知念実希人 : ウィキペディア(Wikipedia)

は、日本の小説家、医師『ファンタージーへの誘い ストーリーテラーのことのは』徳間書店刊、115ページより。ISBN 978-4-19-864180-1 。沖縄県南城市生まれ。東京都在住。巣鴨中学校・高等学校、東京慈恵会医科大学卒業。日本内科学会認定医。

略歴

沖縄県南城市で生まれるが、1歳にも満たないうちに東京へ戻り、池袋で育つ。子供の頃から江戸川乱歩の少年探偵団や、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズに親しみ、「ストーリーを作る側になってみたい」という思いを持つが、実際には祖父や父と同じ医師への道に進む。高校生のときに鮎川哲也が編者を務める公募アンソロジー『本格推理』に本名で投稿し、掲載される。

2004年に医師国家試験に合格し、内科医として勤務。4年間働き内科医の認定医となってから本格的に小説の執筆にとりかかる。2011年、『誰がための刃 レゾンデートル』(応募時のタイトルは「レゾン・デートル」)で第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。選考委員の島田荘司は「背後に存在する深い医学的知見に都度圧倒される」と評したこうもり通信│福山ミステリー文学新人賞│島田荘司選。2012年、同作で作家デビュー。Twitterでは医療系のトリビアをつぶやいている。

文学賞受賞・候補歴

太字が受賞したもの

  • 2011年 - 「レゾン・デートル」で第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。
  • 2015年 - 『仮面病棟』で2015年啓文堂大賞(文庫部門)受賞。

作品リスト

天久鷹央の推理カルテシリーズ

表紙イラスト:いとうのいぢ

  • 天久鷹央の推理カルテ(2014年10月 新潮文庫nex)
    • 収録作品:泡 / 人魂の原料 / 不可視の胎児 / オーダーメイドの毒薬
  • 天久鷹央の推理カルテII ファントムの病棟(2015年3月 新潮文庫nex)
    • 収録作品:甘い毒 / 吸血鬼症候群 / 天使の舞い降りる夜
  • 天久鷹央の推理カルテIII 密室のパラノイア(2015年6月 新潮文庫nex)
    • 収録作品:閃光の中へ / 拒絶する肌 / 密室で溺れる男
  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ(2015年9月 新潮文庫nex) - シリーズ初の長編
  • 天久鷹央の推理カルテIV 悲恋のシンドローム(2016年2月 新潮文庫nex)
    • 収録作品:迷い込んだ呪い / ゴミに眠る宝 / 瞬間移動した女
  • 幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ(2016年9月 新潮文庫nex)
  • 天久鷹央の推理カルテV 神秘のセラピスト(2017年3月 新潮文庫nex)
    • 収録作品:雑踏の腐敗 / 永遠に美しく / 聖者の刻印
  • 甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ(2017年11月 新潮文庫nex)
  • 火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ(2018年9月 新潮文庫nex)
  • 魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ(2019年9月 新潮文庫nex)
  • 神話の密室 天久鷹央の事件カルテ(2020年9月 新潮文庫nex)

「死神」シリーズ

  • 優しい死神の飼い方(2013年11月 光文社 / 2016年5月 光文社文庫)
  • 黒猫の小夜曲(2015年7月 光文社 / 2018年1月 光文社文庫)

病棟シリーズ

  • 仮面病棟(2014年12月 実業之日本社文庫 / 2019年12月 実業之日本社ジュニア文庫 / 2020年2月 実業之日本社【愛蔵版】巻末にデビュー作『誰がための刃 レゾンデートル』(2012年)から『ムゲンのi』(2019年)までの自著全作品解説を収録。また、初版限定特典で全冊に知念が直筆サインを入れた。)
  • 時限病棟(2016年10月 実業之日本社文庫)

「神酒クリニックで乾杯を」シリーズ

  • 神酒クリニックで乾杯を(2015年10月 角川文庫)
  • 神酒クリニックで乾杯を 淡雪の記憶(2016年4月 角川文庫)

その他の小説

  • 誰がための刃 レゾンデートル(2012年4月 講談社)
    • 【改題】レゾンデートル(2019年4月 実業之日本社文庫)
  • ブラッドライン(2013年7月 新潮社)
    • 【改題】螺旋の手術室(2017年9月 新潮文庫)
  • 改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ(2015年5月 幻冬舎文庫)
    • 【改題】リアルフェイス(2018年6月 実業之日本社文庫)
  • 白銀の逃亡者(2016年6月 幻冬舎文庫)
  • あなたのための誘拐(2016年9月 祥伝社)
    • 【改題】誘拐遊戯(2019年10月 実業之日本社文庫)
  • 屋上のテロリスト(2017年4月 光文社文庫)
  • 崩れる脳を抱きしめて(2017年9月 実業之日本社 / 2020年10月 光文社文庫)
  • 祈りのカルテ(2018年3月 KADOKAWA)
    • 収録作品:彼女が瞳を閉じる理由 / 悪性の境界線 / 冷めない傷痕 / シンデレラの吐息 / 胸に噓を秘めて
  • ひとつむぎの手(2018年9月 新潮社)
  • 神のダイスを見上げて(2018年11月 光文社【広島限定カバー】広島県と光文社の企画で、単行本が全国発売される前に、広島県内の書店にて限定カバーで先行販売された。 / 2018年12月 光文社)
  • レフトハンド・ブラザーフッド(2019年3月 文藝春秋)
  • ムゲンのi(2019年9月 双葉社【上・下】)
  • 十字架のカルテ(2020年3月 小学館)
    • 収録作品:闇を覗く / 母の罪 / 傷の証言 / 時の浸蝕 / 闇の貌

その他の作品

  • ファンタジーへの誘い-ストーリーテラーのことのは-(2016年6月 徳間書店) - インタビュー集

メディア・ミックス

映画

  • 仮面病棟(2020年3月6日公開、配給:ワーナー・ブラザース映画、監督:木村ひさし、主演:坂口健太郎) - 脚本を知念が担当(木村ひさしとの共同脚本)。

テレビドラマ

  • 神酒クリニックで乾杯を(2019年1月12日 - 3月30日、全10話、BSテレ東「土曜ドラマ9」枠、主演:三浦貴大安藤政信

漫画

  • 天久鷹央の推理カルテ(2016年9月 - 2018年6月、全4巻、新潮社 バンチ・コミックス) - 作画:緒原博綺
  • 仮面病棟(2020年2月 - 8月、全2巻、実業之日本社 リュエルコミックス) - 作画:NICOMICHIHIRO

注釈

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2020/10/17 11:13 UTC (変更履歴
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