ジェシカ・ハウスナー
オーストリアのウィーン出身で、父親は画家のルドルフ・ハウスナー、姉のターニャ・ハウスナーは衣装デザイナー、ゼニア・ハウスナーは舞台美術家。フィルムアカデミー・ウィーンでミヒャエル・ハネケに師事し、助手も務める。卒業後の1999年、仲間とともに映画製作会社「coop99」を設立。2001年カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品された長編監督デビュー作「Lovely Rita」(01)で国際的な注目を集め、続くホラー「Hotel ホテル」(04)も同部門に出品された。サスペンス「ルルドの泉で」(09)で第66回ベネチア国際映画祭の国際批評家連盟賞ほか5部門を受賞。以降のカンヌ出品作に「Amour Fou」(14・ある視点部門)、「リトル・ジョー」(19・コンペティション部門)、「Club Zero」(23・コンペティション部門)などがある。16年には、ある視点部門の審査員も務めた。