大平太 : ウィキペディア(Wikipedia)

大平 太(おおひら ふとし)は、日本テレビ放送網制作局専門部長。

プロフィール

1990年に日本テレビに入社、以後1998年7月頃までドラマの制作に携わる。『家なき子』で初のドラマディレクターを担当した。同年7月にドラマの制作から離れ、『ルックルックこんにちは』で取材ディレクターを担当した。1999年12月に再びドラマの制作に戻る。2001年に日本テレビの深夜ドラマ枠である『shin-D』の放送が終了し、後の『D-TODAY』(ZZZ)枠の担当プロデューサーとなる。2005年には『女王の教室』をプロデュース、それまでになかった教師像を創り出したことで話題となった。2012年6月1日よりドラマ担当チーフプロデューサー。2014年6月1日より現職。

この『女王の教室』では多くの非難、批判、共感など多くの反響が集まったことで、大平も同局の自己批評番組『あなたと日テレ』の2005年6月26日放送分などに出演した。当時小学校4年生の娘を持つ大平にとって、子供を叱ることがなくなった今の教師と学校に疑問を持ち、ドラマを通じて提言したいということが『女王の教室』の企画意図だったという。そしてその本編で主人公・阿久津真矢の過去を隠したことについては『安易に視聴者の共感を受けさせないため』ということを説明している。

手掛けたドラマ

プロデューサー

  • 姫はセーラー服がお好き(1997年)
  • 24時間テレビスペシャルドラマ・勇気ということ(1997年)
  • 亀中教師ご一行様(1998年)
  • マネートークス(1998年)
  • 平成夫婦茶碗(2000年)
    • 平成夫婦茶碗スペシャル(2000年)
    • 続・平成夫婦茶碗(2002年)
  • OLポリス(2001年)
  • おいしい女たち(2001年)
  • 東京ぬけ道ガール(2002年)
    • 東京ぬけ道ガールリターンズ(2002年)
  • だめんず・うぉ〜か〜(2002年)
  • スーパーテレビ情報最前線・特別版・遺言-桶川ストーカー事件の深層(2002年)
  • 幸福の王子(2003年)
  • ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏(2004年)
  • シナリオ登龍門2004優秀賞受賞作品・「目の鱗、ぽろり」(2005年)
  • 女王の教室(2005年)
  • 演歌の女王(2007年)
  • 24時間テレビスペシャルドラマ・君がくれた夏 〜がんばれば、幸せになれるよ〜(2007年)
  • 学校じゃ教えられない!(2008年)
  • 24時間テレビスペシャルドラマ・にぃにのことを忘れないで(2009年)
  • 曲げられない女(2010年)
  • リバウンド(2011年)
  • 家政婦のミタ(2011年)
  • ○○妻(2015年)
  • 偽装の夫婦(2015年)
  • 過保護のカホコ(2017年)
  • 同期のサクラ (2019年)
  • 35歳の少女 (2020年)
  • 家庭教師のトラコ(2022年)
  • 24時間テレビスペシャルドラマ・虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ(2023年)

チーフプロデューサー

  • 三毛猫ホームズの推理(2012年4月期)※第8話より
  • トッカン -特別国税徴収官-(2012年7月期)
  • ゴーストママ捜査線〜僕とママの不思議な100日〜(2012年7月期)
  • 東京全力少女(2012年10月期)
  • シュガーレス(2012年10月期)
  • 悪夢ちゃん(2012年10月期)
  • シェアハウスの恋人(2013年1月期)
  • 泣くな、はらちゃん(2013年1月期)
  • 金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件(2013年1月12日)
  • So long !(2013年2月11日 - 13日)
  • Woman (2013年7月期)
  • オンナ♀ルール 幸せになるための50の掟(2014年1月1日 - ) ※NOTTVとの共同制作
  • 殺人偏差値70(2014年)

協力プロデューサー

  • ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜(2021年)
  • 放課後カルテ(2024年)

演出・演出補

  • 結婚しないかもしれない症候群(1991年)
  • 家なき子(1994年)
    • 家なき子2(1995年)
    • 家なき子総集編(1995年)
  • 日本一短い「母」への手紙2・第4話「めぐり逢い」(1995年)
    • 日本一短い「母」への手紙3・「卒業式」(1996年)
  • 竜馬におまかせ!(1996年)
  • 続・星の金貨(1996年)
    • 星の金貨・完結編スペシャル(1997年)
  • セーラー服と吸血鬼(1996年)
  • 天国への扉(1996年)
  • 恋のバカンス(1997年)
  • 恋の片道切符(1997年)
  • 三姉妹探偵団(1998年)

映画

  • 20世紀少年(2008年・2009年)

受賞

  • 2012年 エランドール賞 プロデューサー賞(『家政婦のミタ』)2012年エランドール賞 一般社団法人 日本映画テレビプロデューサー協会、2012年1月26日参照。
  • 2012年東京ドラマアウォード プロデュース賞

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/01 14:14 UTC (変更履歴
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