岸田里佳 : ウィキペディア(Wikipedia)
岸田 里佳(きしだ りか、1968年〈昭和43年〉3月8日 - )は、日本の女優。
大阪府岸和田市出身。身長158cm。プロダクション有機事務所に所属していたが2023年1月31日退所した。既婚。
人物
11歳の時にミヤコ蝶々主宰の「蝶々新芸スクール」児童部に入会し、大阪・南座の舞台でデビュー。その翌年に連続テレビ小説『虹を織る』に出演し、注目を浴びる。
1985年、朝日放送の『YOUごはんまだ?』で「ICHIGOちゃん」のメンバー(ICHIGOちゃん18号)として出演。
1991年、スーパー戦隊シリーズ『鳥人戦隊ジェットマン』に鹿鳴館香 / ホワイトスワン役で出演。
1994年に実業家と結婚し、1995年に長男、1999年に長女、2001年に次男を出産した。芸能活動を休業し、夫の仕事の関係で2003年に上海、2011年にアメリカに移住していた。2004年に開かれた『ジェットマン』DVD化記念の座談会に参加したときは上海から帰国してきたという。15年ほど外国暮らしで日本にいなかったが、2017年に帰国し、舞台女優として活動を再開している。日舞の師範名取の免許を持ち、着付けの資格も取得している。
2022年からは『超獣戦隊ライブマン』のブルードルフィン/岬めぐみ役の森恵と共に「特撮美熟女部」に新たに参加している。
特技は、日舞、三味線。
『ジェットマン』関連のエピソード
『ジェットマン』のオーディションは、役柄についてわからないまま受けており、変身ポーズを自分で考えてやってほしいといわれた時には恥ずかしかったと述懐している。
岸田自身は、お嬢様という鹿鳴館香のキャラクターについて自身とはかけ離れており、内田さゆりが演じた早坂アコの方が素に近いと感じていた。そのため、劇中ではお嬢様のキャラから恋愛感情に移行する過程が難しかったと述べている。
『ジェットマン』で一番印象に残っているエピソードとして兼役で原始人リーカを演じた第26話を挙げており、普段の衣裳よりもラフな格好の方が好みであり、のびのびやれて楽しかったと述べている。
そばを食べるシーンでは、アフレコでそばをすする音がうまく出せず、共演者の成瀬富久が代わりに当てている。
内田さゆりとはとても仲が良く、内田からは「お姉さん」と呼ばれていた。1997年の『ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!』では内田と再共演した。
出演
テレビドラマ
- 連続テレビ小説「虹を織る」(1980年、NHK)
- ドラマ人間模様 / 友だち(1987年、NHK) - 板倉可恵
- 独身送別会(1988年)
- スーパー戦隊シリーズ
- 鳥人戦隊ジェットマン(1991年 - 1992年) - 鹿鳴館香 / ホワイトスワン、リーカ(第26話)
- 忍者戦隊カクレンジャー 第9話「ドッキリ生中継」(1994年) - レポーター
- はぐれ刑事純情派- 第5シリーズ 第18話「盗聴器を仕掛けた女ガテンギャルの犯罪」(1992年) - 吉岡秀美
- デパート!秋物語(1992年)
- 特捜ロボ ジャンパーソン 第25話「早撃ち王決定戦」(1993年) - 弓野美紗
- 土曜ワイド「一発逆転夫婦」
- お嬢談
映画
- 公園通りの猫たち(1989年)
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年) - 結木かおり(配達先のおばさん) 役
CM
- バンダイ「ジェットマン 変身シリーズ」
- パンシロン 胃腸薬
- 松下電工 パワー歯ブラシ
- 不二家 食後のショコラ
バラエティ
- YOUごはんまだ?(「ICHIGOちゃん」のメンバー)
- 土曜の朝に二人でブランチ(レポーター)
オリジナルビデオ
- 正しい結婚の仕方
- ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!(1997年) - 母親役
舞台
- クピドン時の冒険(1989年)
- 浅草公会堂 春謡會日舞公演(2017年~)
- 俺は三四郎(2017年)
- 有機座「不条理 劇集II」(2018年)
- 博品館劇場「三銃剣」(2018年)
- 有機座イベント公演「関係」(2018年)
- 有機座公演「最期の作戦行動」(2019年)
音楽
シングル
- 誰もICHIGOがわからない(ICHIGOちゃん)(1985年12月21日、CBSソニー)
- 作詞:森雪之丞、作曲:THE BADGE、編曲:水谷公生
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/25 00:34 UTC (変更履歴)
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