エドワード・ベルガー
ドイツ出身。1990年から91年までドイツのブラウンシュバイク美術大学で学んだ後、ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツに編入して監督業を学び、94年に卒業する。97年以降はドイツのベルリンを拠点とし、自身の監督作を発表する傍ら、TVドラマのエピソード監督も手がける。
14年、幼い兄弟が母を捜す3日間を描いた「ぼくらの家路」が第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されて国際的な注目を集め、東西ドイツの時代を描いたTVミニシリーズ「ドイツ1983年」(15)や、ベネディクト・カンバーバッチ主演のTVミニシリーズ「パトリック・メルローズ」(18)などの監督を担当。
Netflixで配信された戦争映画「西部戦線異状なし」(22)は、過去にも米国で映画化されてアカデミー賞を受賞した同名の長編小説をあらためて映画化したもので、高い評価を獲得。第95回アカデミー賞で作品賞・国際長編映画賞ほか9部門にノミネートされた。