吉川良太郎 : ウィキペディア(Wikipedia)
は、日本の小説家、SF作家。
経歴・人物
新潟県新潟市(現中央区)の酒販店の次男として生まれる。中央大学文学部フランス文学科卒業後、同大学大学院博士前期課程修了。在学中は中央大学SF研究会に所属。
2001年時点で日本SF作家クラブ会員だったが『SF入門』(早川書房)巻末名簿、2024年10月時点では会員名簿に名前がない。
大学院在学中の2001年、近未来のフランス暗黒街を活写した『ペロー・ザ・キャット全仕事』で第2回日本SF新人賞を受賞し、作家デビュー。2007年には、映画『』、2009年『』に脚本協力として携わった。
作品リスト
単行本
- 『ペロー・ザ・キャット全仕事』徳間書店、2001年5月
- 『ボーイソプラノ』徳間書店、2001年9月
- 『シガレット・ヴァルキリー』徳間デュアル文庫、2002年2月
- 『ギャングスターウォーカーズ』カッパ・ノベルス、2004年2月
- 『解剖医ハンター』(漫画作品。作画:黒釜ナオ、原作担当)全3巻(2009年~2012年)
雑誌等掲載作品
- 小説作品
- 「血の騎士 鉄の鴉」『SF Japan』2001年春季号
- 「ぼくが紳士と呼ばれるわけ」『S-Fマガジン』2003年7月号
- 「苦艾の繭」『異形コレクション 酒の夜語り』2002年
- 「大人はわかってくれない」『ミステリーズ!』2005年FEBRUARY
- 「ピーターパン・ホームシック・ブルース」(憑依都市)『SF Japan』2005年SPRING
- 「赤頭巾ちゃんに気をつけて」『小説宝石特別編集 英雄譚』2005年
- 「ドリアン・グレイの画仙女」『異形コレクション アート偏愛』2005年
- 「いばら姫」『小説宝石』2007年9月号
- 「吸血花」『SF Japan』2008年WINTER
- 『短篇ベストコレクション 現代の小説 2009』(日本文藝家協会編、徳間書店、2009年6月)に再録。
- 「青髭の城で」『異形コレクション Fの肖像』2010年
- 「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」『SF JACK』2013年 / 文庫版、2016年
- 「おかえりヴェンデッタ」『再着装(リスリーヴ)の記憶―〈エクリプス・フェイズ〉アンソロジー』書苑新社、2021年9月
- 評論
- 「黙示録的なロリポップ、の包み紙」『ユリイカ』2002年10月号
- 「『中国行きのスロウ・ボート』は、どこへ着いたのか?」『ユリイカ』2004年4月号
関連項目
- 日本の小説家一覧
- SF作家一覧
外部リンク
- イリノイの閑話休題強盗 - 本人ブログ
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/05 09:17 UTC (変更履歴)
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