生野慈朗 : ウィキペディア(Wikipedia)
生野 慈朗(しょうの じろう、1950年(昭和25年)2月25日 - 2023年(令和5年)4月6日)は、日本のテレビディレクター。TBSテレビ(旧TBSエンタテインメント)のドラマ演出家。兵庫県神戸市出身。
来歴・人物
1972年、慶應義塾大学経済学部卒業後、TBSに入社。
テレビドラマのAD・演出補などを経て、1978年にドラマ『夫婦ようそろ』で初めて演出に挑み、『3年B組金八先生』や『2年B組仙八先生』などの桜中学シリーズ、『男女7人夏物語』、『ビューティフルライフ』など数々のヒット作を手掛けた。また『3年B組金八先生』では、第5・7シリーズ以外の6編に参加し、スペシャル版も合わせて計37話分演出を手掛けるが、これは金八参加ディレクターの中では最多であった。自社制作以外ではテレパック制作にも演出で参加し、2006年には、映画『手紙』で自身16年ぶりとなる監督を務めた。
2010年に定年を迎えたが、以後も嘱託契約で制作1部に在籍していたTBS、演出家・生野慈朗氏制作局嘱託に(文化通信.com 2010年03月02日)。
2023年4月6日、間質性肺炎で死去した。。
長女はファッションモデルの生野優子(バークインスタイル所属)。
作品
テレビドラマ
*夫婦ようそろ(1978年) | *3年B組金八先生シリーズ | **第1シリーズ(1979年) | **第2シリーズ(1980年) | **第3シリーズ(1988年) | **第4シリーズ(1995年) | **第6シリーズ(2001年) | **第8シリーズ(2007年) | **ファイナル(2011年) | *2年B組仙八先生(1981年 - 1982年) | *3年B組貫八先生(1981年) | *無邪気な関係(1984年) | *輝きたいの(1984年) | *花田春吉なんでもやります(1985年) | *華やかな誤算(1985年) | *もしも、学校が…!?(1985年、プロデュースも担当) | *男女7人シリーズ(テレパック制作) | **男女7人夏物語(1986年) | **男女7人秋物語(1987年) | *痛快!OL通り(1986年) | *モナリザたちの冒険(1987年) | *痛快!ロックンロール通り(1988年) | *俺たちの時代(1989年) | *クワタさんとマリ(1990年) | *神をにくんで人をにくまず(1991年) | *パパとなっちゃん(1991年) | *結婚したい男たち(1991年) | *次男次女ひとりっ子物語(1991年) | *ずっとあなたが好きだった(1992年) | *愛のそば(1992年) | *ひとりぼっちが怖い(1993年) | *愛するということ(1993年) | *誰にも言えない(1993年) | *スウィート・ホーム(1994年) | *長男の嫁(1994年) | *僕が彼女に、借金をした理由。(1994年) | *私の運命(1994年) | *ジューン・ブライド(1995年) | *愛していると言ってくれ(1995年) | *最後の家族旅行 Family Affair(1996年) | *ひとり暮らし(1996年) | *最後の恋(1997年) | *不機嫌な果実(1997年) | *織田信長 天下を取ったバカ(1998年) | *ラブとエロス(1998年) | *ビューティフルライフ(2000年、プロデュースも担当) | *QUIZ(2000年) | *真夏のメリークリスマス(2000年) | *Love Story(2001年) | *First Love(2002年) | *あなたの人生お運びします!(2003年) | *オレンジデイズ(2004年) | *27歳の夏休み(2005年) | *今夜ひとりのベッドで(2005年) | *輪舞曲(2006年) | *孤独の賭け〜愛しき人よ〜(2007年) | *SCANDAL(2008年、プロデュースも担当) | *GM〜踊れドクター(2010年) | *CO 移植コーディネーター(2011年) | *家族が家族であるために(2012年) | *松本清張没後20年スペシャル・寒流(2013年) | *女と男の熱帯(2013年) | *夜のせんせい(2014年) | *検事・霧島三郎(2014年) |
映画
- いこかもどろか(1988年)
- どっちもどっち(1990年)
- 手紙(2006年)東野圭吾原作(TBSは製作委員会に入っていないがTBSと友好関係にある毎日新聞社が製作委員会に入っている)
- 余命(2009年)谷村志穂原作、脚本の一部も兼任。(TBS、毎日新聞社、そしてJNN各局のいずれも製作委員会に入っていない)
- 食べる女(2018年)
受賞歴
- 1994年
- 第3回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 タイトルバック賞(『僕が彼女に、借金をした理由。』)
- 1995年
- 第6回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 タイトルバック賞(『愛していると言ってくれ』)
- 2000年
- 第24回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(『ビューティフルライフ』)
- 監督賞(土井裕泰と共に)
- キャスティング賞
- タイトルバック賞
- 第24回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(『ビューティフルライフ』)
- 2001年
- 第29回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(『Love Story』)
- 監督賞(土井裕泰、今井夏木と共に)
- タイトルバック賞(保坂久美子と共に)
- 第29回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(『Love Story』)
関連項目
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/10 14:50 UTC (変更履歴)
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