ジュスティーヌ・トリエ
フランス出身。パリ国立高等美術学校を卒業後、2006年の学生運動を追った「Sur place」(07)や仏大統領選挙の日々を記録した「Solférino」(09) などのドキュメンタリー映画を制作し、フランス映画界の気鋭の女性監督として早々に注目を集める。劇映画とドキュメンタリーの手法をミックスした長編監督デビュー作「ソルフェリーノの戦い」(13)が国際的に高い評価を得て、第2作「ヴィクトリア」(16)、第3作「愛欲のセラピー」(19)と長編作品を発表。
長編4作目「落下の解剖学」(23)は第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で女性監督として史上3人目となるパルムドールを受賞、ゴールデングローブ賞最優秀脚本賞にも輝き、第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞、編集賞の5部門にノミネートされた。