リーゼ・スティーブンス : ウィキペディア(Wikipedia)
リーゼ・スティーヴンス(Risë Stevens、1913年6月11日 - 2013年3月20日)は、アメリカ合衆国のメゾソプラノ歌手である。
本名リーゼ・ガス・スティーンバーグ(Risë Gus Steenberg)としてニューヨークに生まれRisë Stevens, 99, Stalwart at the Met for Decades in Carmen Role, Is Dead、ジュリアード音楽院を経てウィーンに留学、マリー・グートハイル=ショーダーらに師事した。1936年にプラハで『ミニョン』のタイトルロールを歌ってオペラデビュー、1938年には故郷のメトロポリタン歌劇場にデビューしている。1940~50年代にかけて『カルメン』のタイトルロールを最高の当たり役として活躍、映画や舞台ミュージカルにも出演した。
1990年にケネディ・センター名誉賞を受賞している。
出演オペラ
- 『ミニョン』ミニョン
- 『ばらの騎士』オクタヴィアンDer Rosenkavalier {63} American Academy of Music, Philadelphia, Pennsylvania: 11/22/1938
- 『ワルキューレ』フリッカDie Walküre {303} Matinee ed. Metropolitan Opera House: 01/27/1939
- 『ラインの黄金』エルダDas Rheingold {81} Uncut. Matinee ed. Metropolitan Opera House: 02/9/1939
- 『ジークフリート』エルダSiegfried {186} Metropolitan Opera House: 03/4/1939
- 『フィガロの結婚』ケルビーノLe Nozze di Figaro {55} Metropolitan Opera House: 02/20/1940
- 『サムソンとデリラ』デリラSamson et Dalila {66} Metropolitan Opera House: 12/6/1940
- 『ラ・ジョコンダ』ラウラLa Gioconda {149} Metropolitan Opera House: 12/21/1945
- 『カルメン』カルメンCarmen {409} Matinee ed. Metropolitan Opera House: 12/28/1945
- 『ボリス・ゴドゥノフ』マリーナBoris Godunov {105} Metropolitan Opera House: 11/21/1946
- 『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルHänsel und Gretel {141} Walpurgis Night {1} Matinee ed. Metropolitan Opera House: 12/27/1946
- 『ホヴァーンシチナ』マルファKhovanshchina {1} Metropolitan Opera House: 02/16/1950
- 『こうもり』オルロフスキー公爵Die Fledermaus {11} Metropolitan Opera House: 12/20/1950
- 『オルフェオとエウリディーチェ』オルフェオOrfeo ed Euridice {53} Metropolitan Opera House: 02/24/1955
- 『ホフマン物語』ジュリエッタLes Contes d'Hoffmann {70} Metropolitan Opera House: 11/14/1955
主な出演映画
- 我が道を往く Going My Way (1944)
- カーネギー・ホール Carnegie Hall (1947) ※本人として出演
ディスコグラフィ
オペラ全曲
- 『ミニョン』(1945年、Sony)ウィルフリード・ペルティエ指揮、メトロポリタン歌劇場管弦楽団演奏:スティーヴンス(ミニョン)、エツィオ・ピンツァ(ロタリオ)、(フィリーヌ)、(ヴィルヘルム・マイスター)、リュシェル・ブラウニング(フレデリック)※1945年1月27日上演
- 『ヘンゼルとグレーテル』(1947年、コロムビア・レコード)マックス・ルドルフ指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団演奏:スティーヴンス(ヘンゼル)、(グレーテル)、(ペーター)、クララメイ・ターナー(ゲルトルート)※英語歌唱
- 『カルメン』(1951年、RCAビクター)フリッツ・ライナー指揮RCAビクター管弦楽団演奏:スティーヴンス(カルメン)、ジャン・ピアース(ドン・ホセ)、リチア・アルバネーゼ(ミカエラ)、ロバート・メリル(エスカミーリョ)
- 『フィガロの結婚』(1955年、HMV=EMI)ヴィットリオ・グイ指揮グラインドボーン音楽祭管弦楽団演奏:セスト・ブルスカンティーニ(フィガロ)、グラツィエラ・シュッティ(スザンナ)、(アルマヴィーヴァ伯爵)、セーナ・ユリナッチ(伯爵夫人)、スティーヴンス(ケルビーノ)
- 『オルフェオとエウリディーチェ』(1957年、RCAビクター)ピエール・モントゥー指揮ローマ歌劇場管弦楽団演奏:スティーヴンス(オルフェオ)、リーザ・デラ・カーザ(エウリディーチェ)、ロバータ・ピータース(愛の神)
- 『こうもり』(1964年、RCAビクター)オスカー・ダノン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団演奏:(アイゼンシュタイン)、(ロザリンデ)、シャーンドル・コーンヤ(アルフレード)、ジョージ・ロンドン(ファルケ)、アンネリーゼ・ローテンベルガー(アデーレ)、スティーヴンス(オルロフスキー)
オペラ抜粋
- 『カルメン』(1946年、コロムビア)ジョルジュ・セバスティアン指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団演奏:スティーヴンス(カルメン)、ラウル・ジョバン(ドン・ホセ)、ナディーン・コナー(ミカエラ)、(エスカミーリョ)
- 『メリー・ウィドウ』(1948年、コロムビア)マックス・ルドルフ指揮コロムビア管弦楽団演奏:スティーヴンス(ハンナ/ヴァランシェンヌ)、(ダニロ/カミーユ)※英語歌唱
- 『こうもり』(1951年、RCAビクター)フリッツ・ライナー指揮RCAビクター管弦楽団演奏:ジェームズ・メルトン(アイゼンシュタイン)、レジーナ・レズニック(ロザリンデ)、ジャン・ピアース(アルフレード)、ロバート・メリル(ファルケ)、(アデーレ)、スティーヴンス(オルロフスキー)※英語歌唱
- 『サムソンとデリラ』(1954年、RCAビクター)レオポルド・ストコフスキー指揮NBC交響楽団演奏:ジャン・ピアース(サムソン)、スティーヴンス(デリラ)、ロバート・メリル(大神官)
- 『サムソンとデリラ』(1958年、RCAビクター)ファウスト・クレヴァ指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団演奏:マリオ・デル・モナコ(サムソン)、スティーヴンス(デリラ)
- 『こうもり』(1964年、RCAビクター)オスカー・ダノン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団演奏:リチャード・ルイス(アイゼンシュタイン)、アンナ・モッフォ(ロザリンデ)、フランコ・フランキ(アルフレード)、ジョージ・ロンドン(ファルケ)、(アデーレ)、スティーヴンス(オルロフスキー)※英語歌唱
外部リンク
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