花總まり : ウィキペディア(Wikipedia)
花總 まり(はなふさ まり、1973年花總まり 公式プロフィール BLOOMING GROUP OFFICIAL WEBSITE。2月28日 - )は、日本の女優・歌手。元宝塚歌劇団宙組・雪組トップ娘役宙組 花總まりも退団へ 産経新聞ENAK。。
東京都、日本女子大学附属高等学校出身。身長163cm花總まり プロフィール BLOOMING GROUP OFFICIAL WEBSITE。。血液型O型。愛称は「ハナ」『宝塚おとめ 2006年度版』 阪急コミュニケーションズ、2006年、137頁。ISBN 4-484-06504-5。。
所属事務所はブルーミングエージェンシー。
来歴
1989年、宝塚音楽学校入学。
1991年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に77期生として入団。月組公演「ベルサイユのばら」で初舞台。
1992年、「白夜伝説」で、妖精ミーミル役に抜擢され、注目を集める宙組 花總まり(1):タカラジェンヌ 夢の軌跡 産経新聞ENAK。。
1993年の「うたかたの恋」で新人公演初ヒロイン。同年8月3日付で雪組へと組替え。
1994年の「二人だけの戦場」で、バウホール・東上公演初ヒロイン。雪組トップ娘役に就任宙組 花總まり(2):タカラジェンヌ 夢の軌跡 産経新聞ENAK。。トップ就任後第1作となる「風と共に去りぬ」では、娘役でありながら新人公演の主演を務め、スカーレット役を演じた。
1996年、日本初演となる「エリザベート」で、タイトルロールでもあるエリザベート役を演じる。自身の代表作の1つとなり、1998年の再演でも同役を演じた。
1998年1月1日付で宙組創設に伴う発足メンバーとして宙組へ組替え宙組 花總まり(3):タカラジェンヌ 夢の軌跡 産経新聞ENAK。。宙組の初代トップ娘役に就任する。
2000年「ベルサイユのばら2001」のマリー・アントワネット、「ファントム」の歌姫クリスティーヌなど、清楚な美貌と歌唱力を生かした大役を演じ、高い評価を受ける。
宝塚100年に1人の娘役との呼び声も高い中、2006年7月2日退団。トップ娘役としての任期は12年を超え、これは男役、娘役合わせての歴代最長記録となる。
退団後は2010年より本格的に芸能活動を再開。
2013年東宝ミュージカル「モンテクリスト伯」ヒロイン役として好演、高い評価を得る。
2014年「レディ・ベス」(世界初演の主役。)「モーツァルト」
2015年、「エリザベート」でエリザベート役を演じる『エリザベート』花總まりロングインタビュー げきぴあ。。
人物
幼い頃からバイオリンを習い、音大進学を目指していたが、高校1年の時に1度目の受験で音楽学校に合格を果たした。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
- 1991年3 - 5月、月組『ベルサイユのばら-オスカル編-』(宝塚大劇場のみ)
組まわり
- 1991年8 - 9月、雪組『華麗なるギャツビー』『ラバーズ・コンチェルト』(宝塚大劇場のみ)
- 1991年11月、花組『ヴェネチアの紋章』『ジャンクション24』(東京宝塚劇場のみ)
星組時代
- 1992年3月、『紫禁城の落日』(東京宝塚劇場のみ)
- 1992年5 - 8月、『白夜伝説』 - ミーミル『ワンナイト・ミラージュ』
- 1992年10月、『ハロー、ジョージ!』(バウホール) - エリザベス
- 1993年1 - 2月、『宝寿頌』『PARFUM DE PARIS』 - 歌う娘/パリジェンヌ/エトワール、新人公演:踊る淑女S/恋人/パリジェンヌ(宝塚大劇場)
- 1993年2 - 3月、『ハロー、ジョージ!』(日本青年館) - エリザベス
- 1993年4月、『宝寿頌』『PARFUM DE PARIS』 - 歌う娘/パリジェンヌ/エトワール、新人公演:踊る淑女S/恋人/パリジェンヌ(東京宝塚劇場)
- 1993年6 - 8月、『うたかたの恋』 - ミリー・ステュベル、新人公演:マリー・ヴェッツェラ(本役:白城あやか)『パパラギ』(宝塚大劇場のみ) 新人公演初ヒロイン
雪組時代
- 1993年10 - 12月、『ブルボンの封印』 - マリエール『コート・ダジュール』 - マリー(宝塚大劇場)
- 1994年1 - 2月、『二人だけの戦場』(バウホール・日本青年館) - ライラ バウ・東上初ヒロイン
- 1994年3月、『ブルボンの封印』 - マリエール『コート・ダジュール』 - マリー(東京宝塚劇場)
雪組トップ娘役時代
- 1994年5 - 8月、『風と共に去りぬ』 - キャリーン・オハラ、新人公演:スカーレット・オハラ(本役:一路真輝) 新人公演主演、初エトワール
- 1994年10月、『二人だけの戦場』(愛知厚生年金会館) - ライラ トップお披露目公演
- 1994年11 - 12月、『雪之丞変化』 - 浪路『サジタリウス』(宝塚大劇場) 大劇場トップお披露目公演
- 1995年1月、『アリア 夢唄』(ドラマシティ) - マリー
- 1995年3月、『雪之丞変化』 - 浪路『サジタリウス』(東京宝塚劇場)
- 1995年5 - 8月、『JFK』 - ジャクリーヌ『バロック千一夜』
- 1995年9月、『アリア 夢唄』(愛知厚生年金会館)
- 1995年11 - 12月、『あかねさす紫の花』 - 額田女王『マ・ベル・エトワール』(宝塚大劇場のみ)
- 1996年2 - 3月、『エリザベート』(宝塚大劇場) - エリザベート
- 1996年4 - 5月、『あかねさす紫の花』 - 額田女王『マ・ベル・エトワール』(全国ツアー)
- 1996年6月、『エリザベート』(東京宝塚劇場) - エリザベート
- 1996年8 - 9月、『虹のナターシャ』 - 蘭子・ナターシャ『La Jeunesse!』(宝塚大劇場)
- 1996年11月、『晴れた日に永遠が見える』(バウホール) - デイジー・ギャンブル
- 1996年12月、『虹のナターシャ』 - 蘭子・ナターシャ『La Jeunesse!』(東京宝塚劇場)
- 1997年2月、『虹のナターシャ』 - 蘭子・ナターシャ『La Jeunesse!』(中日劇場)
- 1997年3 - 5月、『仮面のロマネスク』 - フランソワーズ・メルトゥイユ侯爵夫人『ゴールデン・デイズ』(宝塚大劇場)
- 1997年5 - 6月、『晴れた日に永遠が見える』(日本青年館・愛知厚生年金会館) - デイジー・ギャンブル
- 1997年7月、『仮面のロマネスク』 - フランソワーズ・メルトゥイユ侯爵夫人『ゴールデン・デイズ』(東京宝塚劇場)
- 1997年9 - 11月、『真夜中のゴースト』 - マリー『レ・シェルバン』(宝塚大劇場のみ)
宙組トップ娘役時代
- 1998年1月、『夢幻宝寿頌』『This is TAKARAZUKA!』(香港カルチュラルセンター)
- 1998年3 - 8月、『エクスカリバー』 - ロザライン『シトラスの風』 大劇場トップお披露目公演
- 1998年9月、『バウ・ボヤージュ!』(バウホール)
- 1998年10 - 1999年3月、『エリザベート』 - エリザベート
- 1999年4 - 5月、『エクスカリバー』 - ロザライン『シトラスの風』(全国ツアー)
- 1999年6 - 11月、『激情』 - カルメン『ザ・レビュー'99』
- 2000年1 - 5月、『砂漠の黒薔薇』 - マリヤーナ姫『GLORIOUS!!』
- 2000年6 - 7月、『うたかたの恋』 - マリー・ヴェッツェラ『GLORIOUS!!』(全国ツアー)
- 2000年8 - 12月、『望郷は海を越えて』 - 由布姫/エカテリーナII『ミレニアム・チャレンジャー!』
- 2001年2月、『望郷は海を越えて』 - 由布姫/エカテリーナII『ミレニアム・チャレンジャー!』(中日劇場)
- 2001年4 - 8月、『ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 - マリー・アントワネット エトワール
- 2001年11 - 2002年3月、『カステル・ミラージュ』 - エヴァ=マリー『ダンシング・スピリット!』
- 2002年4 - 5月、『カステル・ミラージュ』 - エヴァ=マリー『ダンシング・スピリット!』(全国ツアー)
- 2002年7 - 11月、『鳳凰伝』 - トゥーランドット『ザ・ショー・ストッパー』
- 2002年12 - 2003年1月、『聖なる星の奇蹟-いつか出会う君に-』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター) - リディア
- 2003年2 - 6月、『傭兵ピエール』 - ジャンヌ・ダルク『満天星大夜總会』
- 2003年8月、『鳳凰伝』 - トゥーランドット『ザ・ショー・ストッパー』(博多座)
- 2003年10 - 2004年2月、『白昼の稲妻』 - ヴィヴィアンヌ『テンプテーション!』
- 2004年2月、花組『アプローズ・タカラヅカ!』(宝塚大劇場) Wエトワール2/7〜10のみ和央ようかと特別出演。
- 2004年3月、『BOXMAN-俺に破れない金庫などない-』(日本青年館・ドラマシティ) - ドリー
- 2004年5 - 8月、『ファントム』 - クリスティーヌ・ダーエ
- 2004年10 - 11月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - スカーレット・オハラ
- 2005年1 - 4月、『ホテル ステラマリス』 - ステイシー・ランカスター『レヴュー伝説』
- 2005年5 - 6月、『ホテル ステラマリス』 - ステイシー・ランカスター『レヴュー伝説』(全国ツアー)
- 2005年8 - 11月、『炎にくちづけを』 - レオノーラ『ネオ・ヴォヤージュ』
- 2005年12月、和央ようかライブショー『W-WING-』(ドラマシティ)
- 2006年3 - 7月、『NEVER SAY GOODBYE』 - キャサリン・マクレガー/ペギー・マクレガー 退団公演宙組 花總まり(4):タカラジェンヌ 夢の軌跡 産経新聞ENAK。
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
- 『ディートリッヒ 生きた 愛した 永遠に』(2010年3月‐4月/青山劇場、梅田芸術劇場) - エディット・ピアフ 役
- 『ミュージカル・ドラキュラ』(2011年8月 - 9月/東京国際フォーラム・ホールC、梅田芸術劇場) - ミーナ・マレー 役
- 『LOVE LETTERS』(2011年11月/パルコ劇場) - メリッサ 役
- 『NO WORDS,NO TIME 〜空に落ちた涙〜』(2013年1月 - 2月/東京グローブ座、森ノ宮ピロティホール)
- 『永遠物語』(2013年3月 - 4月/宝塚バウホール) - 吉岡良子 役
- 『モンテ・クリスト伯』(2013年12月 - 2014年1月/日生劇場、梅田芸術劇場、愛知県芸術劇場大ホール、キャナルシティ劇場) - メルセデス 役
- 『レディ・ベス』(2014年4月 - 5月/帝国劇場、7月‐9月/梅田芸術劇場、博多座、中日劇場) - レディ・ベス 役
- 『モーツァルト!』(2014年11月 - 12月/帝国劇場、2015年1月/梅田芸術劇場) - ナンネール 役
- 『エリザベート』(2015年6月 - 8月/帝国劇場) - エリザベート 役
- 『1789 -バスティーユの恋人たち-』(2016年4月 - 6月/帝国劇場、梅田芸術劇場) - マリー・アントワネット 役
- 『エリザベート』(2016年6月 - 10月/帝国劇場、博多座、梅田芸術劇場、中日劇場) - エリザベート 役
- 『レディ・ベス』(2017年10月 - 12月/帝国劇場、梅田芸術劇場) - レディ・ベス 役
- 『ROMALE〜ロマを生き抜いた女 カルメン〜』(2018年3月 - 4月/東京芸術劇場プレイハウス、シアター・ドラマシティ) - カルメン 役
- 『シークレット・ガーデン』(2018年6月 - 7月/シアター・クリエ、厚木文化会館、久留米シティプラザ、兵庫県立芸術文化センター) - リリー 役
- 『マリー・アントワネット』(2018年9月 - 2019年1月/博多座、帝国劇場、御園座、梅田芸術劇場) - マリー・アントワネット 役
- 『エリザベート』(2019年6月 - 8月/帝国劇場) - エリザベート 役
- 『おかしな二人』(2020年10月/シアタークリエ、11月/シアター・ドラマシティ) - フローレンス 役
- 『マリー・アントワネット』(2021年1月 - 2021年3月 /東急シアターオーブ、梅田芸術劇場) - マリー・アントワネット 役
- 『本日も休診』(2021年11月12日 - 28日/明治座) - 見川鯛山の妻・テル子 役。
- 『リトルプリンス』(2022年1 - 2月/シアタークリエ、ビレッジホール) - 花 役。
- 『銀河鉄道999 THE MUSICAL』(2022年4月/日本青年館ホール) - メーテル 役
- 『バイオーム』(2022年6月/東京建物 Brillia HALL) - 怜子・クロマツの芽 役
- 『エリザベート』(2022年10 - 2023年1月/帝国劇場、御園座、梅田芸術劇場、博多座) - エリザベート 役
- 『SUNNY』(2023年6 - 7月/東京建物 Brillia HALL、7月/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)
- 2023年12月、『ベートーヴェン』(日生劇場) - アントニー・ブレンターノタイトルロールは井上芳雄、クンツェ&リーヴァイのミュージカル「ベートーヴェン」 ステージナタリー。
- 『応天の門』(2024年12月/明治座) - 昭姫 役
ドラマ
- 大河ドラマ(NHK)
- 『おんな城主 直虎』(2017年) - 佐名 役
- 『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(2025年放送予定) - 宝蓮院 役
- 放送90年 大河ファンタジー『精霊の守り人』最終章(2017年/NHK) - ユーカ 役
- BS時代劇『明治開花 新十郎探偵帖』第1話(2020年/NHK) - アツ子 役
- ブラックペアン シーズン2 第4話・第5話(2024年/TBS) - 戸島和子役
ラジオドラマ
- 『斜陽の国のルスダン』(2017年/NHK-FM 青春アドベンチャー) - 女王ルスダン 役
- 『紺碧のアルカディア』(2019年/NHK-FM 青春アドベンチャー) - 女船長フェリチータ 役
- 『ヨコハマ・ジャスミンホテル』(2021年/NHK-FM 青春アドベンチャー) - メリケンお雪 役
- 『あなたに似た街』(2017年/NHK-FM FMシアター)
CM
- 野村證券『with NISA るいとう』篇、『with NISA 株主優待』篇(2014年 - 2017年)
- アート引越センター(2017年9月 - )
- リソウコーポレーション(2019年2月 - )
- シュガーレディ(2019年6月 - )
コンサート
- 『エリザベート スペシャル・ガラ・コンサート』(2012年11月 - 12月/東急シアターオーブ、梅田芸術劇場) - エリザベート 役
- 『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』(2016年12月 - 2017年1月/梅田芸術劇場、オーチャードホール) - エリザベート 役
- 『25th Anniversary 花總まり First Concert 〜Especially For You〜』(2016年2月26日、27日/赤坂ACTシアター)
- 『プレミアムシンフォニックコンサート〜花總まり・愛に生きた女王を綴る〜』(2020年1月17日/オーチャードホール、2月23日/NHK大阪ホール)
- 『プレミアムシンフォニックコンサート 〜花總まり・女王たちの物語〜 Xmasバージョン』(2020年12月12日/オーチャードホール)
- 『THE BEST New HISTORY COMING』(2025年2月/帝国劇場)
CD
- 『花總まり ファーストアルバム Especially For You』(2016年)
受賞歴
- 1993年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1992年度新人賞
- 1994年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1993年度努力賞
- 1994年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞
- 1996年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1995年度優秀賞
- 1997年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1996年度優秀賞
- 1999年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1998年度優秀賞
- 2000年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 1999年度優秀賞
- 2001年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞
- 2003年、第29回『菊田一夫演劇賞』 - 演劇賞
- 2004年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 特別賞
- 2005年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2004年度優秀賞
- 2014.15..19年、『月刊ミュージカル』 最優秀女優賞
- 2015年、第23回『読売演劇大賞』 - 優秀女優賞
- 2016年、第41回『菊田一夫演劇賞』 - 演劇大賞第41回菊田一夫演劇賞、大賞は花總まり!演劇賞に梅沢昌代、駒田一ら ステージナタリー。
- 2016年 wowow『勝手に演劇大賞』女優賞
- 2019年 オーストリア共和国 有功栄誉金章
- 2021年、第42回『松尾芸能賞』 - 演劇部門優秀賞
注釈
出典
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/29 21:17 UTC (変更履歴)
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.