ジェームズ・ダン : ウィキペディア(Wikipedia)

ジェームズ・ダンJames Howard Dunn、1901年11月2日 – 1967年9月3日)は、ニューヨーク市出身のアメリカ合衆国の俳優。1945年の『ブルックリン横丁』でアカデミー助演男優賞を受賞した。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにテレビと映画で2つの星がある。

来歴

1901年(1905年との資料もある)、ウォール街の株式仲買人の息子としてニューヨーク市に生まれる。ヴォードヴィリアンとして活動を開始し、1920年代後半にはエキストラとしてサイレント映画に出演するようになる<i>James Dunn</i>. Allocine.co.uk.。

1931年にフォックス・フィルム(後の20世紀フォックス)と契約、数々の映画に出演し、1934年にはシャーリー・テンプルの映画4本に出演するなどキャリアのピークを迎える。しかし、1930年代後半になると役がつかなくなり、アルコール依存症とあいまって低迷する。

1945年、『ブルックリン横丁』で「アルコール依存症だが心優しい父親」を演じ、第18回アカデミー賞で助演男優賞を受賞、奇跡的な復活を果たすが、その後は再び低迷し、1950年代初頭には破産、酒浸りの生活を送るようになる。1950年代以降、活動の中心を映画からテレビに移す。

1967年、胃の手術を受けた後の合併症により死去。

主な出演作

公開年邦題原題役名備考
1931 バッド・ガールBad Girl エディ・コリンズ
婦人記者Sob Sister ギャリー・ウェブスター
オーバー・ゼ・ヒルOver the Hill ジョニー・シェルビー
1932 ダンス・チームDance Team ジミー・マリガン
運動選手を目指してSociety Girl ジョニー・マローン
1933 水兵上陸Sailor's Luck ジミー・フェニモア・ハリガン
四一九号室の女The Girl in 419 ダニエル・フレンチ
当たって砕けろTake a Chance デューク・スタンリー
1934 歓呼の嵐Stand Up and Cheer! ジミー
紐育の口笛Change of Heart マック
ベビイのお目見得Baby Take a Bow エディ・エリソン
アイスクリーム娘Have a Heart ジミー・フラハティ
聖林三百六十五夜365 Nights in Hollywood ジミー・デイル
輝く瞳Bright Eyes ループ・メリット
1935 ジョージ・ホワイツ一九三五年スキャンダルスGeorge White's 1935 Scandals'' エディ・テイラー
深夜の出来事Bad Boy エディ・ノーラン
1936 鉄拳熱血紳士Two-Fisted Gentleman ミッキー
1937 紳士ギャングWe Have Our Moments ジョン・ウェイド
1943 陽気な女秘書Government Girl ジョー・ブレイク
1945 ブルックリン横丁A Tree Grows in Brooklyn ジョニー・ノーラン アカデミー助演男優賞 受賞
1960 許されざる愛情The Bramble Bush ステュー・シェイファー
1962 青年Hemingway's Adventures of a Young Man 電信技手
1966 オスカーThe Oscar 重役

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/06/23 23:56 UTC (変更履歴
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