瓶子吉久 : ウィキペディア(Wikipedia)

瓶子 吉久(へいし よしひさ)は、漫画雑誌編集者。集英社の男性社員。2011年から2017年まで『週刊少年ジャンプ』の10代目編集長を務めた。

経歴

大学卒業後の1991年に集英社へ入社。週刊少年ジャンプ編集部へ配属され、桐山光侍『忍空』、かずはじめ『MIND ASSASSIN』、木多康昭『幕張』、高橋和希『遊☆戯☆王』、あずまけいしん『CHILDRAGON』、矢吹健太朗『BLACK CAT』、大亜門『無敵鉄姫スピンちゃん』『太臓もて王サーガ』など、さまざまなジャンルの漫画を担当した。また、入社2年目に担当した同誌の読者コーナー『ジャンプ放送局』を担当していた時は、「レトロのへーちゃん」と呼ばれた。

大亜門を持ち込み時代から担当し、連載まで育てた。

2006年に『週刊少年ジャンプ』副編集長、2010年に『ジャンプSQ』副編集長となる。2011年には『週刊少年ジャンプ』編集長となって2011年30号から2017年30号まで担当した。

人物

様々な漫画を担当してヒット作に導いた敏腕編集者である一方、うっかり者の面もある。大亜門が瓶子経由で賞へ投稿したとき、その頃はまだ本名だったため、ペンネームを現在の「大亜門」にして欲しいと言ったが、瓶子がそれを忘れたため、本名で載ってしまう『無敵鉄姫スピンちゃん』p.76。次の賞の投稿時にもペンネームの件を念を押したが、またもや忘れて2度本名で載った『無敵鉄姫スピンちゃん』p.92。他にも連載開始しても大亜門の手元に一通もファンレターが届かないので、人気がないと思って瓶子に聞いたところ、来ているが聞かれなかったので大亜門に渡していなかった『無敵鉄姫スピンちゃん』p.172。

離婚歴が1度あり、現在は再婚している。

編集長時代の業績

  • 瓶子が編集長在籍以前から本誌に掲載されていた作品のうち、瓶子編集長在任時の6年間で最終回を迎えなかったのは『ONE PIECE』と『HUNTER×HUNTER』(ただし、不定期連載期間あり)『銀魂』の3作品のみである。特に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(40年)、『NARUTO -ナルト-』(15年)、『BLEACH』(15年)といった長期連載作品が瓶子編集長時代に相次いで終了された。
  • 一方、『暗殺教室』を連載開始から終了までを見届けたほか、『ハイキュー!!』『ブラッククローバー』『僕のヒーローアカデミア』『約束のネバーランド』『鬼滅の刃』など後にジャンプの牽引する作品群を生み出してもいる。

モデルとなったキャラクター

「週刊少年ジャンプ」で、担当編集者となったギャグ漫画を中心に登場する。

  • 『幕張』では、吉六会メンバー「鬼瓶久吉」のモデルのほか、本人としても登場。連載中から現在に至るまで、木多康昭に私生活を虚実を交えて暴露され続けている。特にかずはじめとの交際(無論雑誌掲載時は前妻と婚姻関係が続いており、不倫となる)を公表し、前妻との離婚の原因を作った。
  • 『太臓もて王サーガ』では、丘八十一(おか やそいち)のモデル。
  • 『遊☆戯☆王』のコンピュータゲーム『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ 封印されし記憶』、『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズII 継承されし記憶』、『遊☆戯☆王 フォルスバウンドキングダム 〜虚構に閉ざされた王国〜』に登場するヘイシーン
  • 『ジャンプ放送局』五代目担当編集者。土居孝幸が描いたイラストは当時の瓶子の特徴を捕らえている。コミックス18〜19巻担当(18巻冒頭の写真ページで早くも「入社二年目には見えない風貌」とコメントを書かれている)。瓶子をネタにしたハガキも多く寄せられ掲載されていた。なお、同コーナーの局長・さくまあきらが携わっている「桃太郎電鉄シリーズ」の「大阪のお笑い劇場」のキャラのモデルにもなった(キャラクターデザインは土居孝幸)。
  • 『バクマン。』では週刊少年ジャンプの副編集長役として登場。2011年には実際のジャンプと同様に、作中においても編集長として登場するようになった。
  • 『珍遊記2〜夢の印税生活編〜』では、名前は出ていないが週刊少年ちんぷ副編集長として登場。編集長(前任の佐々木尚がモデル)が太郎に殺されたため、繰り上げで編集長に就任。カンダーラ都城地下の印刷所が太郎に破壊されるのを防ぐため、妖怪図鑑の発行を条件に娘々に太郎の退治を依頼する。

担当作品と期間

年月日は『週刊少年ジャンプ』公式発売日を基準。

  • 桐山光侍
    • 『忍空』
  • かずはじめ
    • 『MIND ASSASSIN』
  • 木多康昭
    • 『幕張』
  • 高橋和希
    • 『遊☆戯☆王』
  • あずまけいしん
    • 『CHILDRAGON』
  • 矢吹健太朗
    • 『BLACK CAT』
  • 荒木飛呂彦
    • 『スティール・ボール・ラン』:初代担当。2004年1月(第1話) - 2004年10月(第23話)『JOJOVELLER HISTORY』p.98
  • 大亜門
    • 『無敵鉄姫スピンちゃん:2004年3月(第1話) - 2004年5月(最終話)
    • 『太臓もて王サーガ』:初代担当。2005年7月(第1話) - 2005年12月(第20話)『週刊少年ジャンプ』2006年2号、大亜門の巻末コメント『太臓もて王サーガ』第3巻、p.38

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