チョン・ジヒョン : ウィキペディア(Wikipedia)

チョン・ジヒョン(、、1981年10月30日 - )は、韓国のモデル、女優。本名、ワン・ジヒョン(왕지현、王智賢)。本貫は開城王氏。世界進出を機に、英語名を“Gianna Junhttp://asianwiki.com/Gianna_Jun”としている。ソウル特別市出身。真善女子高等学校、東国大学校芸術学部卒業、現在は東国大学映像大学院修士課程在学中。

キャリア

1997年 - 2000年:モデル・女優デビュー

1997年、韓国のティーン向けファッション雑誌『Ecole』の表紙を飾りモデルデビュー。

1998年にドラマ『私の心を奪ってみて』で女優デビュー。1999年に大ヒットドラマ『Happy Together』でイ・ビョンホンやソン・スンホンら韓国のスター俳優たちと共演しSBS演技大賞で新人賞を受賞。さらに映画『ホワイトバレンタイン』でスクリーンデビューを果たすと第35回百想芸術大賞で新人賞を受賞する。

1999年 - :CMと人気を獲得

1999年、サムスン電子のCMでテクノダンスを踊る姿を披露すると瞬く間に話題となりその後も様々な映画、ドラマで活躍しながらケンタッキーフライドチキン、オリンパス、iPodや携帯電話、ブレンド茶飲料等、数多くのテレビコマーシャルにも出演し、元祖CMクイーンとも呼ばれるようになる。日本でも2007年からアジエンスのCMに出演し、アジア全域で放映された。

2001年 - 2004年:『猟奇的な彼女』の成功

2001年に公開された映画『猟奇的な彼女』が観客動員数500万人を超えるヒット作となり、大鐘賞の女優主演賞を受賞。韓国ではラブストーリーとしては歴代1位を記録し、"猟奇ブーム"も巻き起こす社会現象となった。同作は2003年に日本でも公開されるとヒットし、日本での知名度が高まった。

2004年には『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督と再びタッグを組み、『僕の彼女を紹介します』で主演を務めた。こちらも韓国での年間観客動員数ランキング10位を記録し、日本でも約20億円の興行収入で日本における韓国映画興行記録を塗り替え当時ではトップを記録するなど大ヒットした。

2006年 - 2012年:海外とのタッグ・独立

2006年、香港のアンドリュー・ラウ監督の映画『デイジー』で主演を務める。

2009年、チョン・ジヒョンの私物の携帯電話に不法複製記録が確認され、捜査したところ所属事務所のサイダスHQがチョン・ジヒョンの携帯の不正コピーを業者に依頼してメッセージを覗き見ていた事が発覚し、4月16日に元役員と社員が起訴された。その後、ジヒョンがサイダスHQと契約を延長したことで事態を収拾させるが、翌2010年にデビューから所属したサイダスHQを離れ、長年連れ添ってきたマネージャーとともに個人事務所J&Coエンターテイメント立ち上げ独立。2012年からは文化倉庫に所属している。

2012年 - 現在:第二の全盛期

しばらくヒット作から遠ざかっていたが、2012年にアジアの豪華スターが共演した韓国映画『10人の泥棒たち』に出演し、韓国の観客動員記録を塗り替える大ヒットを記録する。さらに2013年1月に公開された『ベルリンファイル』も歴代の1、2月公開作のうち最短期間で200万人を突破するなど、出演映画が続けて大ヒット作を飛ばしていく。

2014年、『Happy Together』以来14年ぶりのドラマ復帰作となった『星から来たあなた』が大ヒット。視聴率 28%を記録し。個人でも第50回百想芸術大賞でテレビ部門大賞、SBS演技大賞で大賞を受賞する。

2015年、日本統治時代の朝鮮を舞台にした映画『暗殺』で独立軍のスナイパーを演じ、自身2度目となる大鐘賞の女優主演賞を受賞した。

2016年に第一子の出産を経て、『星から来たあなた』のパク・ジウンが脚本を手掛け再びのタッグとなった『青い海の伝説』で女優復帰を果たす。野生児のように天真爛漫な人魚のヒロインを演じ、イ・ミンホ演じる天才詐欺師とのラブロマンスを繰り広げ、前作には及ばないものの最高視聴率21%と高視聴率を記録した。

2018年に第二子を出産し育児に専念してきたが、2021年にNetflixオリジナルドラマ『』で女優復帰する。

中国系華僑という疑惑

母親も墨氏という珍しい姓氏の出身である。王政処ムク·チャンエという両親の名前が公開され、多くの人々によって華僑という疑惑があったが、これと関連して所属事務所代表の複製電話スキャンダル事件を捜査する過程で再び華僑論難が大きく起きた。 以前からネチズンと人々の間でよくチョン·ジヒョンの華僑出身の論難があり、この過程で王政妻である実の父親は中国系で台湾国籍を維持しており、華僑出身であることで 確認されたという公式マスコミの報道が大々的に騒がしく、しばらく大きく報道された。 具体的に知られている部分は、捜査関連記者との一問一答で、コピーフォン捜査と関連した検察の調査過程が一部記者にブリーフィングされたが、本名である王氏の国籍は台湾で、父親の名前も当然中国成人の王氏、母親の姓は墨氏とされている。検察関係者は同日、「捜査結果のブリーフィングの席で、父親は中国系で華僑出身であることは事実だが、大韓民国国籍に変えたかどうかまでは確認しなかった」と話した。 携帯電話の複製事件を捜査してきた関係者は、「父親は華僑なのか」という質問に、「そうだ。 華僑だ、中国系華僑王政処だ」と答えた。 また、華僑状態で芸能活動するのが容易ではなく、財産管理も難しいため、帰化の可能性を念頭に置いた。

結婚

2011年、同い年の幼馴染で米国系銀行に勤務する韓国人男性との交際を公表し、2012年4月13日にソウル市内のホテルで結婚式を挙げた。

2016年2月10日に長男、2018年1月26日に次男を出産した。

インタビュー態度の問題

俳優のチョン·ジヒョンが態度論難で話題になった。 チョン·ジヒョンの態度をめぐる議論は、記者たちとのインタビューの席にボディーガードを同行させたことと、主演にもかかわらずVIP試写会の舞台挨拶に参加しなかったことから始まった。 20日、映画「暗殺」の封切りを控えてチョン·ジヒョンはソウル鍾路区三清洞のあるカフェで警護員を同行したまま取材陣とインタビューを交わした。現場に参加した記者たちは、俳優のインタビューの席に警護員が一緒にした前例がなかったため、戸惑いを隠せなかった。 警護員を同行させるということは、記者たちからチョン·ジヒョンを保護する目的であるため、記者を暫定的な危険対象とみなすと解釈される可能性もある。また、チョン·ジヒョンは同日の20日午後7時、ソウルコエックスメガボックスで開かれた「暗殺」VIP試写会で、映画の主演にもかかわらず舞台挨拶には参加せず態度論難がおきた。 一方、暗殺チョン·ジヒョンの態度に対してネチズンたちは「チョン·ジヒョン、やりすぎじゃないか」などの多様な反応を見せた。あまりにも不誠実で基本的な礼儀がない無知な大きな失礼だ。 などの様々な批判を受けた。。

国税庁の税務調査を受けて巨額の脱税 追徴の処罰を受けた

国税庁は2月初め、有名芸能人や脱税容疑者を対象に税務調査に着手した。 この日、あるメディアはチョン·ジヒョンが不動産売買を通じて相場差益を上げ正常に税金を納付しなかった情況が捉えられたとし、国税庁がチョン·ジヒョンを相手に税務調査を進行し巨額の税金を追徴した事例に言及した。。

他の有力媒体でもチョン・ジヒョンが国税庁から強度の高い税務調査を受けた事実を知って注目を集めたと報道した。 国税庁は最近2年間、国内有名芸能人を対象に全防衛税務調査に着手した。チョン・ジヒョンが不動産売買を通じて相場差益を上げ、正常に税金を納付しなかった情況が捉えられ、国税庁が両腕を歩いたこと。特に国税庁は2年前の2023年チョン・ジヒョンを相手に高強度税務調査を行った事実が知られ、議論が浮上した。チョン・ジヒョンは先に税務調査を受けたことがあり、もう一度税務調査を受けて追徴金が付与された。。チョン・ジヒョン税務調査は、本人または家族名義で1人企画会社法人を設立した後、所属職員に虚偽で用役費を送金した後、返還する手法で所得を減らす事例が少なくないという判断によるものと解釈されると説明した。

出演

映画

  • ホワイト・バレンタイン(1999年) - ジョンミン 役
  • イルマーレ(2000年) - ウンジュ 役
  • 猟奇的な彼女(2001年) - 彼女 役
  • 4人の食卓(2003年) - ヨン 役
  • 僕の彼女を紹介します(2004年) - ヨ・ギョンジン巡査 役
  • デイジー(2006年) - ヘヨン 役
  • 星から来た男(2008年) - スジョン 役
  • ラスト・ブラッド(2009年) - サヤ 役 ※押井守が企画協力し、2000年に製作された同名のフルデジタルアニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写版
  • 雪花と秘文字の扇(2011年) ※2011東京/札幌・中国映画週間で上映 2011日本・中国映画週間 上映作品
  • 10人の泥棒たち(2012年) - イェ・ニコル 役
  • ベルリンファイル(2013年) - リョン・ジョンヒ 役
  • 暗殺(2015年) - アン・オギュン 役

ドラマ

  • The Season of Puberty(1997年)
  • 私の心を奪って(1998年、SBS) - ワン・ガヨン 役
  • Happy Together(1999年、SBS) - ソ・ユンジュ(ジユン) 役
  • 星から来たあなた(2013年-2014年、SBS)- チョン・ソンイ 役
  • 青い海の伝説(2016年-2017年、SBS) - シム・チョン/セファ 役
  • (2021年、Netflix)- アシン 役
  • 智異山~君へのシグナル~(2021年、tvN)- ソ・イガン 役
  • 北極星(2025年、Disney+) - ソ・ムンジュ 役

受賞歴

  • 第35回百想芸術大賞 新人賞(『ホワイトバレンタイン』
  • 1999 SBS演技大賞 新人賞(『Happy Together』)
  • 第39回大鐘賞 (『猟奇的な彼女』)
    • 女優主演賞
    • 人気賞
  • 第17回富川国際ファンタスティック映画祭 プロデューサーチョイス賞(『10人の泥棒たち』、『ベルリンファイル』)
  • 第50回百想芸術大賞 大賞(『星から来たあなた』)
  • 2014 SBS演技大賞(『星から来たあなた』)
    • 大賞
    • 10大スター賞
    • プロデューサー賞
    • ベストカップル賞
  • 第3回APAN Star Awards 韓国スター賞(『星から来たあなた』)
  • 第41回韓国放送大賞 演技者賞(『星から来たあなた』)
  • 2015大韓民国大衆文化芸術賞 大統領表彰
  • 第52回大鐘賞 - 女優主演賞(『暗殺』)
  • 2016 SBS演技大賞(『青い海の伝説』)
    • 10大スター賞
    • ベストカップル賞

外部リンク

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