江戸木純 : ウィキペディア(Wikipedia)
江戸木 純(えどき じゅん、1962年 - )は、日本の映画評論家。有限会社エデンの代表取締役。本名は古谷 文雄(ふるや ふみお)。ペンネームはエド・ウッド・ジュニアに由来する早川書房編集部「エド・ウッドの情熱だけは誰にも笑えない」『エド・ウッド 史上最低映画監督』ルドルフ・グレイ著、早川書房、1995年、337ページ。ISBN 4-15-207918-5。。
人物
東京都出身。東北新社やギャガで外国映画の買い付けを行い、『死霊の盆踊り』や『ベルリン忠臣蔵』をはじめとする数百本の劇場未公開映画の宣伝に係わる。
独立後には「行動的批評」をモットーとした映画評論家として活動を開始し、『ムトゥ 踊るマハラジャ』、『ロッタちゃん』、『処刑人』などの日本未公開作品を紹介する。1998年11月には妻と共に有限会社エデンを設立し、外国映画の配給を行うようになる。
『王様の漢方』(2002年、日中合作)、『丹下左膳・百万両の壺』(2004年、日本)では、製作、脚本も行っている。
イギリスから超低予算ゾンビ映画『』を買い付け、作品プロモーションも兼ねて、2011年2月末に第一回東京国際ゾンビ映画祭を開催する。
著書
- 『地獄のシネバトル―世紀末映画読本』洋泉社、1993年5月。
- 『地獄のハリウッド―SEXと殺人とスキャンダルの映画史』洋泉社、1995年1月。(青山正明、大内稔、越智道雄、大久保賢一他と共著)
- 『インド極楽映画最高傑作 ムトゥ踊るマハラジャのすべて』ジャパンミックス、1998年6月。
- 『映画突破伝―「人肉饅頭」から「クイーン・コング」まで』洋泉社、2001年7月。(叶井俊太郎と共著)
- 『関根勤×江戸木純 シネマ十番勝負』富士見書房、2003年5月。(関根勤と共著)
- 『バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争 邦画バブル死闘編〈2007‐2008年版〉』洋泉社、2009年3月。(柳下毅一郎、クマちゃんと共著)
- 『日本映画空振り大三振 ~くたばれ!ROOKIES』洋泉社、2010年6月。(柳下毅一郎、クマちゃんと共著)
- 『世界ブルース・リー宣言 ~龍教聖典~』洋泉社、2010年7月。
翻訳
- 牛波『王様の漢方』 講談社、2002年。
フィルモグラフィ
- 『王様の漢方』 (2002) - 製作・脚本
- 『丹下左膳・百万両の壺』 (2004) - 製作・脚本
出典
外部リンク
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