愛加あゆ : ウィキペディア(Wikipedia)
愛加 あゆ(まなか あゆ、1987年10月18日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団雪組トップ娘役。
富山県富山市『宝塚おとめ 2014年度版』 阪急コミュニケーションズ、2014年、83頁。ISBN 978-4-484-14522-8。、文京区立第七中学校出身。身長161cm。血液型A型。愛称は「あゆ」、「あゆっち」、「れな」。
所属事務所はワタナベエンターテインメント。
来歴
2003年、宝塚音楽学校入学。
2005年、宝塚歌劇団に91期生として入団。入団時の成績は4番。花組公演「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」で初舞台。その後、雪組に配属。
愛くるしい笑顔で早くから注目を集め、2009年、水夏希・愛原実花トップコンビ大劇場お披露目となる「ロシアン・ブルー」で、新人公演初ヒロイン。その後も3度に渡って新人公演ヒロインを務める。
2010年、音月桂トップお披露目となる「はじめて愛した」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、東上公演初ヒロイン。
2011年の「ニジンスキー」(バウホール・日本青年館公演)で、2度目の東上公演ヒロイン。
2012年12月25日付で雪組トップ娘役に就任。壮一帆の相手役として、翌年の「ベルサイユのばら」でトップコンビ大劇場お披露目。マリー・アントワネット役を演じる。
2014年8月31日、「一夢庵風流記 前田慶次/My Dream TAKARAZUKA」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を壮と同時退団。
退団後はワタナベエンターテインメント所属となり、舞台を中心に活動を続けている。
人物
宝塚入団前には子役としてドラマやCMに出演していた経験がある。
実姉は元星組トップ娘役の夢咲ねねであり、同時期に姉妹が揃ってトップ娘役を務めるのは、宝塚史上初のこととなった。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
- 2005年3 - 5月、花組『マラケシュ・紅の墓標』『エンター・ザ・レビュー』(宝塚大劇場のみ)
雪組時代
- 2005年6 - 10月、『霧のミラノ』『ワンダーランド』
- 2005年11 - 12月、『DAYTIME HUSTLER』(バウホール・日本青年館) - サリー
- 2006年2 - 5月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - 新人公演:ルルー(本役:花夏ゆりん)
- 2006年7月、『Young Bloods!!-魔夏の吹雪-』(バウホール) - 愛美
- 2006年9 - 12月、『堕天使の涙』 - 新人公演:イヴェット(本役:大月さゆ)『タランテラ!』
- 2007年2 - 3月、『ノン ノン シュガー!!』(バウホール) - ビビ
- 2007年5 - 8月、『エリザベート』 - 娼婦、新人公演:家庭教師(本役:山科愛)
- 2007年10月、『シルバー・ローズ・クロニクル』(ドラマシティ・日本青年館) - ドーリー
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t'aime-』 - 新人公演:アブリコ(本役:悠月れな)『ミロワール』
- 2008年5 - 6月、『外伝 ベルサイユのばら-ジェローデル編-』『ミロワール』(全国ツアー)
- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』 - 新人公演:ブランカ(本役:舞羽美海)
- 2008年12 - 2009年1月、『カラマーゾフの兄弟』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター) - リーズ
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - ディケアミス、新人公演:エレナ(本役:大月さゆ)
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー』 - タチヤーナ・エセーニナ、新人公演:イリーナ・クズネツォワ(本役:愛原実花)『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』 新人公演初ヒロイン
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け』 - ロザンナ、新人公演:アンリエット(本役:愛原実花)『Carnevale(カルネヴァーレ)睡夢(すいむ)』 新人公演ヒロイン
- 2010年6 - 9月、『ロジェ』 - ドミニク、新人公演:マリア(本役:舞羽美海)『ロック・オン!』
- 2010年10 - 11月、『はじめて愛した』(ドラマシティ・日本青年館) - レイチェル・プランシェ 東上初ヒロイン
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』 - 新人公演:ジュリエット(本役:舞羽美海/夢華あみ) 新人公演ヒロイン
- 2011年4 - 5月、『ニジンスキー-奇跡の舞神-』(バウホール・日本青年館) - ロモラ・ド・プルツキー 東上ヒロイン
- 2011年7月、『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場) - スミティ
- 2011年9 - 11月、『仮面の男』 - コンスタンス、新人公演:アンヌ王太后(本役:梨花ますみ)『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』
- 2012年1月、『インフィニティ-限りなき世界-』(バウホール)
- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス』 - エボリ公女、新人公演:フェリア公女(本役:麻樹ゆめみ)『Shining Rhythm!』
- 2012年7 - 8月、『フットルース』(梅田芸術劇場・博多座) - ラスティ
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-』 - 野風『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』
雪組トップ娘役時代
- 2013年2月、『若き日の唄は忘れじ』 - ふく『Shining Rhythm!』(中日劇場) トップお披露目公演
- 2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - マリー・アントワネット 大劇場トップお披露目公演
- 2013年8 - 9月、『若き日の唄は忘れじ』 - ふく『ナルシス・ノアールII』(全国ツアー)
- 2013年11 - 2014年2月、『Shall we ダンス?』 - ジョセリン・ハーツ『CONGRATULATIONS 宝塚!!』 初エトワール
- 2014年3 - 4月、『心中・恋の大和路』(ドラマシティ・日本青年館) - 梅川
- 2014年3 - 4月、月組『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(宝塚大劇場) Wエトワール3/29〜4/1のみ壮一帆と特別出演。
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - まつ『My Dream TAKARAZUKA』 退団公演
出演イベント
- 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
- 2009年6月、『百年への道』(コーラス)
- 2009年11月、音月桂ディナーショー『The K-ing. DOM-進化するK-』音月桂ディナーショー「The K-ing.DOM-進化するK-」('09年雪組・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2009年12月、タカラヅカスペシャル2009『WAY TO GLORY』
- 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』第52回「宝塚舞踊会」('13年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 2015年2月、『ON AIR〜夜間飛行〜』(Zeppブルーシアター六本木) - アヤ
- 2015年4月、『星の王子さま』(DDD AOYAMA CROSS THEATER) - キツネ
- 2015年9 - 10月、『嫌われる勇気』(赤坂RED/THEATER) - 下村沙織
- 2015年10 - 11月、『錆びつきジャックは死ぬほど死にたい』(CBGKシブゲキ!!) - ケイト
- 2016年3 - 4月、『GEM CLUB』(シアタークリエ・サンケイホールブリーゼ・愛知県芸術劇場)
- 2016年4 - 5月、『FAIRY TAIL』(サンシャイン劇場、上海公演) - ルーシィ・ハートフィリア
- 2016年8月、『王家の紋章』(帝国劇場・梅田芸術劇場) - ミタムン
- 2016年10月、『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』(草月ホール) - 幸田幸
- 2017年4 - 5月、『王家の紋章』(帝国劇場・梅田芸術劇場) - ミタムン
- 2017年7 - 8月、『グランギニョル』(サンシャイン劇場・ドラマシティ) - フリーダ・デリコ
- 2017年11月、『デパート!』(三越劇場) - マリ
- 2018年2 - 4月、『ブロードウェイと銃弾』(日生劇場・梅田芸術劇場・博多座) - エレン
- 2018年4月、『GJ』(赤坂RED/THEATER)
- 2018年8 - 9月、『マリーゴールド』(サンシャイン劇場・ドラマシティ) - エリカ
- 2018年10 - 11月、『深夜食堂』(シアターサンモール) - 明太子
- 2019年3月、『KAKAI歌会2019』(三越劇場)
- 2019年7月、『中村雅俊45thアニバーサリー公演』(明治座) - 君江
- 2019年10 - 11月、『PSYCHO-PASS サイコパス Chapter1-犯罪係数-』(ステラボール) - 唐之杜志恩
- 2020年2月、『ラヴ・レターズ』(PARCO劇場)- メリッサ
- 2020年3月、『星の大地に降る涙 THE MUSICAL』(舞浜アンフィシアター) - アンジュリ
- 2020年11 - 12月、『Now. Here. This.』(博品館劇場・東松山市民文化センター・TTホール・ウインクあいち)- スーザン
- 2021年5 - 6月、『ブロードウェイと銃弾』(日生劇場・KOBELCO大ホール・オーバード・ホール・高崎芸術劇場) - エレン
- 2021年8月、『エニシング・ゴーズ』(明治座) - ホープ・ハーコート
- 2022年1 - 2月、『ヴェラキッカ』(東京建物 Brillia HALL・WWホール) - ジョー・ヴェラキッカ
- 2022年3 - 4月、『あなたの初恋探します』(浅草九劇)山口乃々華とWキャスト。- イ・ユナ
- 2022年5 - 6月、『ボーイング・ボーイング』(自由劇場・京都劇場) - ジュディス
- 2022年8 - 9月、『ピピン』(東急シアターオーブ・オリックス劇場) - キャサリン
- 2023年2 - 3月、『CLUB SEVEN 20th Anniversary』(シアタークリエ・ドラマシティ)
- 2023年4 - 5月、『BACK BEAT』( 東京建物 Brillia HALL・兵庫県立芸術文化センター・熊本市民会館・枚方市総合文化芸術センター・江戸川区総合文化センター)- アルトリッド・キルヒヘア
- 2023年8 - 9月、『ビートルジュース』(新橋演舞場・御園座・大阪松竹座) - バーバラ
- 2023年10 - 11月、『Greatest Dream』(東京建物 Brillia HALL・梅田芸術劇場)
- 2023年12 - 2024年1月、『The Agent』(よみうりホール・阪急中ホール)彩吹真央とWキャスト。- ライラ・サマーズ
- 2024年9 - 10月、『マリオネットホテル』(サンシャイン劇場・サンケイホールブリーゼ) - ジョー・ヴェラキッカ
- 2025年1 - 3月、『ケイン&アベル』(東急シアターオーブ・新歌舞伎座) - ケイト・ブルックス
- 2025年5 - 6月、『ビートルジュース』(日生劇場・新歌舞伎座) - デリア
ドラマ
- カサネ第3話(2015年3月17日、テレビ東京) - 扇塚桂
- シメシ(2015年6月21日 - 7月13日、毎日放送) - 池山樹理
- 女の勲章(2017年4月15日、フジテレビ) - 弓枝
- 今夜もLL(LIVE&LOVE)Episode2〜君の瞳に花束を(2017年5月10日 - 5月31日、TOKYO-MX) - 逢沢ゆき
- はぐれ署長の殺人急行4(2018年、TBS) - 小野寺涼花
- 中学聖日記(2018年、TBS) - 駒形真希子
- 東京男子図鑑(2020年4月30日 - 7月2日、関西テレビ、中国アジア配信(日中共同制作)) − 葉月里香
- おじさんはカワイイものがお好き。(2020年8月13日 - 9月10日、日本テレビ系列) - 臼間未来
- コトコト〜おいしい心と出会う旅〜 富山編(2024年12月 NHK BS/BSプレミアム4K 、2025年NHK総合)- 崎森優子
受賞歴
- 2010年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞
注釈
出典
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/12/22 19:16 UTC (変更履歴)
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