ダスティン・ホフマン : ウィキペディア(Wikipedia)

ダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman, 本名: Dustin Lee Hoffman, 1937年8月8日 – )は、アメリカ合衆国の俳優。身長167cm。『クレイマー、クレイマー』(1979年)と『レインマン』(1988年)で2度アカデミー主演男優賞を受賞した。

来歴

カリフォルニア州ロサンゼルスにてセールスマンの父の元に生まれる。ウクライナからのユダヤ系の血とルーマニアからのユダヤ系の血を引いている。ロサンゼルス高校卒業。ジャズピアニストになる希望を持っており、ロサンゼルス音楽学校に入学したが、その後医学に関心を持った彼は音楽学校を落第する前にサンタモニカ市立大学に入学し一年間学んだ。その間に「演劇科は誰も落第しない」と聞き、落第を避けるため最終的に演劇科を選択した。ジーン・ハックマンと共にパサデナ劇場で二年間演じた。また彼らはしばらくの間ルームメイトだった。

ニューヨークに移り、小さなテレビ番組の役を含む一連の仕事を引き受けたが、自活するために演劇を一時離れ、教員の仕事に就いた。1960年にはオフ・ブロードウェイで初舞台を踏み、1961年にブロードウェイで初舞台を踏んだ。その後リー・ストラスバーグのアクターズ・スタジオで学び、『The Tiger Makes Out』(1967年)で映画デビューを果たした。

彼の名声は『卒業』(1967年)での不満を抱く大学生役で高まった。同作の演技でアカデミー主演男優賞ノミネートを受け、また『真夜中のカーボーイ』でもノミネートされた。アカデミー賞を受賞した『クレイマー、クレイマー』(1979年)や『レインマン』(1988年)といった作品から完璧主義者として知られており、それは時にスタッフ間との確執を生み、制作困難を引き起こすこともあった。

1983年にはブロードウェーに復帰し、『セールスマンの死』でウィリー・ローマン役を演じた。彼は『トッツィー』(1982年)や『ワグ・ザ・ドッグ』のような自らの主演映画を製作したパンチ・プロダクションを経営している。

2012年には初監督作品『カルテット! 人生のオペラハウス』がトロント国際映画祭で上映された。

人物

1969年5月に結婚した最初の妻アン・バーンDustin Hoffman at Tribute.ca. Retrieved January 23, 2008.との間に2人の娘カレンとジェンナがおり(カレンはアンの連れ子)、アンとの離婚後、1980年10月にリサ・ゴットセーゲンと再婚した。4人の子供、ヤコブ、マックス、レベッカ、アレクサンドラとコネティカットに住む。

熱烈な民主党支持者であり、芸術界をも二分した下院非米活動委員会への激しい批判など、しばしば政治的発言でも注目される。

ロンドン中心部に位置するハイドパーク近くに約1000万ポンド(13億円/1ポンド130円計算)の家を所有しているダスティン・ホフマン、散歩中に心停止で倒れた男性を救助! 2012年5月9日 ムービーコレクション

黒柳徹子が大ファンで、「徹子の部屋」(2013年4月16日・17日放送分)にはホフマンが初出演したダスティン・ホフマン「徹子の部屋」に出演!2日連続放送決定 2013年4月12日 映画.com ニュース

主な出演作品

公開年邦題原題役名備考
1967 卒業The Graduate ベン・ブラドック 英国アカデミー賞新人賞 受賞ゴールデングローブ賞新人賞 受賞
1968 ダスティン・ホフマンの100万$大捜査線Madigan's Millions ジェイソン
1969 真夜中のカーボーイMidnight Cowboy ラッツォ 英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞
ジョンとメリー John and Mary ジョン 英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞
1970 小さな巨人 Little Big Man ジャック・クラブ
1971 わらの犬Straw Dogs デヴィッド・サマー
1973 パピヨンPapillon ルイ・ドガ
1974 レニー・ブルース Lenny レニー・ブルース
1976 大統領の陰謀 All the President's Men カール・バーンスタイン
マラソンマン Marathon Man トーマス・リービ
1978 ストレート・タイム Straight Time マックス 兼製作
1979 アガサ 愛の失踪事件Agatha スタントン
クレイマー、クレイマー Kramer vs. Kramer テッド・クレイマー アカデミー主演男優賞 受賞ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) 受賞ニューヨーク映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
1982 トッツィーTootsie マイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ 英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
セールスマンの死Death of a Salesman ウィリー・ロマン テレビ映画ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) 受賞エミー賞主演男優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門) 受賞
1987 イシュタール Ishtar チャック・クラーク
1988 レインマン Rain Man レイモンド アカデミー主演男優賞受賞ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門) 受賞
1989 ファミリービジネス Family Business ヴィト・マクマレン
1990 ディック・トレイシー Dick Tracy マンブルス
1991 ビリー・バスゲイト Billy Bathgate ダッチ・シュルツ
フック Hook フック船長
1992 靴をなくした天使 Hero バーニー
1995 アウトブレイク Outbreak サム・ダニエルズ大佐
1996 アメリカン・バッファロー American Buffalo ウォルト・ティーチャー
スリーパーズ Sleepers ダニー・スナイダー
1997 マッド・シティ Mad City マックス・ブラケット
ワグ・ザ・ドッグ Wag the Dog スタンレー
1998 スフィア Sphere ノーマン・グッドマン博士
1999 ジャンヌ・ダルク Jean of Arc ジャンヌの良心
2002 ムーンライト・マイルMoonlight Mile ベン・フロス
2003 コンフィデンス Confidence キング
ニューオーリンズ・トライアル Runaway Jury ウェンドール・ローア
2004 ネバーランド Finding Neverland チャールズ・フローマン
ハッカビーズ I ♥ Huckabees ベルナード
ミート・ザ・ペアレンツ2 Meet the Fockers バーニー・フォッカー
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events 批評家 クレジットなし
2006 パフューム ある人殺しの物語 Perfume ~The Story of a Murderer~ ジュゼッペ・バルディーニ
主人公は僕だった Stranger Than Fiction ジュールズ・ヒルバート
2007 マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 Mr. Magorium's Wonder Emporium エドワード・マゴリアム
2008 カンフー・パンダ Kung Fu Panda シーフー老師 声の出演
新しい人生のはじめかた Last Chance Harvey ハーヴェイ・シャイン
2010 バーニーズ・バージョン ローマと共にBarney's Version
ミート・ザ・ペアレンツ3 Little Fockers バーニー・フォッカー
2011 カンフー・パンダ2 Kung Fu Panda 2 シーフー老師 声の出演
2014シェフ 三ツ星フードトラック始めましたChefリヴァ
靴職人と魔法のミシン The Cobbler アブラハム・シムキン
ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声Boychoirカーヴェル
2015 疑惑のチャンピオンThe Program ボブ・ハーマン

主な受賞

  • アカデミー賞
    • 1979年度 主演男優賞 『クレイマー、クレイマー』
    • 1988年度 主演男優賞 『レインマン』
  • ゴールデングローブ賞
    • 1967年度 有望若手男優賞 『卒業』
    • 1979年度 主演男優賞(ドラマ部門) 『クレイマー、クレイマー』
    • 1982年度 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門) 『トッツィー』
    • 1988年度 主演男優賞(ドラマ部門) 『レインマン』
  • ヴェネツィア国際映画祭
    • 1996年度 栄誉金獅子賞
  • ベルリン国際映画祭
    • 1989年度 金熊名誉賞

来日時のテレビ出演

  • 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ)
  • 徹子の部屋(2013年4月16日、テレビ朝日)

ダスティン・ホフマンをモチーフにした日本の楽曲

  • 大塚博堂「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」(1976年)
  • ゆず「ダスティンホフマン」
  • RAG FAIR「ヨーヨー・マン〜気づけばそこに雪が降る」 - 歌詞中に本人の名が登場する
  • 岡村靖幸「聖書(バイブル)」(1988年9月21日) - 歌詞中に本人の名が登場する
  • サザンオールスターズ「Big Star Blues (ビッグスターの悲劇)」 - 歌詞中に本人の名が登場する
  • ARB「ウィスキー&ウォッカ」(アルバム『W』) - 歌詞中に本人の名が登場する
  • 渡辺美里「Oh! ダーリン」(アルバム『tokyo』) - 歌詞中に本人の名が登場する

出典

外部リンク

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