井上雄介 : ウィキペディア(Wikipedia)
井上 雄介(いのうえ ゆうすけ、1986年9月5日 - )は、千葉県茂原市出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
プロ入り前
千葉経大附属高校では、シニア時代からのチームメイトである松本啓二朗と左右の投手の二枚看板を形成し、打線の中軸を担った。3年夏に甲子園に出場。3回戦ではダルビッシュ有を擁する東北高校を下し、その後ベスト4まで勝ち上がった。
進学した青山学院大学では野手転向を考えていたが、大学側は投手として評価しており、転向せず投手として活躍した大学野球 2008秋季リーグ戦展望号(ベースボール・マガジン社)。同期に高島毅、久古健太郎がいる。文学部史学科に在籍し、卒業論文のテーマは「承久の乱」だった。東都大学リーグ通算39試合登板、8勝11敗、防御率2.61、159奪三振。
2008年度ドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスに4巡目で指名され、入団。
楽天時代
は、怪我のため二軍での登板もなかった。に一軍初登板を果たす。
、10月4日に球団から戦力外通告を受けた来季の選手契約に関して楽天球団公式サイト2013年10月4日配信。
楽天退団後
12月8日、マネジメント事務所を通じて、翌年1月末からトライアウトリーグのテキサス・ウィンターリーグに参加し、米国球団との契約を目指すことを発表し楽天自由契約の井上が米挑戦 1月末からトライアウトリーグ参加Sponichi Annex 野球 2013年12月8日配信、は米独立リーグ・ユナイテッドリーグ・ベースボールのと契約。
現役引退後
現在は高堀和也らとともに加圧ジム「アッティーボジム」のトレーナーをしている。また、2016年からは女子野球選手の六角彩子とともに野球スクール「ベースボールわくわく塾」のコーチも務めていた。
選手としての特徴・人物
最速153キロのストレートと、スライダー、カットボールなどの変化球が持ち味。
大学時代は、スライダーとカットボールのコンビネーションを多用していたが、監督の野村克也が緩急に有効なカーブを重要視していることを聞き、採り入れるという。
タレントの小倉優子と同じ小、中学校に通っていたため、カーブを「こりんボールと名付けます」と笑いながら述べたが、本気で習得予定だった。転校していて以来会っていないが「いつか球場に見に来てほしい」と熱望しているスポーツニッポン 「井上『こりんボール』で幻惑だ!」2008年12月18日付けの記事より。
詳細情報
年度別投手成績
楽天 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 38 | 7.0 | 14 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 9 | 9 | 11.57 | 2.43 | |
2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | 17 | 3.2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 2 | 2 | 4.91 | 1.64 | ||
通算:2年 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 55 | 10.2 | 20 | 4 | 3 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 11 | 11 | 9.28 | 2.16 |
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記録
- 初登板:2010年5月9日、対北海道日本ハムファイターズ8回戦(函館オーシャンスタジアム)、7回裏2死に2番手で救援登板・完了、1回1/3を無失点
- 初勝利:2010年5月14日、対広島東洋カープ2回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回裏に5番手で救援登板、1回無失点
- 初奪三振:2010年7月1日、対オリックス・バファローズ12回戦(京セラドーム大阪)、7回裏に大引啓次から空振り三振
背番号
- 49 (2009年 - 2013年)
登場曲
- 『TRUTH』T-SQUARE(2010年 - )
- エレクトリカルパレード(2012年)
関連項目
- 東北楽天ゴールデンイーグルスの選手一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/10 21:52 UTC (変更履歴)
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