肥谷圭介 : ウィキペディア(Wikipedia)

肥谷 圭介(ひや けいすけ、1979年 - )は、日本の漫画家。男性。三重県出身。

来歴

東京デザイナー学院を卒業。『週刊ヤングマガジン』(講談社)で佳作を受賞。その後、『ヤングアニマル』(白泉社)に移る。同誌で連載されていた林崎文博の『VF -アウトサイダーヒストリー-』のアシスタントを3日で辞めたという。2006年、「DAYS」でヤングアニマルまんが賞準入選受賞。デビュー作の「DAYS」は一年間かけて制作した。

2009年、「サンクチュアリー 〜僕に彼女ができない理由〜」で第60回ちばてつや賞ヤング部門準優秀新人賞受賞。

2011年、「その子の笑顔が世界を救う」で第29回MANGA OPEN山田芳裕賞受賞。

2013年、『モーニング』(講談社)14号にて『ギャングース』の連載を開始。肥谷にとって初の連載作品で、鈴木大介のノンフィクションルポルタージュ『家のない少年たち』を原案とした作品。2015年に鈴木の入院による休載を挟み、同年36・37合併号から連載再開し、2017年6号で完結。

2018年3月4日より『コミックDAYS』(同)にて『マーダーボール』の連載を開始。

2018年11月23日に『ギャングース』が実写映画化される。公開に先がけて、肥谷が実写映画のキャストで再現した『ギャングース』のキャラクターたちのイラストを公開。

2019年、『ヤングキング』20号より『僕×スター』の連載を開始。連載開始インタビューでは「期待通りの展開にしていきますので、期待しててください!」と意気込みを述べている。

人物

本人によると、よく「冷めていると人から言われる」という。

『ギャングース』の連載中に勝手に実写化の妄想ばかりしていたといい、実写化が決定した際には「漫画にはない「音」がある緊張感や空気感を想像すると、ドキドキワクワクが止まない」と語っている。

山岸汰誠の『ペーパーホラーショー』について、「すげーおもしろくて続きが楽しみ」と評価している。

作風

エンタテインメント性のあるストーリーとキャラクターを持つ。

作品リスト

連載

  • ギャングース(ストーリー共同制作:鈴木大介、『モーニング』2013年14号 - 2017年6号、講談社、全16巻)
  • マーダーボール(監修:日本ウィルチェア―ラグビー連盟、『コミックDAYS』2018年3月2日 - 2019年4月、講談社、全4巻)
  • 僕×スター(『ヤングキング』2019年20号 - 2021年18号(第1部)、2022年17号 - (第2部)、少年画報社、既刊7巻)
  • 蜜を追う(監修:瀬戸晴海、『くらげバンチ』2023年10月27日 - )

読み切り

  • FIVE(1996年)
  • DAYS(『ヤングアニマル嵐』、白泉社、2006年)
  • ベリーベリーアイラヴユー(『ヤングアニマル嵐』2007年No.1、白泉社)
  • 俺と自販と、時々、オッサン(原作:加藤公平、『ヤングアニマル嵐』、白泉社、2007年)- TVドラマ『世にも奇妙な物語』で実写映像化された。
  • チキンパンチ(『ヤングアニマル』2008年4号、白泉社)
  • その子の笑顔が世界を救う(『モーニング』2012年13号、講談社)
  • カッコイイことだけは言うぜ(『モーニング』2015年33号、『Dモーニング』2015年33号、講談社)
  • 異世界転生課(『月刊コミックバンチ』2023年11月号付録「死役所公式アンソロジー」)

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/12/11 12:13 UTC (変更履歴
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