チョン・ドヨン
韓国・ソウル出身、ソウル芸術専門大学放送演芸科卒。
90年にCMでデビューし、モデルとして活動を開始。TVドラマ「われらの天国」(92)で韓流四天王のひとりであるチャン・ドンゴンとともに俳優デビューする。TVドラマで着々とキャリアを積み、映画初出演となる「接続 ザ・コンタクト」(97)で大鐘賞映画祭や青龍映画賞で新人女優賞を受賞。翌年、映画「約束」で百想芸術大賞(映画部門)の女性最優秀演技賞を受賞すると、「我が心のオルガン」「ハッピーエンド」(ともに99)、「私にも妻がいたらいいのに」(01)、「初恋のアルバム 人魚姫のいた島」(04)、「ユア・マイ・サンシャイン」(05)で数々の主演女優賞を受賞し、韓国国内で演技派女優として注目される。
07年にはイ・チャンドンが監督・脚本を手がけた「シークレット・サンシャイン」で韓国人として初めてカンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞。その後も、韓国映画界の名作「下女」(1960)をリメイクした官能サスペンス「ハウスメイド」(10)や、コン・ユと共演したラブストーリー「男と女」(16)、曽根圭介の同名小説を韓国で映画化したクライムサスペンス「藁にもすがる獣たち」(20)など幅広いジャンルの作品に出演。23年は配信映画「キル・ボクスン」で凄腕の殺し屋という裏の顔をもつシングルマザー、TVドラマ「イルタ・スキャンダル 恋は特訓コースで」で年下男性と恋に落ちる訳ありシングルマザー役を演じた。