V・ビジャエーンドラ・プラサード : ウィキペディア(Wikipedia)
コドゥリ・ヴィシュワ・ヴィジャエーンドラ・プラサード(Koduri Viswa Vijayendra Prasad、1942年5月27日 - )は、インドのテルグ語映画で活動する映画監督、脚本家。テルグ語映画の他にヒンディー語映画、カンナダ語映画、タミル語映画でも活動しており、これまでに25本以上の映画で脚本を手掛け、その大半がブロックバスターを記録している。代表作には『マガディーラ 勇者転生』『マジック』『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』『マニカルニカ ジャーンシーの女王』『RRR』がある。
生い立ち
ラージャムンドリー近郊ので生まれ、エールールのに進学する。プラサードの生家はコヴールに土地を所有していたが、鉄道敷設によって土地を失っている。1968年にカルナータカ州に移住し、兄K・V・シヴァシャンカルと共ににある村に7エーカーの水田を購入するが軌道に乗らず、1977年に一家はコヴールに帰郷している。その後も様々な事業に手を出したものの、いずれも失敗に終わっている。
キャリア
1985年に兄の誘いを受け、映画製作のため家族を連れてマドラスに移住する。ダッタは数人の映画監督の助手を務めた後に『Pillanagrovi』の製作を開始するが、全財産を投入した挙句に経済的な理由で製作中止となる。その後、プラサードはダッタの伝手を頼りに映画界で働き始め、友人だったサマタ・アーツのムカルジーの紹介でK・ラーガヴェンドラ・ラーウと知り合い、ダッタと共に彼の作品に参加するようになる。1988年に『Janaki Ramudu』で脚本家デビューし、同作は興行的な成功を収めた。1994年にはダサリ・ナーラーヤナ・ラーオの『Bangaru Kutumbam』で脚本を手掛け、同作はを受賞している。また、同年に脚本を手掛けた『Bobbili Simham』の成功により脚本家としての地位を確立し、1999年に手掛けた『Samarasimha Reddy』は当時のテルグ語映画の中で最大のヒットを記録した。2011年に『Rajanna』で監督デビューし、ナンディ賞長編映画賞を受賞しSmall wonder – The Hindu. Thehindu.com (1 January 2012). Retrieved on 2015-10-31.、2015年には脚本を手掛けた『バジュランギおじさんと、小さな迷子』でを受賞している。
2022年7月6日にインド大統領ラーム・ナート・コーヴィンドからインド上院議員の指名を受け、翌7日に就任した。
人物
カースト制度の根絶を訴えており、公の場では出身カーストを示す「K(コドゥリ)」を外して「V・ヴィジャエーンドラ・プラサード」を名乗っている。
脚本の執筆に際しては『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』からインスピレーションを得ており、最も好きな映画として『幻想市場』を挙げている。また、の影響を強く受けており、特に大きな影響を受けた映画として『』を挙げている。
家族
妻ラージャー・ナンディニはの女性で、恋愛結婚している; Event occurs from 36:12 to 38:51。二人の間にはオーストラリア在住の娘と、映画監督として活動する息子のS・S・ラージャマウリがおり、甥にはM・M・キーラヴァーニ、、S・S・カンチがおり、姪にはM・M・スリレーカがいる。
フィルモグラフィー
監督
- Arthanghi(1996年)
- Sri Krishna 2006(2006年)
- Rajanna(2011年)
- Srivalli(2017年)
脚本
- Janaki Ramudu(1988年)
- Bobbili Simham(1994年)
- Bangaru Kutumbam(1994年)
- Gharana Bullodu(1995年)
- Sarada Bullodu(1996年)
- Appaji(1996年)
- Kurubana Rani(1998年)
- Rana(1998年)
- Samarasimha Reddy(1999年)
- Simhadri(2003年)
- Sye(2004年)
- Vijayendra Varma(2004年)
- Naa Alludu(2005年)
- (2005年)
- Pandu Ranga Vittala(2006年)
- Vikramarkudu(2006年)
- ヤマドンガ(2007年)
- Mitrudu(2009年)
- マガディーラ 勇者転生(2009年)
- マッキー(2012年)
- バーフバリ 伝説誕生(2015年)
- バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年)
- Jaguar(2016年)
- バーフバリ 王の凱旋(2017年)
- マジック(2017年)
- マニカルニカ ジャーンシーの女王(2019年)
- RRR(2022年)
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/31 14:00 UTC (変更履歴)
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