EXILE NESMITH : ウィキペディア(Wikipedia)
NESMITH (ネスミス、1983年8月1日 - )は、日本の歌手。EXILE・THE SECONDのボーカル兼パフォーマー。本名、ネスミス・竜太・カリム。母親の姓は久場(くば)。
熊本県熊本市出身。父親はアフリカ系アメリカ人、母親は日本人。身長181cm。
来歴
STEELデビュー前〜解散
2000年当時は高校2年生であり、高校を中退して臨んだテレビ東京系列オーディション番組『ASAYAN』の男子ボーカルオーディションで最終選考まで残り、落選するもATSUSHIとの運命的な出会いを果たすこととなる。「このオーディションをきっかけにジャンルとして『R&B』という音楽を知り学んでいこうと思っていて、そこに一番のお手本というか感じさせてくれたのがATSUSHIさんで、ビジュアルや歌い方、マインドも僕の中に流れているであろう『DNA』を感じさせてくれました。オーディションの中で一緒に歌わせて頂くにあたっても、わからない僕に分かりやすくアーティストのことを教えてくれたり、常に僕の前を歩いてリードしてくれました。オーディション自体は結果的に落ちてしまいましたが、そこから教わったことや得たものは今でもかけがえのないものですし、今の自分を形成する元になっています」と語っている。
その際に合格した川畑要と堂珍嘉邦はのちに「CHEMISTRY」を結成。堂珍と川畑とは今でも仲が良い。
しかし、同番組を見ていた俳優・柏原収史に見初められ、2001年ツインボーカルユニット「STEEL」を結成。当時のEXILEライブにも足を運んだという。同年6月6日フォーライフより『BECAUSE...』でデビュー。シングル4枚、アルバム1枚をリリースした後、2002年に活動休止。NESMITHは当時を振り返って、「完全に道を見失いました」と話している。
その後は時が経つにつれて、自分の現状に対する戸惑いと焦りを覚えるようになっている。「このままではいけない」と思い、渡米することを決意。半年間LAとNYで語学勉強に励む。主にニュージャージーで過ごし、そこで幼いころに生き別れた父と出会い、自分の中に流れる、黒人のDNAを感じることが出来たという。
ソロデビュー前〜J Soul Brothersデビュー
映画『ホテル・ハイビスカス』にてけんじにぃにぃ役で出演し、ケツメイシの「NO LADY,NO LIFE」にコーラスとしても参加し、ファッションモデルも経験するなど必死にチャンスを掴もうと懸命に活動してきた結果、2005年9月に知人からLDHを紹介され、移籍することが決まった。そして、かつての戦友であるATSUSHIと再会する。2006年4月12日、『追伸』で"NESMITH"としてソロデビュー。レコーディングの最中にATSUSHIに言われた、「ネスには日本人が持ち合わせていないBLACKのDNAがある。他の日本人アーティストがBLACKの曲を歌っても、ただの真似事に過ぎない。でも、ネスは両方を持っている。BLACKの声で日本語の曲を歌える日本人はネスしかいない。」という一言がNESMITHが探しあぐねていた答えを見出すヒントになったという。NESMITHは当時を振り返って「そこから今までの自分を元に、自分の存在意味やDNAを意識したパフォーマンスを自分というフィルターを通して少しずつ出来るようになっていきました」と語っている。
2006年5月から7月に行われた、EXILES武者修行ツアーに参加。COLORのTAKAと共に「Fly Away」を披露したりするなど、全国各地を回る。 9月22日、SHUNのEXILE脱退に伴い行われた「VOCAL BATTLE AUDITION」最終決戦に、TAKAと共にシード枠で参加する。TAKAHIRO、JONTE、YUICHIRO、WARNER、TAKAとはこの時からの戦友である。3次審査落選者の中にはRYO、KEISEI、SHOKICHIがいた。結果、選ばれたのはTAKAHIROだった。10月、HIROから「J Soul Brothersを再始動させる。ヴォーカルをネスにして、来年のライブで初出ししたい」という話が持ち上がる。
2007年1月25日、新生J Soul BrothersのVOCAL&PERFOMERとして始動する。8月、『EXILE LIVE TOUR 2007 EXILE EVOLUTION 〜SUMMER TIME LOVE〜』東京ビッグサイトにて行われたツアーファイナルで初パフォーマンスする。
2008年10月、J Soul Brothers全国ツアー『武者修行再び』を決行。11月から12月末に開催された、EXILEのドームツアー『EXILE PERFECT LIVE 2008』に出演し、ファイナルでは「GENERATION」を初披露した。
2009年2月25日、メジャーデビューアルバム『J Soul Brothers』を発売、メジャーデビューを果たす。初登場オリコンデイリー1位を獲得する。
EXILE 加入〜
2009年3月1日、EXILEに加入。HIROからの話の後「今まで何度も歌手を辞めようと思ったんですが、全てはこの日のためにあったんだと今なら思えます」と涙を流しながら語っていた。また、「がむしゃらに走り続け、挫折や苦悩を繰り返しながら、ただ一つ『夢』を諦めずに来たことが、新しい夢へ導いてくれたと思っています」とも語っている。
2012年7月1日、「THE SECOND」のメンバーとして始動する。
人物
- 生まれも育ちも日本なので、英語はほとんど話せない。幼稚園時代は、肌の色が原因でいじめられることがあった。
- AKB48のファン。メンバーの中では前田敦子、大島優子のファンである。2011年8月14日放送の『EXILE魂』にて、宮澤佐江に推し変したことが発覚した。
- 天然パーマで、アーティストの髪型の真似をしたことがないという。
- 多方面(特に電化製品)に無駄に詳しく、メンバーがわからないことは何でも聞けといわれている。
- 子供の頃、地元で行われた仮装大会にバットマンの仮装で参加し、特別賞を受賞した。しかし、その時の審査員だった石井竜也に当時の思い出を話したものの、「全然覚えていなかった」と返されてしまった。石井曰く「これだけインパクトのある子なら、覚えていても良いはずなのに」との事である。
- メンバーから「ネス」「ねっさん」と呼ばれている。
- 甥がおり、その甥から「じぃじ」と呼ばれている。
参加グループ
- STEEL(2001年 - 2002年)
- J Soul Brothers(2007年1月25日 - 2009年3月1日)
- EXILE(2009年3月1日 - )
- THE SECOND(2012年 - )
ディスコグラフィー
シングル
- 追伸(2006年4月12日)
作詞担当
○シングル楽曲タイトル/アーティスト名(作詞者・作曲者) ●アルバム楽曲タイトル/アーティスト名(作詞者・作曲者)
○My Place/J Soul Brothers
- ┗ M-1「My Place」(作詞:NESMITH / 作曲・編曲:Hitoshi Harukawa)
●J Soul Brothers/J Soul Brothers
- ┗ M-7「My Place」(作詞:NESMITH / 作曲・編曲:Hitoshi Harukawa)
参加作品
- 最後の夜 / I'll Be There(2000年12月15日)
- 「ASAYAN超男子。堂珍・ネスミス」名義
- 最後の夜 / Stand By Me(2000年12月15日)
- 「ASAYAN超男子。ネスミス・藤岡」名義
- ケツノポリス4(2005年6月29日)
- ケツメイシ、4thアルバム。M-7「No Lady No Life」コーラス参加。
- ASIA(2006年3月29日)
- EXILE、4thアルバム。M-16 「Love Dream & Happiness / EXILES」
- DJ SHIBUCHIN presents…SHIBUCHIN SUMMIT (2006年7月26日)
- DJ SHIBUCHIN、1st アルバム。M-8「BATCH GOO LADY feat. SKILLAW & MIYABI & ネスミス」
- Lovers Again(2007年1月17日)
- EXILE、22ndシングル。M-5「Lovers Again -The Finalist Version-」 ※初回限定ボーナス・トラック
- ソングソルジャー 〜明日の戦士〜(2007年3月7日)
- 「Dreamers 〜EXILE VOCAL BATTLE AUDITION FINALIST〜」名義
出演
テレビ
- ASAYAN(テレビ東京、2000年)
- EXILE GENERATION(日本テレビ、2009年1月 - 2010年3月)
- EXH〜EXILE HOUSE〜(TBS、2009年4月 - 2010年3月)
- ひるザイル(日本テレビ、2010年4月 - 2011年3月)
- EXE(TBS、2010年4月 - 9月)
- EXILE魂(MBS・TBS、2010年10月 - 2012年9月)
映画
- ホテル・ハイビスカス(2003年) - ケンジにぃにぃ 役
舞台
- 劇団EXILE 本公演第4回「DANCE EARTH〜願い〜」(2010年5月)
ラジオ
- EXILE NESMITHのオールナイトニッポン(ニッポン放送、2012年1月 - )
ライブ
- VBA LIVE TOUR 2012 VOCAL BATTLE STAGE(2012年2月29日 - 3月7日)全4公演
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2012/09/14 10:45 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.