は、奇跡の詩 La tigre e la neve | アッティリオ・デ・ジョバンニ | 監督・脚本・出演共演・製作:ニコレッタ・ブラスキ |
| 2012 | ローマでアモーレ To Rome with Love | レオポルド | |
| 2019 | ほんとうのピノッキオ Pinocchio | ジェペット | |
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/09/19 02:27 UTC (変更履歴)
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