薩摩剣八郎 : ウィキペディア(Wikipedia)

薩摩 剣八郎(さつま けんぱちろう、1947年5月27日 - )は、日本の俳優、スーツアクター。鹿児島県出水市生まれ。本名非公表。別名に久坂龍馬中山剣吾。特技は水彩画、示現流剣術、空手道。

経歴

  • 1965年、川崎製鉄に入社。翌年より千葉製鉄所に勤務。
  • 1967年、川崎製鉄を退社し、日活演技研究所(日活芸能教室)の一期生として入所。同所を卒業後、劇団日活青年劇場に在籍。芸名は久坂龍馬。
  • 1969年、日活専属俳優となる。
  • 1970年、三船プロダクションに移籍。芸名を中山剣吾に改める。
  • 1971年、『ゴジラ対ヘドラ』にヘドラ役で出演。初のスーツアクター。
  • 1973年、ピー・プロダクションの附属劇団「河童」を主宰。
  • 1984年、『ゴジラ』にゴジラ役で出演。「185cmを超える役者」とのオファーに対し、当時主宰していた劇団の役者を推薦するも本人が辞退したことから、代わりに自身(身長170cm)が演じることとなる。これを期に芸名を薩摩剣八郎と改名し、本作から『ゴジラvsデストロイア』(1995年)まで、重厚な着ぐるみを着て主役であるゴジラを演じ、スーツアクターの第一人者となる。

エピソード

  • 空き地で剣術を稽古していたところ、徐々にエスカレートして他人の土地に道場を建設するまでに至った結果、地主に見つかって泣く泣く退去させられる。
  • ゴジラシリーズについては上記の通り、1984年の『ゴジラ』から1995年の『ゴジラvsデストロイア』までゴジラ役を演じたが、『ゴジラvsデストロイア』ではメカニックや電飾も含めたスーツの重量が130キログラムに達するなど、過酷を極めた。後年に述懐したところによれば、スーツ内の炭酸ガスの噴射ギミックによる酸欠で4回ほど卒倒したため、酸素ボンベを常時入れるようにしてもらったそうである『ゴジラVSデストロイア』トークイベント、"ゴジラの死"やスーツ撮影秘話明かす - マイナビニュース。

出演

映画

ゴジラシリーズ

役名表記のない作品ではゴジラ役。

  • ゴジラ対ヘドラ(1971年、東宝) - ヘドラ役
  • 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年、東宝) - ガイガン役
  • ゴジラ対メガロ(1973年、東宝映像) - ガイガン役(ただし、本人は著書『ゴジラが見た北朝鮮』において、メガロを演じたと記述している)
  • ゴジラ(1984年、東宝)
  • ゴジラvsビオランテ(1989年、東宝)
  • ゴジラvsキングギドラ(1991年、東宝)
  • ゴジラvsモスラ(1992年、東宝)
  • ゴジラvsメカゴジラ(1993年、東宝)
  • 怪獣プラネットゴジラ(1994年、サンリオピューロランドで上映された3D映画)
  • ゴジラvsスペースゴジラ(1994年、東宝)
  • ゴジラvsデストロイア(1995年、東宝)

その他

  • あゝひめゆりの塔 (1968年、日活)
  • 新選組 (1969年、東宝/三船プロ)
  • 待ち伏せ (1970年、東宝/三船プロ)
  • 激動の昭和史 軍閥 (1970年、東宝)
  • 激動の昭和史 沖縄決戦 (1971年、東宝)
  • 海軍特別年少兵 (1972年、東宝)
  • ノストラダムスの大予言 (1974年、東宝)
  • 戦国自衛隊 (1979年、角川映画):小泉家家臣役
  • 連合艦隊 (1981年、東宝映画)
  • 駅 STATION (1981年、東宝映画)
  • プルガサリ (1985年、北朝鮮映画) - プルガサリ役
  • 川島芳子 (1990年、香港映画)
  • ヤマトタケル (1994年、東宝映画) - ヤマタノオロチ役
  • セクシーパブ 乳揉み尻さすり (1999年、石井プロダクション
  • 地獄 (1999年、石井プロダクション) - 青鬼役
  • 盲獣vs一寸法師 (2001年、石井プロダクション) - 人形師・安川役
  • 川奈まり子 桜貝の甘い水 (2002年、小林プロ)

テレビ

  • 天皇の世紀 (1971年) - 橋口伝蔵
  • ライオン奥様劇場・大奥の女たち(1971年)
  • 大忠臣蔵 (1971年)
  • 帰ってきたウルトラマン(1971年) - MAT基地警備員 ※第31話
  • ウルトラマンA(1972年)※第13・14話
  • サンダーマスク(1972年) - サンダーマスク ※2代目スーツアクターのほか殺陣師、キャスティングも担当
  • 風雲ライオン丸(1973年) - タイガージョーJr.
  • 鉄人タイガーセブン(1973年) - 補修員 ※第11話
  • 特別機動捜査隊 第690話(1975年) - 太郎
  • 花神 (1977年)
  • 裸の大将放浪記 (1980年、第1作)
  • 鬼平犯科帳 第1シリーズ 第13話「蛇の眼」(1980年、ANB)
  • 峠の群像 (1982年)

オリジナルビデオ作品

  • 淫獣大戦キトラ (2001年)
  • 時空警察ヴェッカー (2001年)- 用心棒(友情出演)
  • Pマン サイバー美少女0指令(2003年) - 示現流師範役

著書

  • 『ゴジラが見た北朝鮮 金正日映画に出演した怪獣役者の世にも不思議な体験記。』(文春ネスコ、1988年) ISBN 4-89036-747-0
  • 『ゴジラのなかみ』(筑摩書房、1993年) ISBN 4-480-04176-1
  • 『ゴジラついに大往生』(近代文芸社、1996年) ISBN 4-7733-5128-4
  • 『俺は俳優だ 着グルミ役者と呼ばれて30年』(ワイズ出版、2004年) ISBN 4-89830-179-7

出典

外部リンク

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