カーリー・サイモン : ウィキペディア(Wikipedia)
|職業 = |担当楽器 = |活動期間 = 1964年 - |レーベル = |事務所 = |共同作業者 = |公式サイト = Carly Simon.com |著名使用楽器 = }} カーリー・エリザベス・サイモン(、1943年6月25日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性シンガーソングライター、ミュージシャン。フォークソング出身で、1970年代からソロに転向し、開花。1980年代にはアカデミー賞を受賞するなど、米国の代表的アーティストとして知られる。
第14回グラミー賞受賞。1988年度アカデミー歌曲賞受賞。1994年に入りを果たした。
略歴
ニューヨーク・ブロンクスの非常に裕福な家庭の子女として育った。父親は米国の大手出版社サイモン&シュスター創業者の。1964年に姉のルーシーとフォーク・デュオのサイモン・シスターズを結成する。
1971年2月、アルバム『Carly Simon』でソロ・デビューを果たす。「幸福のノクターン」「アンティシペイション」がヒットした。第14回グラミー賞(1972年3月開催)で最優秀新人賞を受賞。
1972年に、ミック・ジャガーがバックボーカルで参加した曲「うつろな愛 (You're So Vain) 」及びアルバム『ノー・シークレッツ』(プロデュースはリチャード・ペリー)をリリースし、翌1973年にはシングル、アルバム共に全米1位の大ヒットとなる。同年11月にはジェームス・テイラーと結婚し、後に2児をもうけた。テイラーとは1983年に離婚。余談だが、竹内まりやはこの時の憔悴し切ったカーリーを見て『元気を出して』を制作しているジェイムス・テイラー、人生を振り返る15曲 - ローリングストーン。1974年にはテイラーとのデュエットによるカバー曲「愛のモッキンバード」及びアルバム『ホットケーキ』がヒットした。
カーリーは1970年代前半のシンガーソングライター・ブームの一翼を担った。当時の音楽シーンで内省的なアーティストが多かった中で、明るく活動的なイメージを持ち、女性アーティストとしてはキャロル・キングやジョニ・ミッチェルと並ぶ人気を誇った。
1977年には映画「007 私を愛したスパイ」の主題歌「私を愛したスパイ (Nobody Does It Better) 」が全米2位のヒットとなる。さらに1978年にはマイケル・マクドナルドと共作した「ユー・ビロング・トゥ・ミー」が全米6位を記録し、収録アルバム『男の子のように』はBillboard 200で10位に達した。1981年には自身初のスタンダード集『トーチ』を発表した。
1989年には映画「ワーキング・ガール(Working Girl)」の主題歌「Let the River Run」(邦題 ステップ・バイ・ステップ)でアカデミー歌曲賞を受賞しているシンディ・ローパー、『ワーキング・ガール』ミュージカルの音楽を制作 - BARKS。
この曲は後にTBS系ドラマHOTELの主題歌として1990年に白鳥英美子、1992年に島田歌穂によってカバーされ、1994年にはドラマの挿入歌として使用された。
2005年にスタンダードのカバー集『』が全米7位を記録し、27年ぶりの全米トップ10アルバムとなった。
2022年5月4日、米Rock & Roll Hall of Fame Foundationのロックの殿堂にて、パフォーマンス賞を受賞。
File:Carly Simon Elektra Promo.JPG|1978年頃のフォト File:Carly Simon - 1978.jpg|1978年頃のフォト
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- 『カーリー・サイモン』 - Carly Simon(1971年)
- 『アンティシペイション』 - Anticipation(1971年)
- 『ノー・シークレッツ』 - No Secrets(1972年)
- 『ホットケーキ』 - Hotcakes(1974年)
- 『人生はいたずら』 - Playing Possum(1975年)
- 『見知らぬ二人』 - Another Passenger(1976年)
- 『男の子のように』 - Boys in the Trees(1978年)
- 『スパイ』 - Spy(1979年)
- 『パーティへようこそ』 - Come Upstairs(1980年)
- 『トーチ』 - Torch(1981年)
- 『ハロー・ビッグ・マン』 - Hello Big Man(1983年)
- 『スポイルド・ガール』 - Spoiled Girl(1985年)
- 『カミング・アラウンド・アゲイン』 - Coming Around Again(1987年)
- 『マイ・ロマンス』 - My Romance(1990年)
- 『愛に揺れる想い』 - Have You Seen Me Lately(1990年)
- 『届かぬ手紙』 - Letters Never Sent(1994年)
- 『フィルム・ノアール〜銀幕への想い』 - Film Noir(1997年)
- 『ザ・ベッドルーム・テープス』 - The Bedroom Tapes(2000年)
- 『ムーンライト・セレナーデ』 - Moonlight Serenade(2005年)
- 『イントゥ・ホワイト』 - Into White(2007年)
- 『ディス・カインド・オブ・ラヴ』 - This Kind of Love(2008年)
- Never Been Gone(2009年)
ライブ・アルバム
- 『グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』 - Greatest Hits Live(1988年)
サウンドトラック
- 『ワーキング・ガール』 - Working Girl(1989年) - マイク・ニコルズ監督映画のサウンドトラック
- 『ディス・イズ・マイ・ライフ』 - This Is My Life(1992年) - ノーラ・エフロン監督映画のサウンドトラック
その他のアルバム
- Romulus Hunt: A Family Opera(1993年) - サイモンが作詞・作曲したオペラ作品のアルバムで、サイモン本人はボーナス・トラックのみ歌唱。
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/21 16:52 UTC (変更履歴)
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