朴保 : ウィキペディア(Wikipedia)
朴 保(パクポー、pak poe、1955年1月24日 - ) は、日本で活動するロックボーカリスト。山梨県出身の在日韓国人2世。その音楽領域はロック、レゲエ、ソウル、韓国の民族音楽や民謡と幅広く、反戦、反核、反原発をテーマに、ライブを中心に活動を行っている。
代表曲
- 「HIROSHIMA」原爆の悲惨さを訴える反戦歌。
- 「傷痍軍人の歌」従軍慰安婦、強制連行が歌われる。
- 「TODAY」国境を越えて手をとりあって生きていくことが歌われる。
評価
在日朝鮮人小説家の梁石日(ヤン・ソギル)は「天性のボーカリスト」「彼ほど反骨と反権力を貫いているボーカリストは他にいないだろう」と高く評価している。
略歴
- 1955年1月24日 山梨県にて韓国人の父、日本人の母の間に生まれる
。
- 1979年 「広瀬友剛」の名でソロ・シンガーとしてワーナー・パイオニアからデビュー。
- 1980年 韓国を訪れ、パンソリなどの伝統音楽に触れ、「朴保」に改名。
- 1983年〜1992年 単身渡米し、サンフランシスコで2つのロックバンド「オギィヨッチャ(Ogie Yocha)」「サイケデリックサムライ(Psychedelic Samurai)」を結成し、ネバダ核実験場でライブなどの活動を行う。
- 1992年 帰国し東京ビビンパクラブに参加。
- 1998年 ドキュメンタリー映画『A』(森達也監督)の音楽を担当。「Good Night Baby」「Tears of My Love」「峠」が挿入歌として使用された。
- 1999年 新宿梁山泊『少女都市からの呼び声』ニューヨーク/東京公演に出演。
- 2000年 嚴仁浩(オム・インホ)と史上初の日韓共同制作CD「時は流れる」を発表。
- 2001年 東海道400年祭祝祭劇『佐久夜』(市川猿之助総合演出、加藤和彦音楽、朝倉摂美術)に出演。朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国の両国でライブ。
- 2002年 映画『夜を賭けて』(金守珍監督、梁石日原作、丸山昇一脚本、山本太郎主演)の音楽監督担当。
- 2007年 オリジナル曲『傷痍軍人の歌』が 宋神道(ソン・シンド)の慰安婦裁判を追ったドキュメンタリー映画 『オレの心は負けてない』(安海龍監督)の エンディングテーマとなる。
- 2008年 ドキュメンタリー映画『朴保〜歌いたい歌がある』(田中幸夫監督)が韓国の在外同胞映画祭に出品される。
- 2009年 活動を追ったドキュメンタリー映画 『Pak–Poe 朴保』(田中幸夫監督)が公開される。
主な参加バンド・ユニット等
- 朴保&切狂言
- 東京ビビンパ・クラブ
- オギィヨッチャ(Ogie Yocha、サンフランシスコにて結成)
- サイケデリックサムライ(Psychedelic Samurai、サンフランシスコにて結成)
- 朴保 & His Band(1992 - )
- 波人(1999 - )
- PAK POE Band(1997 - )
出典
参考文献
外部リンク
- 朴保 Pak Poe Official Web Site | パクポー公式ウェブサイト
- 朴保MUSEUM - ライター志田歩によるファンサイト
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/24 08:45 UTC (変更履歴)
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