ルーカス・ドン
ベルギーのヘント出身。母は服飾系の教師、弟はプロデューサーで、10代の頃から映画やTVの現場でコスチュームデザインのアシスタントとして働く。
バレリーナを目指すトランスジェンダーの主人公の挑戦と葛藤を描いた「Girl ガール」(18)で長編監督デビューし、第71回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でカメラドール(新人監督賞)を受賞。主演のビクトール・ポルスターも最優秀俳優賞を受賞した。
自身の経験を基に、13歳の2人の少年に起こる関係の変化を描いた長編第2作「CLOSE クロース」(22)は第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリを受賞、第80回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞、第95回アカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされた。