じんのひろあき : ウィキペディア(Wikipedia)
じんの ひろあき2020年(1962年〈昭和37年〉 - )は、日本の脚本家・映画監督・劇作家。
経歴
大学在学中に映画監督の押井守に師事し、映画『紅い眼鏡』の美術担当としてキャリアをスタート。
ディレクターズカンパニー脚本コンクールで一席入選し、金子修介監督の『ラストキャバレー』の脚本でデビュー、同作で亀有映画祭脚本賞を受賞。
押井からは「超常現象・超能力・魔法・機械・戦争等、普通のアニメのライターが手掛ける案件には経験がないけど、『中学生』『高校生』しかも『女の子』の世界を書かせたら、日本一」「中学生・高校生の世界に昔から興味を持っていて、そういう子達の出入りする店に通って、色々な言葉を抽出してみたりすることを延々とやっている」と評している徳間書店刊「アニメージュ」2004年10月号「風通しのいいドラマ 押井守が語る『風人物語』」p.54より。。
脚本提供を続ける一方、漫画原作やオーディオドラマの執筆も行う。
演劇にも進出し、27年間で150以上の公演を手掛けるなど、多岐にわたる活動を続けている。
マントルプリンシアター、10×50KINGDOMを経て、現在はガソリーナを主宰。
作品
脚本・監督作品
- 『月より帰る』(企画・脚本・撮影・監督:1994年公開)
- 『もう、ひとりじゃない』(脚本・監督:1998年公開)
- 『天使の火遊び』(製作・脚本・撮影・編集・監督:2001年公開)
- 『唇からナイフ』(脚本・監督:2020年)
- 『うたかたの日々』(脚本・監督:2021年)
脚本提供作品
- 『ラスト・キャバレー』(金子修介監督:1988年公開)
- 『童貞物語4 ボクもスキーに連れてって』(廣木隆一監督:1989年公開)
- 『ノーライフキング』(市川準監督:1989年公開)
- 『櫻の園』(中原俊監督:1990年公開)
- 『東京BABYLON 2』(千明孝一監督:1994年公開)(アニメーション)
- 『勝手にしやがれ!! 成金計画』(黒沢清監督:1996年公開)
- 『風人物語』(西村純二監督:2004年公開)(アニメーション)
- 『おまえ うまそうだな』(藤森雅也監督:2010年公開)
- 『シャニダールの花』(石井岳龍監督:2013年公開)
演劇作品
- ポンキッキーズサマーコンサート'96〜ガチャピン・ムックの宇宙船ペリカーノ号〜(1996年:中野サンプラザ)
- 『デビルマン 不動を待ちながら』(2002年:ウエストエンド、サンモール)
- 『ドードーの旗のもとに 〜いくつもの傷口に唇をおしあてて〜』(2014年7月19日 - 7月21日:ザムザ阿佐谷)
- 『キタイ』(2015年4月9日 - 4月12日:ザムザ阿佐谷)
- 『櫻の園2』(2016年5月19日 - 5月22日:ザムザ阿佐谷)
ラジオドラマ作品
- 『わたしは真悟』
- 『BANANA・FISH』
ゲーム作品
- シェンムー(モーションキャプチャリングディレクター)
- デビルメイクライ2(オープニング映像)
その他の活動
- 漫画原作:『ラブレター』(ビックコミックスピリッツにて連載、コミックス累計10万部)
- 『12人の優しい日本人』(1991年公開)企画
受賞歴
- 日本アカデミー賞:優秀脚本賞(『櫻の園』)
- キネマ旬報:脚本賞(『櫻の園』)
- ヨコハマ映画祭:脚本賞(『櫻の園』)
- 東北新社:第二回アニメ企画大賞(大賞受賞)
- 亀有映画祭:脚本賞(『ラストキャバレー』)
- 岸田國士戯曲賞:ノミネート(『メイドイン香港』『俺なら職安にいるぜ』)
- にっかつビデオ企画大賞大賞(『死霊の花見』)
注釈
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/05 03:16 UTC (変更履歴)
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