南美希子 : ウィキペディア(Wikipedia)

南 美希子(みなみ みきこ、1956年2月26日 - )は、日本のフリーアナウンサー、タレント、ナレーター。元テレビ朝日アナウンサー。東京女学館大学(現在は閉学)客員教授。東京都世田谷区出身。2024年7月1日より、生島企画室と業務提携をしている。以前は太田プロダクション、Megu Entertainmentに所属していた。

ナレーションを行う際は、MIKIKO(みきこ)名義でも活動している。

来歴

東京女学館中学校・高等学校卒業、聖心女子大学文学部国語国文学科中退。中学・高校の同級生に浅田美代子がいる。

同大学3年次にテレビ朝日(入社試験当時:日本教育テレビ、入社時:全国朝日放送)のアナウンサー試験に合格したため、1977年、大学を中退して同社アナウンス部に入社する。情報番組や歌番組を担当する傍ら、上司や制作現場に直訴して当時では女性アナウンサーが配属されることのなかったバラエティ番組に進出し、「元祖女子アナ」として広く知られるようになった。

1986年、テレビ朝日を退社してフリーアナウンサーになる。退社後もテレビ朝日の番組に出演することが多く、1986年から1992年まで『OH!エルくらぶ』の司会を担当したほか、『タモリ倶楽部』の鉄道愛好家企画にもレギュラー出演している(局アナ時代には国鉄提供の番組「みどりの窓口」を担当していたこともある)。2000年から2004年にかけてはテレビ朝日番組審議会委員も務めた。

1996年に建築家の堀池秀人と結婚し、同年に長男を出産する。2013年9月、堀池と離婚した。長男はボカロPとして活動するShuである。

人物

  • 「健康・美容コミュニケーター」「睡眠指導士」などの資格を持ち、美容ライターとしての活動も行っている。
  • テレビ朝日時代同期の古舘伊知郎と親しく、古舘のことを「イッちゃん」と呼ぶ。互いにフリーアナウンサーになってからは、『オシャレ30・30』(日本テレビ)や『クイズ日本人の質問』(NHK総合)などの番組で共演している。
  • おでこに特徴的なシワができるため、前田武彦からは「小判ちゃん」と呼ばれていた。伊丹十三からも「あなたのおでこは値打ちあるよ」と評されたことがある「大病人の大現場」(ジェネオン エンタテインメント)。

出演

テレビ

テレビ朝日

レギュラー番組

期間番組名役職備考
1978年10月降板時期不明クイズタイムショックアシスタントいずれの各番組も、同局アナウンサーとして出演
1980年10月1983年9月クイズマガジン司会
1981年4月1982年3月おはようテレビ朝日
1982年5月20日1982年5月27日夢のビッグスタジオ
1983年4月1986年3月おはよう!ゲートボールアシスタント
1985年10月トゥナイトサブ司会同局アナウンサーとして出演、同番組降板と同時に同局を退社
1986年4月1992年3月OH!エルくらぶ進行司会両番組ともフリーとして出演
1990年4月1991年3月ホットライン110番メイン司会

イレギュラー・ゲスト出演番組

  • みどりの窓口(1970年代)
  • サンキュー先生(ニュースキャスター・南美希子〈本人〉役)
  • 西部警察 第118話『あの歌をもう一度』(1982年2月21日、『テレビ朝日新人歌謡祭』司会役)
  • 土曜ワイド劇場
    • 『エアロビクス殺人事件』(1983年11月12日)
    • 『白い肌に妖しき黒髪』(1984年4月21日)
    • 『密会の宿1 義姉の白い肌が夫を襲う…女美容師の完全犯罪』(1984年11月3日)
日本テレビ
期間番組名役職
1987年10月1988年9月午後は○○おもいッきりテレビ15時台コーナー『うわさのうわさ』進行役
1988年10月1989年3月芸能スクランブル総合司会
時期不明クイズ世界はSHOW by ショーバイナレーション兼海外パートの吹き替え※『MIKIKO』名義での担当
1990年4月1994年3月EXテレビ月曜日サブ司会
TBS
  • 白熱ライブ ビビット(2016年3月 - 2017年3月、水曜日→木曜日コメンテーター)
フジテレビ
期間番組名役職
1999年4月1999年7月社会の窓『三賢人』側での出演
2017年7月3日2022年4月1日バイキング→バイキングMORE準レギュラー
読売テレビ
期間番組名役職備考
1994年4月2007年9月ザ・ワイド水・木曜日コメンテーター日本テレビとの共同制作番組として放送
2003年7月時期不明たかじんのそこまで言って委員会パネリスト2ヶ月に1〜2回ペースでの出演

ラジオ

  • 南美希子のフレンドトーク(TBSラジオ)
  • BE-MAX the SUN presents 稲川竜生 めざせ健康美人(2017年4月 - 2019年9月、FM NACK5)『びーさんぼーいず〜Be SUNDAY BOYS〜』内包
  • ENTERTAINMENT NEXT!(2018年4月 - 2021年3月、ニッポン放送)

CM

  • 全国牛乳普及協会(現:日本酪農乳業協会)インフォマーシャル 「南美希子のもっとしっかり!カルシウム」
  • 山一證券
  • アリコジャパン(2003年 - 2006年)

CD

  • 嘉門達夫 「関西キッズ」(1992年、『怒濤の達人』収録曲) - MC 役

著作

著書

  • 『もっとしなやかに もっとしたたかに』(テレビ朝日、1982年)
  • 『おとこの勘ちがい』(文藝春秋、1989年)
  • 『30ans(トランタン)個人的恋愛論』(講談社、1991年)
  • 『お嫁にいくまでの女磨き』(光文社、 1992年)
  • 『失恋術』(サンマーク出版、1994年)
  • 『私が結婚した理由』(光文社、1995年)
  • 『男の品さだめ』(文藝春秋、1997年)
  • 『恋をつかみ仕事で輝く』(講談社)
  • 『40才からの子育て』(光文社、1999年)
  • 『ママというお仕事』(光文社、2001年)
  • 『オバサンになりたくない!』幻冬舎、2007.3 のち文庫
  • 『LOVE握力 恋愛と結婚で失敗しないための50のルール』 (Glamorous book)講談社、2010.7
  • 『美女のナイショの毛の話』幻冬舎文庫 2010.12
  • 『「老けない人」ほどよく喋る 健康長寿のカギは話し方にあった』ワニブックス|PLUS|新書 2023.7

共著

  • 『マスコミに騙されない子育て法 確かな情報の見極め方』和田秀樹共著 三修社、2007.8

翻訳

  • レイル・ラウンデス『最高の恋を射止める85の方法 理想の男性をゲットする情熱的な恋の手引書』監訳 日本文芸社、1998.11
  • ディーパック・チョプラ『親と子の心育て7つのルール 幸せに気づくメンタル・ガイド』監訳, ユール洋子 訳 大和書房、1998.11
  • ディーパック・チョプラ『わが子に豊かさと成功をもたらす7つの法則』監訳, ユール洋子 訳 大和書房、2007.7

連載

  • JJ
  • 日経アントロポス
  • 週刊文春
  • 日本経済新聞 『育児の快楽』

同期のアナウンサー

  • 古舘伊知郎(フリーアナウンサー、古舘プロジェクト所属)
  • 佐々木正洋(フリーアナウンサー)
  • 渡辺宜嗣(フリーアナウンサー)
  • 戸谷光照(フリーアナウンサー)
  • 宮嶋泰子(元テレビ朝日スポーツコメンテーター)
  • 吉澤一彦(フリーアナウンサー)
  • 中里雅子(フリーアナウンサー)
  • 伊福保子(現:小野保子、フリーアナウンサー)

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/11/01 08:38 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「南美希子」の人物情報へ