マイテ・アルベルディ
チリ、サンティアゴ出身。チリ・カトリック大学を卒業後、短編映画の監督・脚本を経て、長編監督デビュー作のドキュメンタリー「The Lifeguard」(11)で国際的な注目を集める。以降も「Tea Time」(14)、「The Grown-Ups」(16)といった長編ドキュメンタリーでも高い評価を受け、短編「I’m Not from Here」(16)でニヨン国際ドキュメンタリー映画祭の短編映画賞を受賞。ある老人ホームの入居者たちの人生模様を、私設スパイとして潜入した男性の視点から捉えた「83歳のやさしいスパイ」(20)はアカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされ、チリの女性監督として初のアカデミー賞候補となった。アルツハイマーに冒されるチリの著名ジャーナリストとその妻の日々を追う「エターナルメモリー」(23)も同賞のノミネート作となったほか、サンダンス映画祭ワールド・ドキュメンタリー部門で審査員大賞を受賞。プロデューサーとしても活躍するほか、複数の大学で教鞭もとる。